政治の季節【稗史(はいし)倭人伝】

稗史とは通俗的な歴史書等をいいます。
現在進行形の歴史を低い視点から見つめます。

麻生から正常な思考力が失われている!

2008-11-26 11:06:22 | 麻生太郎
世論調査をやるたびに内閣支持率は落ちているが、麻生と小沢の人気比べでは一貫して麻生が上回っている、ということがどうやら麻生の唯一の心の支えになっているらしい。
麻生はなんとしても麻生と小沢の一騎打ちという形に持ち込みたいようだ。
一騎打ちに持ち込んで、小沢を全国民の目の前で完膚無きまでに言い負かしてやろうという積もりでいるのだろう。

麻生首相:「党首討論に応じよ」 2次補正は帰国後に判断 (毎日jp 11/24)

【リマ古本陽荘】麻生太郎首相は23日夜(日本時間24日朝)、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議閉幕後、リマ市内で記者会見した。08年度第2次補正予算案の取り扱いをめぐって民主党の小沢一郎代表が強く反発していることに関して「国会での党首討論を何度も提案しているが、残念ながら応じてもらったことがない。国会で堂々と論議するのはやぶさかではない、」と述べ、党首討論に応じるよう小沢氏に求めた。


断られても、無視されても馬鹿に熱心に要求しているが、何か大事なテーマでもあるのか。
『国会で堂々と論議する』というが、論議はいらない。
政策を出し、実行するのが総理の仕事だ。
政治家なら主張することがあれば政策で主張しろ。
その政策がまとまらないから党首討論を要求しているのは分かるが。
おしゃべりがしたければ記者会見でもぶら下がり会見でも、いくらでも機会があるはずだ。
国民に訴えたいことがあれば一人で堂々と言えばいい。
漫才師でもあるまいし、相方がいなけりゃ舞台に立てないか?

八方ふさがりの雪隠詰め寸前の麻生政権だが、どこまで分かっているのやら。

「2次補正は1月、1次で緊急分賄える」 25日の首相 (asahi.com 11/25)

――2次補正の提出を来年に予定しているという話ですが、総理は再三、年末年始の中小零細企業の資金繰りの話をしておられましたが、2次補正を年明けに先送りしても、問題はないというご認識でしょうか。

 「あのー、年末の、まず、資金繰りというものは、貸手、借り手、と二つ分けて考えないといかんと思っております。まず、借り手の方は、通産省(経産省)の所管の部分の、例の3兆円と6兆円、合計9兆円。あのもので、いま、順調に執行されておりますので、少なくとも借り手側に関して、資金繰りが12月に、とか、1月早々に窮することはないであろうと思っております。ただ、これは、貸手側の話とすごく連結しますんで、通産からのきちんとした貸し出し、もしくは、保証がついたら、その分だけ、貸手側の銀行が、その分のカネを引きあげた、いわゆる貸しはがし、という話です。もしくは、貸し渋りという話と密接に関係をしますので、金融強化法というのは、これに密接に関係してくるところでもありますので、この金融強化法との関係が極めて大きい。私どもは、そう思っております」

――これまで総理は経済対策は緊急の課題だとおっしゃていましたが、結果として先送りになることについて、これまでの姿勢と矛盾するのではないか、という批判も予想されるが。

 「あっ、それは全然矛盾しません。基本的には、私どもは1次補正でやれてる部分っていうのは、かなりの部分が進んでおりまして、少なくとも、あの、企業経営側に聞いて頂ければ、その点は、十分にいま、きちんと対応してもらっている、と答えて、答えられるはずです。また、いま、言われた、申し上げたように、借り手の中小零細の部分というのは、えー、経済産業省、また、いわゆる資金の枠、もしくは保証枠、そういったもので、少なくとも、いまの貸し出しで出てる度合いを見てれば、これで足りるはずだと思いますが、問題は年度末。年末と違いますからね。年度末に関しては、新たな、これは、決算対策が出てくることになりますんで、ここはまた、別の対策がいる、というのが、考え方でありまして、いますぐ、緊急対策を要するものは1次補正のもので、かなりの部分はまかなえていようと思っております


年末の資金繰り対策の重要性を繰り返し強調していたが、なんのことはない、一次補正で足りていたのか!!
こんどは年度末?
『年末は、ボーナスというものを出さなきゃならん。年末年始の休みもある。中小零細企業は一月半の操業で五ヶ月分の給料を出さなきゃいかんから資金繰りが大変なのだ』
三ヶ月分の冬のボーナスを出せる中小零細企業がどれだけあるか!
いかにも知ったかぶりで能書きたれていたのは何だったのだ?
二次補正は緊急に通す必要のないものだったのか?
それじゃ何で解散を先に延ばしたのだ?
さすがに体裁悪いとみえて、アレコレ訳の分からぬことを並べ立てているが、本人も何を言ってるか分からない状態に陥っている。
分裂症患者のうわごと同然だ。
正常な思考力がなくなっている。

臨時国会を延長する気もなかったくせに、”テロ法案”の成立が難しくなったとなると簡単に会期延長。
麻生内閣の最優先政策はインド洋での給油なのか!
この経済危機のさなか、庶民の暮らしの困窮をよそにインド洋か!
優先順位が違うだろう!

福田が投げ出した政権を拾った麻生。
というより、福田は麻生に拾わせたのだろう。
福田は麻生が馬鹿だということを知らなかったのか?
麻生を幹事長にするくらいだから知らなかったのかもしれない。
すでに麻生内閣は福田が投げ出したときよりひどい状態になっている。
このところさっぱり表舞台に出てこないようだが、デタラメ麻生内閣を産んだ責任の大半は福田にある。
”ボクには関係ない”と涼しい顔をしている場合ではない!



朝のニュースで28日に党首討論をやることになったといっていた。
それはそれで結構だが、麻生が墓穴を掘ることにもなりかねない。
福田も小沢との党首討論で泣き言を並べ立て男を下げたことがあった。
漢字の間違いでもやらかせば命取りになるぞ。




暫定税率廃止!天下り禁止!議員世襲禁止!


古書 那珂書房

特に歴史書が充実しています


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (あっちゃん)
2008-11-26 13:14:59
注意すべきは
「どっちもどっち」
と、麻生のかたをもつマスコミの評論。
これに持ってゆけば、麻生の大勝ち。
しかし、もはや安倍末期のようにマスコミ「鈍」調も流れ気味。
それが読めない麻生である。
いつものように、周りはとりつくろって媚びる、と確信している。スゴイ自信だ。態度に出てしまう。
「そうやって生きてきた俺。」

だから漢字も読めない
返信する
あっちゃん 様 (亭主)
2008-11-26 17:37:18
あっちゃん様

中立の振りをしてさりげなく自民の肩を持つマスコミ。
政府からナントカ委員などとお呼びがかかるのを物欲しげに待っている奴も多い。
すでに取り込まれている奴らも大勢いる。

しかし、はじめは『漢字の読み間違いはだれにでもある』などと言っていた奴も、余りの間違いの多さに最近は庇おうともしなくなっている。

少しずつ御用マスコミの論調も厳しくなりつつある。

             亭主
返信する