民主党も大分モタモタしているが、自民党の方がそれ以上なのでまだまだ余裕をもっていられる。
自民党は、てんでんバラバラに分解・消滅への道を探っている。
本人達はそれぞれ大まじめに駆け回っているのだろうが、藻掻けば藻掻くほど死期を早める。
真保守研、再始動へ 安倍元首相を新会長に (産経ニュース)
2009.10.28 01:01
保守勢力の再結集を掲げる自民党国会議員を中心とした「真・保守政策研究会」は27日、国会内で衆院選後初の幹部会を開き、民主党を中心とする政権が誕生したのを受けて、活動を再開させる方針を決めた。11月中旬にも総会を開く。また、平成19年12月の発足から会長を務めていた中川昭一元財務相の死去を受けて、後任に安倍晋三元首相を内定した。
安倍氏を会長にする人事は、中川氏が衆院選落選直後に希望していたといい、中川氏の遺志を継ぐことを重視した。
真保守研は、先の衆院選で、所属する議員が77人から45人に減少した。このため幹部会は、自民党を中心に新たに参加者を募ることも決めた。
自分たちこそ自民党の救世主たらんと思いこんでいるのだろうが、ここまでの自民党没落の最大の功労者たちである。
中川昭一から安倍晋三への交代劇というのも落ち目の自民党を見事に象徴している。
保守という言葉につられるのは、もともとの右翼連中だけである。
多くの有権者にとってはもはや死語である。
もともとの自民党支持者に訴えるだけのことで、離れていく有権者の方が多い。
もっとも、彼等の趣味の集まりと考えれば騒ぐほどのことでもない。
故中川元財務相、正三位に (NIKKEI NET 10/27)
政府は27日の閣議で、4日に東京の自宅で死亡しているのが見つかった故中川昭一元財務相を正三位に叙し、旭日大綬章を贈ることを決めた。
勲章が欲しければやればいい。
しかし位階は不要であろう。
一般に”官位官職”といわれる。
”官職”は職務を表す。
古くは、左大臣、右大臣、大納言等々ピンからキリまである。
その上に太政大臣、さらには摂政・関白。
現代ならば、内閣総理大臣、衆議院議長、東京都知事、長崎市長、広島警察署長、あるいは東海村役場庶務課長、大阪府警巡査、海上自衛隊二等陸士等々が官職に当たる。
しかし現在、官位(位階)は死後にのみ与えられることになっている。
生前贈れないものが、なぜ死後ならいいのか?
勲章に等級をつけるのはいい。
しかし官位は別である。
官位は天皇の臣下たる者の序列である。
戦後一旦廃止された生前叙勲が復活したときにも、復活できなかったのが生前叙位である。
奈良時代以前からの天皇統治のシステムを今に残す事の意味はまったくなかろう。
国民と天皇との関係が変化しているのである。
気分の悪い制度である。
政権交代を機に官位制は廃止して貰おう。
それにしても、民主党政権が最初に追贈した官位が中川昭一というのは皮肉と言うべきか。
民主党政権樹立に大いなる功績はあったのは間違いないが……。
他にも次の選挙に向けて一生懸命やっている積もりの奴らがいる。
自民、世襲制限を事実上撤回 (asahi.com 10/23)
自民党は23日の臨時役員会で、次の総選挙の公認候補予定者となる小選挙区支部長の選任基準を決めた。比例区での復活当選者を含め現職は原則支部長とし、落選者は年齢や惜敗率、地方組織の意向などを勘案して年内に決める。8月の総選挙でマニフェスト(政権公約)に掲げた世襲制限は事実上撤回した。
世襲でも何でも、選挙に勝てる奴が良い候補。
第一、今や自民党内で世襲でない奴を探す方が難しい。
世襲否定は自己否定につながる。
しかし世襲候補を増やせば、国民はますます自民党を見離す。
世襲候補一人当選させれば、そのおかげで三人が落選する。
しかし、自民党ではこんな高等算術は理解できないだろう。
次は足し算。
改革クラブ、中村喜四郎氏加わり政党要件満たす (2009年10月19日 読売新聞)
改革クラブ(代表・渡辺秀央参院議員)は19日、無所属の中村喜四郎衆院議員が合流し、所属国会議員が5人となったと発表した。
先の衆院選の結果、参院議員4人だけとなり、政党交付金を受けるための政党要件を失っていたが、中村氏の合流で回復した。
中村喜四郎は選挙はめっぽう強い。
汚職で裁判を受けている間も9年間当選を続け、有罪が確定して初めて議員辞職した男である。
刑務所を出てからまたまた当選を続けている。
政権交代など”どこ吹く風”と無所属で小選挙区を勝ち上がってきた。
これで4+1=5
自民、衆院会派名「自民党・改革クラブ」に (YOMIURI ONLINE 10/20)
自民党は20日午前、衆院の会派名を「自民党・改革クラブ」に変更することを衆院事務局に届け出た。
改革クラブに入党した中村喜四郎・元建設相と統一会派を結成したことに伴うもの。衆院の新勢力分野は次の通り。
民主党・無所属クラブ311▽自民党・改革クラブ119▽公明党21▽共産党9▽社民党・市民連合7▽みんなの党5▽国民新党3▽国益と国民の生活を守る会3▽無所属2
201+5=206
201は衆参合わせての自民党議員数である。
大勢に影響はないが、溺れる者はわらをも掴む。
こんな奴らは、いざ選挙の時には何の役にも立たないということが見えていない。
次は引き算。
河野太郎氏、青木前参院議員会長に引退勧告 (YOMIURI ONLINE 10/22)
自民党の河野太郎国際局長は22日配信の自らのメールマガジンで、来夏に改選を迎える青木幹雄・前参院議員会長について、引退すべきだとの考えを示した。
河野氏は「参院選の候補者は、勝てる候補に差し替えなければならない。青木氏が自分はやるけどダメな奴(やつ)は差し替えるよとか、自分がやるからみんなやろう、というわけにはいかない」とけん制した。
引き算の対象は森喜朗や青木幹雄である。
しかし、彼等こそ自民党の精髄である。
彼等こそが自民党なのである。
彼等がいなくなったら自民党が自民党でなくなってしまう。
まだまだ現役で活躍して欲しい人材である。
無理な引き算に挑戦などせずに自分が出て行った方がよさそうなものだが……。
何を足そうが何を引こうが、結局は引き算になってしまうのが今の自民党である。
政の次は官と財とマスコミと!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/60/fbd99c70e1c2af4c021357d4f6c0ced2.png)
古書 那珂書房
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/50/ff78e1c6621e945f3a33320ca82d3fa7.jpg)
特に歴史書が充実しています
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本人達はそれぞれ大まじめに駆け回っているのだろうが、藻掻けば藻掻くほど死期を早める。
真保守研、再始動へ 安倍元首相を新会長に (産経ニュース)
2009.10.28 01:01
保守勢力の再結集を掲げる自民党国会議員を中心とした「真・保守政策研究会」は27日、国会内で衆院選後初の幹部会を開き、民主党を中心とする政権が誕生したのを受けて、活動を再開させる方針を決めた。11月中旬にも総会を開く。また、平成19年12月の発足から会長を務めていた中川昭一元財務相の死去を受けて、後任に安倍晋三元首相を内定した。
安倍氏を会長にする人事は、中川氏が衆院選落選直後に希望していたといい、中川氏の遺志を継ぐことを重視した。
真保守研は、先の衆院選で、所属する議員が77人から45人に減少した。このため幹部会は、自民党を中心に新たに参加者を募ることも決めた。
自分たちこそ自民党の救世主たらんと思いこんでいるのだろうが、ここまでの自民党没落の最大の功労者たちである。
中川昭一から安倍晋三への交代劇というのも落ち目の自民党を見事に象徴している。
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もともとの自民党支持者に訴えるだけのことで、離れていく有権者の方が多い。
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故中川元財務相、正三位に (NIKKEI NET 10/27)
政府は27日の閣議で、4日に東京の自宅で死亡しているのが見つかった故中川昭一元財務相を正三位に叙し、旭日大綬章を贈ることを決めた。
勲章が欲しければやればいい。
しかし位階は不要であろう。
一般に”官位官職”といわれる。
”官職”は職務を表す。
古くは、左大臣、右大臣、大納言等々ピンからキリまである。
その上に太政大臣、さらには摂政・関白。
現代ならば、内閣総理大臣、衆議院議長、東京都知事、長崎市長、広島警察署長、あるいは東海村役場庶務課長、大阪府警巡査、海上自衛隊二等陸士等々が官職に当たる。
しかし現在、官位(位階)は死後にのみ与えられることになっている。
生前贈れないものが、なぜ死後ならいいのか?
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しかし官位は別である。
官位は天皇の臣下たる者の序列である。
戦後一旦廃止された生前叙勲が復活したときにも、復活できなかったのが生前叙位である。
奈良時代以前からの天皇統治のシステムを今に残す事の意味はまったくなかろう。
国民と天皇との関係が変化しているのである。
気分の悪い制度である。
政権交代を機に官位制は廃止して貰おう。
それにしても、民主党政権が最初に追贈した官位が中川昭一というのは皮肉と言うべきか。
民主党政権樹立に大いなる功績はあったのは間違いないが……。
他にも次の選挙に向けて一生懸命やっている積もりの奴らがいる。
自民、世襲制限を事実上撤回 (asahi.com 10/23)
自民党は23日の臨時役員会で、次の総選挙の公認候補予定者となる小選挙区支部長の選任基準を決めた。比例区での復活当選者を含め現職は原則支部長とし、落選者は年齢や惜敗率、地方組織の意向などを勘案して年内に決める。8月の総選挙でマニフェスト(政権公約)に掲げた世襲制限は事実上撤回した。
世襲でも何でも、選挙に勝てる奴が良い候補。
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世襲否定は自己否定につながる。
しかし世襲候補を増やせば、国民はますます自民党を見離す。
世襲候補一人当選させれば、そのおかげで三人が落選する。
しかし、自民党ではこんな高等算術は理解できないだろう。
次は足し算。
改革クラブ、中村喜四郎氏加わり政党要件満たす (2009年10月19日 読売新聞)
改革クラブ(代表・渡辺秀央参院議員)は19日、無所属の中村喜四郎衆院議員が合流し、所属国会議員が5人となったと発表した。
先の衆院選の結果、参院議員4人だけとなり、政党交付金を受けるための政党要件を失っていたが、中村氏の合流で回復した。
中村喜四郎は選挙はめっぽう強い。
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刑務所を出てからまたまた当選を続けている。
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これで4+1=5
自民、衆院会派名「自民党・改革クラブ」に (YOMIURI ONLINE 10/20)
自民党は20日午前、衆院の会派名を「自民党・改革クラブ」に変更することを衆院事務局に届け出た。
改革クラブに入党した中村喜四郎・元建設相と統一会派を結成したことに伴うもの。衆院の新勢力分野は次の通り。
民主党・無所属クラブ311▽自民党・改革クラブ119▽公明党21▽共産党9▽社民党・市民連合7▽みんなの党5▽国民新党3▽国益と国民の生活を守る会3▽無所属2
201+5=206
201は衆参合わせての自民党議員数である。
大勢に影響はないが、溺れる者はわらをも掴む。
こんな奴らは、いざ選挙の時には何の役にも立たないということが見えていない。
次は引き算。
河野太郎氏、青木前参院議員会長に引退勧告 (YOMIURI ONLINE 10/22)
自民党の河野太郎国際局長は22日配信の自らのメールマガジンで、来夏に改選を迎える青木幹雄・前参院議員会長について、引退すべきだとの考えを示した。
河野氏は「参院選の候補者は、勝てる候補に差し替えなければならない。青木氏が自分はやるけどダメな奴(やつ)は差し替えるよとか、自分がやるからみんなやろう、というわけにはいかない」とけん制した。
引き算の対象は森喜朗や青木幹雄である。
しかし、彼等こそ自民党の精髄である。
彼等こそが自民党なのである。
彼等がいなくなったら自民党が自民党でなくなってしまう。
まだまだ現役で活躍して欲しい人材である。
無理な引き算に挑戦などせずに自分が出て行った方がよさそうなものだが……。
何を足そうが何を引こうが、結局は引き算になってしまうのが今の自民党である。
政の次は官と財とマスコミと!
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古書 那珂書房
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特に歴史書が充実しています
いずれにせよ、100年に1度の経済危機の最中に小さな政府を説くなど、空気を読めないKY野郎につける薬はないですね。
改革クラブの渡辺秀央は、民主党の比例代表で当選した男ですね。離党しても議員でいられるのが不思議。こういう人たちに頼ることで既に自民は終わってますね。
現在民主側が言っている「政権交代可能な議会制民主主義の確立」ということは20年前に自民が身を削る覚悟で打ち出した政治改革大綱に記されていますし。もっともそれを打ち出した連中のほとんどは民主に居るのですが。
いわば身を削る覚悟を決められず、利権で楽をしたい連中(野中、亀井など)がイデオロギーの真逆な政党と連立という足し算を行い、結果として大きな引き算となったのではないでしょうか。
関係ないですが、昨日我がホームタウンの自民党ビルの前を通り、谷垣さんのポスターが張ってあるのにまったく気がつかず、素通りしてしまいました。アデランスか紳士服のコナカのポスターかと思いました。この自民党ビルもあと何か月で解体かなんだなぁ…
自民党は役者不足が明白です。
追求の材料も不足していますね。
「あんたたちに言われたくない」
これですべての答弁が済んでしまいます。
これから4年間こんな調子なんでしょうか。
総裁選で敗れる前だったら、もう少し高値で売れたでしょうが、今となっては捨て値で身売りするほかないでしょう。
>改革クラブの渡辺秀央は、民主党の比例代表で当選した男ですね
そのせいで自民党に入党できないでいます。
政党助成金をもらいたくていつもメンバー集めに四苦八苦しています。
まあ、来年夏の参院選までの命でしょう。
足し算をしたつもりが引き算になっていた、というのは鋭いご指摘ですね。
数合わせで政権にしがみつき、小泉旋風で延命し、すっかり楽して暮らす味を覚えてしまっていたのでしょう。
いまさら汗を流して働くことなどできないでしょう。
まったく鳩山政権に脅威を与えません。
そういえば、自民党ビルの敷地は国有地でしたね。
地代を大幅に上げて自民党を締め上げることもできますね。
いっそ立ち退きを求めても面白いですね、