醤油庫日誌

やかんの映画ドラマ感想文。

「柳生武芸帳」

2007年10月25日 | 【や・ら・わ行】タイトル
1961年、ニュー東映。
主演、近衛十四郎。
まーた、山城新伍の若侍ですか……言ったらなんだが大根です。
……「マッコイと野郎ども」のトニー・カーチスの吹き替えは軽妙ですごく好きだったんですけどね。
山城さん左利きなんですか? 「獄門坂の決斗」では左手にお箸を持ってましたが時代劇ではちょっと。
天井に飛び上がったり、畳を槍で突いてはね飛ばしたり、廊下を走りながら透明人間になったり、殺陣が忍術合戦になってしまってやや期待はずれ。
……やかんはやっぱり十四郎さまの豪快刀捌きが見たかったのでござる。
見所は殺陣よりも、十四郎さまが男装のお姫様と相部屋になって困惑しまくるシーンであります。
もう十四郎さまってばラブリー!
近衛さんご本人は祇園のお茶屋遊びで有名な役者さんでしたが、なぜか女には絶対手を出さない役ばかりなさってます。
顔はそっくりでも松方弘樹のイメージとダブらないのが面白いです。