醤油庫日誌

やかんの映画ドラマ感想文。

デイアフタートゥモロー

2017年06月07日 | 【た行】タイトル
2004年
高潮のみるみる盛り上がる水面、野放図に暴れまわる竜巻、これは怖い。大災害にはなすすべもない。
しかしこの映画のメインは氷河期の急襲、であって。
冒頭の棚氷の亀裂を氷のサンプル土管を抱えて飛び越える仕事バカ学者……という主人公の登場シーンになにやらB級の臭いが。
不安は的中、ストーリーとしてはなんやこれ、でした。
この学者が氷河期クラスの寒波に襲われたニューヨークに、高校生の息子ちゃんがいるから心配!ってんでわざわざお迎えに行くの。
居ても立っても居られない気持ちはわかるが、パパが行ってもどうなるもんでなし。
台風の目に向かって徒歩で進むって、しかもマイナス100℃なんでしょ?
八甲田山どころじゃないでしょ。
案の定パパは同行者を死なせるわ、ケガさせるわ、もう大変。
一方息子ちゃんはお友達と洪水寒波敗血症オオカミと冒険いっぱい。
オオカミは余計だろ、いくらなんでも。
息子ちゃんは図書館の本を暖炉でガンガン燃やして、マイナス100℃を無事乗り切ったのでした。
パパもようやくたどり着き感動の再会、パパは約束を守った……それよりパパ、ドア閉めてー!開けっ放ししないで!
台風って、台風の目が過ぎた後の吹き返しのほうが怖いんだが、この巨大台風は吹き返しがないようでした、いきなり台風一過。
でも雪と氷で南極状態になった都市の上に輝く雲と冷たそうな青空がとても美しい映像で見ほれました。
結局、氷河期になったのならなかったの?テレビ版なのでようわからん。

蒲田行進曲

2017年06月07日 | 【か行】タイトル
蒲田といいながら、これは太秦行進曲。
やかんは太秦の近くで育ちましたゆえ、映画村近辺の風景が懐かしかったです。
小学校のプールで結膜炎になると、嵐電で大映通りの眼科医院に通いました。
父も小学生の頃、診てもらっていたという、おばあさんの女医さんが現役でやってらした。
本屋のたぬき堂、喫茶アオイアン、スーパーニッサン。
嵐電の間の抜けた踏切音もいいですね。
太秦以西は製材所が多かったので、外科病院がたくさんありました。
あの病院もそう。
あ、保津峡駅だ、ブラスバンドは嵯峨野高校か?
昭和時代に地元にタイムスリップ的楽しみがありました。
映画は……えーと、おでん鍋ひっくり返しに始って、ヤスが部屋を無茶苦茶にするところ、いくら昔でも110番されません?
DVシーンはやり過ぎではないかと。
観ててうんざり。