醤油庫日誌

やかんの映画ドラマ感想文。

ゴッドファーザー

2017年07月30日 | 【か行】タイトル
映画は知っていても、今までちゃんと見たことがなかった。
暴走族が愛のテーマのメロディーホーンを使うでしょ。
今はもうすっかり減りましたけど。
それもあるけど、あの重い甘ったるいメロディに食傷していたんです。
でも誤解でした、ずっとあのテーマ曲が鳴り響いているかと思ってたけど、そんなことない、ぜんぜんない。
洋の東西を問わず、やくざの妻はなるもんじゃないですね。
こんな扱いに我慢して姐さんやってやることない。
シチリアの時の止まったような田舎の風景がひたすら美しい。

鬼平犯科帳(萬屋版)

2017年07月30日 | 【あ行】タイトル
てっつぁん成分が一番濃い、愚連隊上りの雰囲気が濃厚な鬼平。
キンキン声と独特の舌足らずなせりふ回しも聞きなれれば面白い。
一番捕まりたくない長官、だってサディスティックなんですもの。
悪党を斬るときも他の長官(吉右衛門、丹波)なら真剣な顔で
「地獄へ行けぃ」ズバッ! なんですが、錦之介長官は怖い笑顔で
「……死ねよ(キンキン声)」ズバッ!
拷問でも嬉々として
「ワシがやるっ」
目つきが逝ってるかんじで、狂気含みのサド長官。

PLANET OF THE APES/猿の惑星

2017年07月02日 | 【は行】タイトル
2001年 アメリカ
お猿の操縦士?なんで猿に任せるの?人手があるんだし、なにも猿に調査飛行させなくても……というところが実は伏線だったのである。お猿のペリクレーズに宇宙ポッドに乗ってもらわなくてはオチにならなかったのである。猿の将軍、猿の令嬢、いずれもビックリしたり激したときは、キーッと歯をむいたりウッホウッホ吠えたり、その辺を駆け上ったりするのがいちいち可笑しい。賢くなってもお猿はお猿ってことか?差別的な表現ね、と進歩的な猿令嬢なら言うか。主人公は猿令嬢にキスして別れ(するんだ……)、宇宙ポッドで地球に戻る。そこには……。言うたらなんだが、もともとリンカーンってチンパンジーっぽい外見だね。うちの母はスポックを「猿みたいな男」と表現していたっけ。それでも猿リンカーンに笑いがこみ上げた。でもいいのか、これって西郷さんの銅像が猿に、いや御真影が猿になってるようなもんじゃないの?いいんか?