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醤油庫日誌

やかんの映画ドラマ感想文。

ゲームオブスローンズ(4周目)

2020年08月21日 | 【か行】タイトル
何度見てもジョラーさん、素敵だわ。
相談役の忠臣という大好物ポジションの、渋い初老のハンサム騎士ですよ、ワシなんか速攻で食いついたよw
ええ、最初に見たときからずっとジョラーさん推しです。
二番三番は、タイウィン公とジャクエンかな。
タイウィン公の威厳とルックス、最高。
誇り高き名家の家長、政治力抜群、冷徹にして支配的なクソ爺。
67歳、という設定でもぜんぜんOKですな、このぐらいかっこいいと。
ジャクエンは謎の人物すぎてちょっとイライラしたんですよね、白と黒の館あたりなんか。
アリアちゃんに対する理不尽かつイミフなシゴキにイライラMaxですよ。
でも、彼の顔立ちって神秘的で、フッと瞳が浮くときなんかすごくロマンチック。
気になりだすともうお顔にくぎ付けですよ。
最初はリトルフィンガーがちょっとかっこいいな…と思ったんですが、だんだん気色わるくなってきた。

最愛キャラはドロゴンです。
彼だけは何としても生き残ってほしかった。
ドラゴン三兄弟は、もう生まれたときから可愛くって。
ポッポッと小さい炎を吐いて、自家製焼肉を作っちゃう愛らしさ。
兄弟で肉の取り合い引っ張り合いをするやんちゃな仕草。
ママ~!と泣き叫ぶ声、ママに甘える表情豊かなトカゲの目、可愛いお鼻。
海で魚を捕まえて、ポイっと放り投げてボッと直火焼きしちゃうお利口さ器用さ、なんて可愛いの!
一番大きいドロゴン君は特にお利口で、ここぞというときにママの横にお座りしてはガオーッと一発威嚇してママを助けちゃう。
大トカゲでありながらはっきりと喜怒哀楽を見せる賢く可愛いドラゴン三兄弟。
だから救援に来てくれたドラゴンたちを危険に曝したジョンには腹が立ってならん。
オマエのせいでヴィセーリオンがぁ!
いらんことすんな、さっさとドラゴンに乗れ!
ああー逃げてヴィセ―リオン!
……兄弟を失ったドロゴンの悲痛な咆哮が耳をつく。
おのれェ、愚図のジョン!
氷漬けの屍になったヴィセ―リオンの痛々しさ、ママのために戦って死んだ彼がカッと青い目を開いたときの絶望……なんという非情なドラマだといまさらながら思ったよ……。
もうseason8はドラゴンが心配で心配で。
十中八九生き残れないだろうジョラーさんも心配だったけど、ママ命な可愛いドラゴンが死ぬところなんて見たくなかった。
……もうね、ドロゴンのお利口さに愛らしさに、何もかもわかっている賢さ、情の深さに感動。
4回見て、一番好きなのはドロゴンです。
兄弟を失ったドロゴンのためにも、デナーリスには生きていてほしかった。
けなげにもママの亡骸を運んで飛んで行ったドロゴンの行く末を思うと悲しくてならない。
……つくづく、ジョンのアホ―!

悲しみの皮

2019年09月13日 | 【か行】タイトル
2010年 フランス
貧乏で孤独な青年が希望をすべて打ち砕かれて、自殺用の拳銃を求めに古道具屋に入る。
そこで出会った不思議な店主から「悲しみの皮」という魔法の品を譲られる。
悲しみの皮は彼の願いを何でも聞き届けてくれる。
ただこの皮は願いを叶えるたびに縮んでゆき、最後には彼の命を奪うという……いわゆる悪魔の品である。
失意のどん底で自殺しようとしていた青年にしてみれば、望みの叶う代わりに命を取られると言われて、臆するはずもない。
皮は彼を金持ちに、文壇の寵児に、美女の愛人にしてくれる。
紆余曲折の末に真実の愛を見つけたときには、もう彼の余命はなくコインほどの大きさに縮んだ皮は彼の肌に食い込んだ……。
おとぎ話テイストの物語を1830年のパリの町を舞台に、貴族の館やサロンの贅沢な調度品、白いかつらを被った召使たち、華奢な馬車に着飾った紳士淑女……ああ、目の保養。
フランスとはいえ、ちょうどメル卿がグレイ内閣の内務大臣になった時分の風俗なので、いろいろとイメージが膨らむのだ。
おとぎ話に相応しく、美しい青年に美しい女でたいへん結構。
主人公の欲しかったものは美貌の伯爵夫人の愛ではなく、ずっと愛してくれていた下宿屋の娘との未来だった。
真実の愛に気がついたときに、魔法の皮を使う直前に返してもらえるのかな? と思ったんだが、あれま、そのまま死んじゃった。
それも死の直前に瀕死の状態で事に及び、腹上いや腹下死とは……最後にやりたい、というのが彼のラストオーダーだったということなんでしょうか?
なんというひでぇ男、いや彼女もずっと恋していた彼と最後に結ばれたかったようなので、これでええんか?
命を賭けた恋、といっても下でカクッ…と息絶えられたら、下半身丸出しの男の死体の始末をどーすんのか、いろいろと厄介だが、恋の情熱の前にはそんなこと考えないのだろうかな、たぶん。
初体験が瀕死の男にまたがって……か(白目)
そして葬儀も終わり、ひとりで墓参りに来た喪服の彼女の美しさ。
花束を手向け、墓の前に佇む彼女にキスしようとしても、死んでしまった彼にはもはや触れることもできず霧のように消えていく……いやなかなか不思議な味の物語でした。
字幕はほぼ滅茶苦茶、自動翻訳よりマシ程度なんで、ちゃんと中身がわかってるかどうか自信がないんですが、雰囲気だけで十分かも。

海底超特急 マリンエクスプレス

2019年08月23日 | 【か行】タイトル
1979年
オープニングで手塚作品のスターたちが音楽に合わせて行進してくるだけで楽しくなってくる。
24時間テレビは見なかったけど主題歌はよくFMでかかっていたので知っている。
伸び伸びしたいい曲なんだな。
ゴダイゴのドラマーと同一人物とは知らなんだ。
太平洋の海底にチューブを通して、中を鉄道が走る。
ルートはカリフォルニアからポリネシアの島々を経由して東京に向かう。
途中、海底の沈没船が車窓から見える。
「日本の駆逐艦だ……」
重苦しく丸首がつぶやく。
朽ちた艦に、いがぐり頭の佐々木小次郎が直立不動でさっと敬礼する。
まだ35年しか経っていないんだな……従軍経験者がまだまだ普通にいた時代だった。
手塚漫画らしい動きを楽しめたし、なによりキャラが懐かしくも可愛くて。
サファイヤ女王の美しさ、ドン・ドラキュラの娘のかわいらしさに見惚れた。
ストーリーはともかく、キャラの動きだけで十分楽しめました。

ゲームオブスローンズ、終わった…

2019年06月08日 | 【か行】タイトル
ジョラーさんの死に意気消沈しています。
覚悟の上とは言いながら、好きな登場人物を失うとツライ……。
ジョラーさんの死は、もし彼に理想の死に方を訊いたら
「カリーシのために戦い、願わくばカリーシの腕に抱かれて最期の瞬間を迎えたい……」
なんて頬を赤らめてつぶやきそうじゃないですか。
そのまんまの死……本望でしょう。
悲しむカリーシの声を耳にしながら「痛い……」だなんて、きっと彼は気が緩んでしまってたのですよ。
十分戦った、カリーシを守り抜けた、愛するカリーシに取りすがられてこうして死んでいく、ひどく痛いが仕方ない……みたいな。
ジョラーさんは真の武人でしたから痛いの寒いのそういう不平は口にしないイメージでした。
死を前にして素直にそのまま口にしたんでしょうね、痛い、と。
デナーリスを愛していることは、こうして命を捧げて彼女を守ったことで証明したのです。
もう何も言う必要もなくなった……ジョラーさんはデナーリスを信じて死んでいきました。
デナーリスはジョラーさんの死を意外にもとても悲しんでくれました。
彼女はジョラーさんに結構冷たかったから意外でした……。
あんなに泣いて、人前でも涙を流して、別れを惜しんでくれるとは。
生き残った者たちの宴でも彼女は失った人の大きさを思い知ったかもしれません。
グレイワームとミッサンディはいますが、彼らはやはり家来なのです。
もともと七王国の騎士でありドロゴの客分だったジョラーさんは無二の相談役でした。
ティリオンやヴァリスの忠誠心がいまひとつ信用できないなかで、ジョラーの価値はいや増したのではないでしょうか。
ジョンの告白についても、ジョラーさんに相談できていたら……違う道筋をみつけられたかもしれない……かわいそうなデナーリス。
人類のために民と戦士を率いて戦い、大きな犠牲を払ったのに。
賢いドロゴンはドラゴンの母をどこに運んだのでしょう。
ヴァリリアか、エッソスか。
せめてドロゴンの余生が安らかたらんことを。

ゲームオブスローンズ最終章

2019年05月01日 | 【か行】タイトル
2019年
ついに始まった、最終章。
なんとか2話まで見ました。
戦い前夜、お馴染みの登場人物たちが顔を合わせ言葉を交わすシーンの数々に胸が熱い。
ストーリー的には進まないんですが、これはもうファン視点のファンのためのエピソードですね。
・サンサとデナーリスの初顔合わせ──サンサの貫禄に感無量。
・アリアとハウンドの再会──ハウンドはアリアに悪態をつきます。
だろうなぁ、ハウンドだもの。
でもアリアちゃんはもう一度会いにくるんですね。
わざわざ彼の水筒のお酒も一緒に飲んで彼の横に座り込む。
後の出来事を思うと、アリアちゃんはハウンドと過ごしたかったのかな、と思ったりもする。
ドンダリオンに邪魔されたけどw
でもハウンドはアリアちゃんの思いどおりに扱えるような甘い相手ではないんですね。
だいたい口は悪いし素直じゃないし屈折してるし。
・ジェイミーとブライエニーの再会──性別を超えた友情、そして互いに憎からず思う秘かな心情。
いいなぁ、ポドリックの歌もよかったなぁ、トアマンドもいい味でてるぜ。
・そしてなんといってもジョラーさん──デナーリスの部屋を訪れてそっと諌言するジョラーさん。
嬉しかったのは女王の態度が随分と優しかったこと。
女王の手にしてもいいとジョラーさんを買っていてくれてたのね。
ああなんか傭兵隊長程度の扱いにランクダウンしたのかなぁ、もう無二の助言者の位置には戻れないのかなぁと悲しかったので、もう嬉しいです。
・そしてリアナ嬢と初対面、年の離れたいとこにして熊の島の新旧領主。
モーモント一族の凛とした高潔さ、いいですよねぇかっこいいですよねぇ。
追放された領主と白い目で見られなかった、でもけじめはきっちりつけているところがモーモント。
血の繋がった家族の温かさが感じられるシーンでよかった。
・サムとの再会。
サムのターリー家の剣はジョラーさんの手に!
なんかフラッグが立ちまくっているように見えるエピソードばかりで、次回の決戦が怖い。
ああジョラーさん、死なないでー。
なんか真っ先に散りそうで…うぁぁ。

2019年02月20日 | 【か行】タイトル
1968年、東宝。
茨城県の小さな炭鉱の工夫が取り調べを受けた警察署内で死亡した。
拷問死を疑う炭坑主は弁護士小林桂樹に相談する。
なぜ「首」というタイトルなのか、前半部ではさっぱりわからない。
さて、弁護士先生、談判に行った先で新顔検事にすげなくされて怒り心頭、というのがそもそも彼をこの事件にのめり込ませた原動力なのである。
警察はアホでも上層部の検察はインテリだから信じられる、と思っていたのにこの扱いはなんだ!……てなもんである。
検察に蹴られたので、それならば、と弁護士はコネのある東大の解剖学の権威に検死を頼みこむ。
首を持ってきてくれたら見てあげるよ、と解剖学の権威は請け合う。
よせよせ遺体損壊だ見つかったら現行犯逮捕だと弁護士仲間に諌められても、頭に血の上った弁護士は聞き入れない。
取りつかれたように突き進むのだった。
ああ、首があれば!
だから「首」なんですね、もうこの後は首が主役w
埋葬され、掘り出して検死解剖、また埋葬、そして再解剖。
なかなか下りない再検死の許可、刻々と墓の中で腐っていく遺体。
やっとの思いで、弁護士持参のホーロー蓋付きバケツに納められた腐りかけた首。
墓掘り現場を人に見られないかヒヤヒヤ、汽車に間に合うかイライラ、警察官の荷物改めにハラハラ。
弁護士の胃の痛むような思いを観る側も共有することになります。
……ああ、文字通り手に汗握りました。

大滝秀治の田舎警察医が不気味。
ぶっきらぼうにブツブツと説明しておいて、一拍置いてニタッ。
そして、弁護士を怒らせたツンツンした検察官が神山繁。
こういう高飛車で冷酷な役人を演じればピカイチです。
反対に実直誠実な役人もすごく合う。
善悪自在、鼻持ちならない悪人も、爽やかな善人も。
ただしインテリ限定。
神山さんにプロレタリアはどうも似合いません。
風貌が声が知的すぎるのです。

ゲームオブスローンズ3周目

2019年02月03日 | 【か行】タイトル
ようやく全ピースが頭の中で填まったというか、セリフや小道具で登場人物についてのアレコレがちゃんと説明されてんだな。
話について行くのがやっとだった一周目、やっとじっくり鑑賞できた二周目、ようやく細かいところまで観られた三周目である。
ああこれでワシもなんとかゲースロファンを名乗れるわい、と……甘いかw
推しがジョラーさんなのは変わらぬ。
落ち着いた身のこなし、激しても決して逆上しない深い淵のような、でも炯炯と光る虎のような目。
いや、彼はベアーであった、金の熊かな。
日に焼けて褪せた金髪とお揃いの、薄い色だけどフサフサの体毛はクマさんか。
……原作では真っ黒モサモサのてっぺん禿げの熊男だとか。
性格も自信過剰で獰猛だそうで、ドラマのジョラーさんとは別物という話なので、原作には金輪際触らんことにするw
あの、あくまで控えめな、どことなく物腰に品の良さが滲み出るジョラーさんが良いのだ。
剣奴に売られようが、傭兵に身を持ち崩そうが、武人の誇りと生まれついての貴族の品位を決して失わぬサー・ジョラー。
初期のジョラーさんはまさに相談役で、過酷な運命に立ち向かう寄る辺ない姫君をしっかりフォローしており、カリーシもまだ彼に頼っているんだね。
デナーリスがドラゴンの女王へと成長するにつれて、彼との関係がはっきりと主君と臣下に変わっていくし、もう女王も彼に頼ったり八つ当たりしたりしなくなってくる。
それでも彼はひたむきに、しかしあくまで控えめに女王を愛し続けるんである。
泣かせるぜ、ジョラーさんの献身的な愛。
見返り無しで、でもちょっと切なげな目もして、たまりませぬキャー。
あのちょっと軽く腰を捻った立ちポーズがかっこいい。
仏像の四天王の立ち姿を思わせる。
鎧やスカートもそう言えば仏像っぽい。
冬服より砂漠のジョラーさんが良い、雪の中ではジョラーさんてばなんか寒そうで。
……頭のてっぺんのせいか?
てっぺんが薄くてもハンサムはハンサムである、ジョラーさんしかり神山さんしかりw
ああ、死なないで、ジョラーさん。
最終シーズンの初っ端で死亡となったらワシは荒れるぞw

ゲームオブスローンズ 2

2018年08月19日 | 【か行】タイトル
続き購入。
まずはジョラーさん生還がうれしい。
シーズン1から七年……子役は大きくなるし、役者は老ける。
ジョラーさんも……、老けたかなぁ。
ダーリオに老いぼれ呼ばわりされるわ、メイスターにまであの年の男と言われるわ、俳優さん還暦だもんな……。
女王は再会を喜んでくれたけど、なんかジョンの当て馬くさい感じがして素直に喜べぬ。
ジョンの前で女王はジョラーさんをハグしてくれたんだが、彼は慎ましく頭を女王の肩の上に垂れて、主人に会えた大型犬のような優しい表情で満足そうに目を伏せていた。
ジョラーさんも女王の新しい恋に気がついているようで、遠慮がちに身を引いている。
恋愛候補から降りてしまっているような……余計に切ない。
恋を諦めて命を捧げ尽くすことを決意した彼の寂しげな目。
もう女王ばかり見ているんだよ、ジョラーさん。
そんな彼の目の前で、女王はジョンと恋に落ちていくのである。
あれ、このつらい展開、既視感が。
ああ報われぬ初老の恋。
ベイリッシュ公のはヤバいぞおっさんと思うのに、サー・ジョラーの視線には胸が痛むのは贔屓の引き倒しだろうかw

これまで世界のあちこちでバラバラに生きていた登場人物たちが、続々と集まってくる。
それぞれに縁が出来ており、伏線が回収されていく快感。
ワイト生け捕り作戦でのおやじ集団なんか夢のオールスターですよ。
ハウンドが妙に興味津々でワイトの捕虜にちょっかい出すのが可笑しい。
蹴飛ばすとキーキー喚く死人のリアクションが緊迫した場面なんだが笑ってしまう。

実はちょっぴりジョンにイラついています。
別にジョラーさんの恋敵だというだけでなく、なんかイラつくんですよ。
穢れなきいい子ちゃんのお姫様という風情とテメーのせいでこんなことに……な展開が結構あるせいで。
モタモタ深追いしているから、ドラゴンが死んじゃったじゃねーか!
何にも知らないジョンスノウ、なんかムカつくジョンスノウw

ゲームオブスローンズ

2018年08月03日 | 【か行】タイトル
海外ドラマって何でこんなに凄いんだ! いろんな時代のいろんな世界をとてもリアルに見せてくれる。
このドラマも、その異世界を形作る城館や甲冑のデザインや衣装髪型の確からしさに引き込まれた。
ストーリーも、剣と冒険と魔法と恋、みたいなドラクエに毛の生えた勇者ゴッコではない。
エグいグロい裸バンバンの大人仕様で裏切りや戦いをじっくり見せてくれるからたまんない。
名前と顔がしばらく一致しないし、家族関係や架空の地名が何がなんやらなままで、そのままずんずんついていってしまうのだった。
やっぱり最初はアリアちゃんが気にかかるわな。
それと王宮の陰謀と人間模様に興味がいく。
それから銀髪の王女に付き添う中年騎士に目がいく。
あ、レックス・ハリソン似の渋いオジサマ、好みだわぁ、でも名前がワカラン……そんな状態で1シーズンの半分を見た。
あとは休み前にノンストップ連続視聴wフラフラになりながら見た。
続きが気になってやめられない。
ジョラーさんのかっこよさと女王愛にノックアウトされた。
忠勇にして女王に片思い、高潔な騎士の物腰、渋い片頬だけの微笑、皴の刻まれた整った顔立ち、甲冑の似合う武人、女王を見守る青い悲しげな瞳、きゃー。
全然甘くないストーリーのエグさも気に入ったけど、ジョラーさんに惚れてしまうともうイカン、目はくぎ付けお声に痺れる。
そう、最初は字幕で見たのだ。
基本映画は字幕で見ることにしている(メル卿ボイスはアレはもう反則、素敵すぎる)
ジョラーさんは声も渋い、女王はちと巻き舌で可愛くない。
吹き替えはヴァリス公の声が一番違和感あったかな、声質が違い過ぎて。
(現在、吹き替え版で二回目視聴中)
船で人質のティリオンに不愛想に応対し、一向に黙らないうるさいティリオンを無言でボコるジョラーさんw
ああ、彼は原則寡黙だったのだな。
女王会いたさに決死の剣闘士として出場するジョラーさん、泣かせる。
石化病に罹患しているから体力がない。
もう、ひやひやしちゃう。
うわー、こんな形できれいに退場させるんかーい! と茫然自失しながらも、ストーリーに引き込まれてるので視聴を続ける……もしかしたら復活も、という期待が捨てきれないんである。
ああ、でも女王の隣にジョラーさんの姿のないこの喪失感……ジョラーロスに心は痛む。
メル卿を史実に反して早期撤退させたヴィクトリアほどではなかったけど。
ジョラーさんたら去り際に愛の告白までしていくんだもの、いや二回目か。
女王ラブなのが周囲の人全員にばれているって、ジョラーさんって思いが正直に顔に出てしまうタイプなのか? うわっ純情w
去り行くジョラーさんが馬上から万感の思いで振り返る姿に……泣ける……。
──と、アマゾンの無料シーズンを連続徹夜で全部見たのであった。

海兵四号生徒

2018年01月05日 | 【か行】タイトル
1972年、大映。
兵学校の水泳訓練というとこの映画を思い出します。
「青春戦争映画」という?な触れ込みですが、兵学校を舞台にした映画の中では私は本作品が一番好きです。
大映らしいさっぱり風味で、入学から姓名申告、江田島地震とおなじみの兵学校生活がたっぷり描かれていて大変参考になります。
次点は『海軍』かな。
これは教官が宇津井健でして、もうウハウハ。
話を戻して、水泳訓練。
まるっきり金槌の主人公が乱暴かつ愛情のこもった特訓を受けて、10キロの遠泳をこなすまでに至るんですね。
うーん、いい話でござるよ。
飛び込みも習う。
俳優さんたちの多くが腹打ちで見ていてこちらも痛かったです。
水泳教官がえらく二枚目で「おっ!」となりました。
高城丈二だったんですが、教官役ってかっこよくて得ですよね。

ゴッドファーザー

2017年07月30日 | 【か行】タイトル
映画は知っていても、今までちゃんと見たことがなかった。
暴走族が愛のテーマのメロディーホーンを使うでしょ。
今はもうすっかり減りましたけど。
それもあるけど、あの重い甘ったるいメロディに食傷していたんです。
でも誤解でした、ずっとあのテーマ曲が鳴り響いているかと思ってたけど、そんなことない、ぜんぜんない。
洋の東西を問わず、やくざの妻はなるもんじゃないですね。
こんな扱いに我慢して姐さんやってやることない。
シチリアの時の止まったような田舎の風景がひたすら美しい。

蒲田行進曲

2017年06月07日 | 【か行】タイトル
蒲田といいながら、これは太秦行進曲。
やかんは太秦の近くで育ちましたゆえ、映画村近辺の風景が懐かしかったです。
小学校のプールで結膜炎になると、嵐電で大映通りの眼科医院に通いました。
父も小学生の頃、診てもらっていたという、おばあさんの女医さんが現役でやってらした。
本屋のたぬき堂、喫茶アオイアン、スーパーニッサン。
嵐電の間の抜けた踏切音もいいですね。
太秦以西は製材所が多かったので、外科病院がたくさんありました。
あの病院もそう。
あ、保津峡駅だ、ブラスバンドは嵯峨野高校か?
昭和時代に地元にタイムスリップ的楽しみがありました。
映画は……えーと、おでん鍋ひっくり返しに始って、ヤスが部屋を無茶苦茶にするところ、いくら昔でも110番されません?
DVシーンはやり過ぎではないかと。
観ててうんざり。

「影の車」

2009年11月14日 | 【か行】タイトル
1970年、松竹。
結婚十年目の平凡なサラリーマン加藤剛が、コブ付き未亡人の岩下志麻との不倫に走る。
日本家屋って密室になりにくいです。
ガラス戸越しに丸見え、声も筒抜け。
最初は子供の寝息を窺いながらの行為も、回を重ねるにつれ、机の上のスタンドをひっくりかえすほど大胆に。
しぃぃっ、子供が起きるって!
妙なところではらはらしました。
この子供が不気味。
母の不倫を知っているのか知らないのか、しょっちゅう家に上がり込むよその小父さん加藤剛を凝視する目が不気味なんです。
この坊や、皿のお饅頭とネコイラズをすり替えたり、不完全燃焼でガス中毒を起こさせたり、加藤剛を何度も事故死寸前の目に遭わします。
故意? 殺意? 偶然? 幼児が?
疑心暗鬼の加藤剛は次第にノイローゼ状態に……このあたりの心理劇が怖いでござる。

「巨人と玩具」

2008年03月23日 | 【か行】タイトル
1958年、大映。
製菓会社のキャラメル宣伝合戦をクールにドライにエネルギッシュに描く快作。
古臭いコマーシャルソングと野添ひとみの「キャハハ!」という品のない笑い声が、見終わっても脳天でグルグルと回ってます。
始めから終わりまで、悪酔いしそうなハイテンションに圧倒されっぱなしでした。
これの台本って普通の映画の倍は分厚いんじゃないの? すごい早口のセリフをのべつ幕なし誰かがしゃべってる。
それにしても、キャラメルの景品にポケットモンキーを送ってこられても困るだろうに……宇宙服一式が当たってもどうするんだそんなもん。
虚ろな目で景品の宇宙服を着込み、夜の繁華街を歩く川口浩……奇妙な味のラストシーンでした。

「喜劇 急行列車」

2008年03月11日 | 【か行】タイトル
1967年、東映。
寝台特急「さくら」の車掌長(渥美清)と乗客との交流を描く人情喜劇。
題名こそ「急行列車」なんですが、でてくるのはぜーんぶ特急。
東京駅の乗務員ロッカーからはじまって、車掌室、食堂車、個室寝台車……国鉄の全面協力により、特急「さくら」や「富士」の生き生きした姿が細部まで見られます。
事実、資料的価値が高いと鉄道専門誌で評価されていて、どちらかといえばその方面で名高い映画であります……。
現役で働く懐かしい客車たちや、長い貨車が行きかう活気のある広い構内は、まさに鉄道が国家の大動脈だったころの風景。
渥美清も若々しく動きに切れがあります。
こんなキビキビと歯切れよい名調子の車内アナウンスがあれば、さぞ長旅も楽しかろう……。
うーむ、東映もこんな作品を作っていたのでござるな。