醤油庫日誌

やかんの映画ドラマ感想文。

ゲームオブスローンズ、終わった…

2019年06月08日 | 【か行】タイトル
ジョラーさんの死に意気消沈しています。
覚悟の上とは言いながら、好きな登場人物を失うとツライ……。
ジョラーさんの死は、もし彼に理想の死に方を訊いたら
「カリーシのために戦い、願わくばカリーシの腕に抱かれて最期の瞬間を迎えたい……」
なんて頬を赤らめてつぶやきそうじゃないですか。
そのまんまの死……本望でしょう。
悲しむカリーシの声を耳にしながら「痛い……」だなんて、きっと彼は気が緩んでしまってたのですよ。
十分戦った、カリーシを守り抜けた、愛するカリーシに取りすがられてこうして死んでいく、ひどく痛いが仕方ない……みたいな。
ジョラーさんは真の武人でしたから痛いの寒いのそういう不平は口にしないイメージでした。
死を前にして素直にそのまま口にしたんでしょうね、痛い、と。
デナーリスを愛していることは、こうして命を捧げて彼女を守ったことで証明したのです。
もう何も言う必要もなくなった……ジョラーさんはデナーリスを信じて死んでいきました。
デナーリスはジョラーさんの死を意外にもとても悲しんでくれました。
彼女はジョラーさんに結構冷たかったから意外でした……。
あんなに泣いて、人前でも涙を流して、別れを惜しんでくれるとは。
生き残った者たちの宴でも彼女は失った人の大きさを思い知ったかもしれません。
グレイワームとミッサンディはいますが、彼らはやはり家来なのです。
もともと七王国の騎士でありドロゴの客分だったジョラーさんは無二の相談役でした。
ティリオンやヴァリスの忠誠心がいまひとつ信用できないなかで、ジョラーの価値はいや増したのではないでしょうか。
ジョンの告白についても、ジョラーさんに相談できていたら……違う道筋をみつけられたかもしれない……かわいそうなデナーリス。
人類のために民と戦士を率いて戦い、大きな犠牲を払ったのに。
賢いドロゴンはドラゴンの母をどこに運んだのでしょう。
ヴァリリアか、エッソスか。
せめてドロゴンの余生が安らかたらんことを。