醤油庫日誌

やかんの映画ドラマ感想文。

仁義なき戦い

2018年02月15日 | 【さ行】タイトル
1973年、東映。
抗争で組員が殺される場面が執拗に繰り返し描かれる。
凄惨な人殺し場面の後にファンファーレが高らかになり、墓碑銘であるかのように殺害年月日と名前がテロップで出る。
やかん、痛そうな場面、とくに血が苦手です。
なのに感覚のマヒとは恐ろしいもので、このシリーズを続けて二本見たころにはめった刺しにされて死のうが頭を割られて顔面血まみれだろうが、てんで平気。
慣れとは恐ろしいものです。
広島弁、カッコイイぞ。
とくに文太兄ぃに広島弁、決まりすぎる!
「……どうしょんなら、オゥ?」
「……じゃろが、オゥ!」
オゥオゥと字面だとアシカのようですが、ドスがばっちり効いてます。
仁義なき殺伐とした殺し合い。
復員兵の群がる闇市の場面から一気に引き込まれ、ラストの原爆ドームを茫然と眺めた一時間半でした。
文句なし! 恐るべきアンタッチャブルワールド。