醤油庫日誌

やかんの映画ドラマ感想文。

「弥次喜多道中記」

2018年06月13日 | 【や・ら・わ行】タイトル
1958年。
加東大介と小林桂樹が弥次さん喜多さんを愉快に楽しく演じる、肩の凝らないオールスター喜劇。
宝田明が二枚目の飴売りになって自慢の喉を披露すれば、三木のり平が女形の太夫でしなを作って笑わせる。
当時の喜劇人も大勢出てきます。
軽く踊ってよろけてみせる森繁の動きの良さはさすがであります。
三船敏郎と池辺良が浪人役ででてきて、ドジョウすくいを大真面目に踊ってみせるのは隠し芸のノリでしょうか……もちろん派手な立ち回りもバッチリ見せてくれます。
全編歌あり踊りありの賑やかな楽しい喜劇。
わけても綺麗どころを従えて、加東大介がお座敷でノーエ節を踊るシーンが華やかで楽しかったです。
毒のないのんびりとした笑劇でゆったりくつろぐのも乙なものかも。