醤油庫日誌

やかんの映画ドラマ感想文。

「日本沈没」

2009年04月20日 | 【な行】タイトル
1973年、東宝。
国破れて山河あり、と申しますが、その日本の山河が海中に没してしまったら……。
無条件降伏しても、最悪分割統治や併合の憂き目を見ても、日本の山河さえあれば、まだ希望が持てましょう。
ですが、これほど絶望的な状況があるでしょうか。
ノストラダムスとか惑星直列とか、前世紀末にはいろいろ怖い話がありましたが、自分的には日本沈没が一番インパクトありました。
対策を請うて出された回答の
「なにもせんほうが、ええ」
この言葉に対峙した丹波首相の目が、みるみる真っ赤になるシーンが胸を打ちます。
なにもせんほうがええ……一億一千万の人を短期間に国外避難させるのは不可能、そもそも千万百万単位の難民を受け入れてくれる国などないという現実。
……見終わってこんなに陰々滅滅と落ち込むパニック映画はなかなかござらん。
※藤岡弘がモサモサフサフサと濃すぎてひいた。
※竹内均博士の名調子ワンポイント講義に聞き惚れた。

「配達されない三通の手紙」

2009年04月09日 | 【は行】タイトル
1979年、松竹。
よくできた二時間サスペンス劇場、という印象。
つまり観光名所とシャワーシーンが挿入された推理物でござる。
蟇目良、神崎愛……なんか記憶にある名前なんだが画面を見てもハテ?
唐突にフルートを吹くシーンではたと思い当たりました、いたいた、そんな人。
でもなんでそんなムチムチピチピチな短パンでジョギングするわけ?
美人の短パンはともかく、蟇目良の生足もサービスショットなんでしょうか?
いらんよ、ふつう。