醤油庫日誌

やかんの映画ドラマ感想文。

宇宙戦艦ヤマト2199

2018年09月28日 | 【あ行】タイトル
2012年
4話ずつ視聴してようやく見終わった。
ヤマトの二次創作というか40年かけて設定ミスを補完したというか。
熱い濃いファンのこういうの、どう? こうだったら、いいんじゃない? みたいなノリがすごく楽しい。
正直、西崎氏のヤマト続編映画にはウヘェ…だったんだが、これは面白い。
古代と雪が真っ当な性格になってるぞ。
当時は「欠陥人間」なんてフレーズが出回っていてだなw
真田さんも副長になっている。
彼が技術科か兵科か機関部か謎だったんだが、兵科にしたんか。
……と思ったら技術科だって、残念、承行令は適用されずw
ま、22世紀だもんな。
だけど宇宙軍は自衛隊かよ? な用語や装備が……これほど未来感のない宇宙戦闘シーンもないんじゃないかw
被弾するたびにガシャーン!とガラスの割れる効果音が入って、古い戦争映画と同じなんであるw
号令とかはリアルヤマト世代の自衛隊さんがノリノリで教えたんだろうな。
おいおい魚雷って三式弾って……いえ、楽しかったです。
ドメル将軍とデスラー総統をもうちょいオジサンにしてくれたほうが嬉しかったけど、まぁいいや。
あのアゴがいいのになぁ……アゴ控えめなドメル将軍だった。
彼が悲しげな奥方と手を繋ぐシーンにちょっとときめきました。

オデッセイ

2018年09月15日 | 【あ行】タイトル
2015年 アメリカ
火星一人ぼっちから、奇跡の生還へ。
次の宇宙船は四年後、水と食料がまったく足りない、一人ぼっちで通信も不能……そんな状態を主人公がひたすら明るく前向きに、70年代のディスコミュージックに乗って、創意工夫でサバイバルする物語。
有機栽培でジャガイモの自給自足や、古い探査機を使っての通信は面白かった。
宇宙飛行士スゲーみたいな。
ビニールテープってマクガイバーの時代から有用なんである。
しかし、タイムズスクエアでトラファルガー広場で、世界中の人々が固唾をのんで救出劇を見守り、歓声を上げハグしあい紙吹雪が舞い散るというお定まりのコースにいたっては、ひねくれもんのワシはシラーッとした気分に襲われるのである。
助け舟を出すのがロシアではなくって中国というのが時代かな……。
もはや日本なんて宇宙計画どころか、おやつに特売の98円箱入りクッキーをひさしぶりに買ってみたら、中のクッキーが二回りほどサイズが小さくなっていて、増量!の景気の良さから程遠い凋落の気配さえ漂う日本、なにやら侘しいw
ワシにはこの超ポジティブな宇宙飛行士が科学知識を武器にしたマクガイバー精神で苦難を乗り切るのが面白いのであって……うーん、出だしは面白そうだったんだが観終わったらそれほどでも、だったんである。

2001年宇宙の旅

2018年09月08日 | 【な行】タイトル
1968年 アメリカ、イギリス
テレビで見た小学生やかんにはわけわからんかった。
なんでハルは狂ったんだろう?
地球外生物の話がショックだったんか?
このところ、しょっちゅうアレクサと喧嘩してるから、性格悪いAIってヤツは……と思うよ。
漆黒の宇宙にくるくると回りながら消えていく乗組員の死が怖い。
命乞いするハルの言葉も恐ろしくもあり哀れでもあり。
宇宙で死ぬか、ロココなワンルームで老人になっていくほうがマシか?
胎児になって地球を見つめる船長は何者になったんだろう?
ワケわからんが青い目が綺麗。
効果音もないセリフもない時間の続く、いまだに、たぶんこれからも未来的な作品。