醤油庫日誌

やかんの映画ドラマ感想文。

ゲームオブスローンズ4周目グダグダ

2020年09月25日 | その他
S8エピソード3以降はまだ見直していない。
あの長い闘いには精神を削られました。
レディ・リアナを惨死させるんだものな。
さすがGOTというべきか。
さんざんハラハラした挙句のジョラーさんの死でガックリきましてね。
死は覚悟していたんですよ。
それでも、火葬シーンを見るまで彼の死を信じたくなかった。
次の回ではベッドに横たわる包帯に覆われたジョラーさん、にならないかなぁと。
だから、エピソード4のオープニングにイアン・グレンの名前を見てぬか喜びしちゃったw
死体出演だったのね……。

ジョンが出現してから、ジョラーさんてば死地を探していませんでした?
女王の傍に戻るために死病を克服して舞い戻った。
ところがそこにはジョンが……。
女王の視線ひとつにも敏感なジョラーさんのことです、きっと彼女の恋の予兆に気がついたはず。
なのに彼は再会に喜んで彼をハグしてくれたデナーリスのために命を差し出そうとするのです。
危険なワイト生け捕り作戦に彼はジョンたちと共に行くことを志願します。
ジョンと死地を共にして彼の人物を知り、父ジオーが剣をジョンに託したことを聞き、ジョラーさんは彼をデナーリスに相応しいと認めたのではないでしょうか。
ジョラーさんのデナーリスへの気持ちは、色恋を超越した信仰に近い愛でしたから。
season7でジョンが行方不明になったときも、ジョラーさんにはライバル消失なんて気持ちはこれっぽちもなかった。
ただ、ただ、カリーシの嘆きを心配していた。
その昔、まだ砂漠をさまよっていたころに
「馴れ馴れしくしないで!」
と手痛く拒絶されたとき、ジョラーさんは恋を諦めたと思う。
ひたすらカリーシに愛と尊敬を捧げる騎士として、女王へのプラトニックラブに生きてきた。
だがその命がけの忠義もスパイ容疑の前には何の役に立たなかった。
「二度と名前も口にしないで」
愛しています、の言葉も空しかった。
ええ、デナーリスは情なしです。
ジョラーさんは「優しい心をお持ちだ」と買っていたけれど、彼女は寛大なようでいて、裏切りは絶対に許さない過酷な潔癖さ、グレーゾーンのない100か0かの極端な感性の持ち主です。
従う領民には情を示すが、いったん反徒となると容赦がない。
だからといって、王都をドラカリスし尽くす彼女には、もうただ呆然……あまりに悲しい、あんまりな、救いのないデナーリスの末路。
そして、兄弟を失い、母をも失った、ひとりぼっちの世界最後のドラゴンの悲しみにやるせなさがつのる。
……後日譚のほのぼのスターク兄弟姉妹やティリオンを蹴飛ばしたくなるワシw