醤油庫日誌

やかんの映画ドラマ感想文。

女王ヴィクトリアを見て、どーでもいいこと

2017年08月23日 | 女王ヴィクトリア
女王と臣下の恋、若い女王と初老の首相のカップルのゆくえは。
興味あるそんなシチュエーションを「女王ヴィクトリア」は見せてくれたのですが……。
メル卿すてき~!はちょっと置いといて、と。
なんで(我が妄想上の)大石さまはヤバい橋を渡ったんだろ?と今更ながら考えてしまいます。
女王との恋なんて実るわけもなし、相手はウブで真剣だし火遊びでは済まない。
どうするつもりだったんだろう、大石さま。
変な話を捏造しといてなんですが、大石さまがチャレンジャーだったとしか。
いや大石さまがというより、女王が退位する気でいたというのが大きいかと。
王冠放り投げる気ならヴィクトリア女王も国外にメル卿と出たらどうだろう?
いやいや、時代的に暗殺されてしまうか、革命暴動を引き起こしてしまう公算大。
それに王冠を投げる相手がカンバーランド公しかいないというのもキツイものがあります。
……首相がチャーチルでは若い女王が惚れてしまう心配はないな。
マーガレット女王とチャーチル卿ではぜんぜん絵にならんでござる。
大石さまだから絵になるんでござる。

女王ヴィクトリア その2

2017年08月12日 | 女王ヴィクトリア

雄弁で機知に富み、人情の機微を知り、男前だが品行方正(女王の前では)
政界に倦み、引退して領地に帰り、論文を書き烏を眺めていたいと望む学究肌のロマンチスト首相。
そこへ、大きな目をキラキラさせて首相を慕う気持ちを隠せない孤立無援な若い女王ですよ。
シチュがもう、さぁハマれ首までハマれと言ってます。騎士道精神もかくやとばかりスマートに女王を助けるメル卿、かっこいいぞ。
「背負う物が大きすぎる」と呟き、労しそうに女王を見つめる首相。
「陛下はお若いから」と女王の無防備な愛情をそっとはぐらかす目を伏せた表情。
そのほろ苦い表情が、困惑しつつも傷つけたくない気持ちが滲む表情がたまらなく切ないのです。
次回は「ついに女王がメルバーンに告白」ですと?!
胸の内にしまわずメル卿に告白しちゃうの?!
どうにもならないのわかってるでしょうに、告白しなくてもバレバレだよ、メル卿をまた困らせるんかい……キャー!見たい見たい!
予告編がまたすごいんですわ。
メル卿(言い聞かせるように)「お相手がみつかるまでは大事にしておかなくては……」
ヴィクトリア(半泣きで)「アルバートなんて幼稚すぎる!」
ウハー!見る見る!録画録画!

女王ヴィクトリア

2017年08月09日 | 女王ヴィクトリア
御年十八、強情で感情的でネズミが怖い女王様。
毒親っけのある母上は信用できず、身の回りには家庭教師しか味方がいない孤独な女王。
彼女が頼りにし心の支えにしたのは、時の首相メルバーン卿でした…。
メル卿ったら、人当たりがよく有能で、お顔もハートも男前な素敵なおじさまなんです。
彼と宮殿で過ごすうちに若い女王はメル卿にすっかりお熱に……。
なにこのストライクど真ん中な設定は!
しかも舞台は舞踏会ですよ!
女王がメル卿と踊ってうっとりしちゃってるの。
女王の若い恋心視線にメル卿困惑しまくり。
大人に女王をいなすメル卿にワタクシもキャーキャー!です。
女王の青さ未熟さ危なっかしさ可憐さ、迷惑だけどいとおしいのです。
このままでは女王のためにもよくないと綺麗に政界から身を引き、領地に引退することを決意するメル卿。
傷心の女王は乱心の噂を立てられ、王位簒奪の陰謀に足元をすくわれようとしていました。
そんな折肖像画除幕式でおチビな女王がうまく幕を落とせないで困っていると、
「お手伝いいたしましょうか」
と手を差し伸べてくれた男性は……女王のために泥をかぶるつもりで引退を撤回したメル卿その人なのでした……。
男気ありますメル卿。
女王がこのまま敵に陥れられていくのを見ていられなかったのですね。
それにしてもヴィクトリアちゃん我儘すぎ!強情でヒスで酔っぱらうし疑い深いし泣き虫だし、十八でしょ、もう。
メル卿を困らすんじゃないの!
次回、女王がついにメルに告白!うわー!
……あの、女王さま、実はメルさま、四十歳もお年上でしてよ……。