1973年。
70年代でなぜにモノクロ?
しかもなんだかボンヤリした画面。
痴呆老人の輪郭のぼやけてしまった精神世界を表現しているんでしょうが、カラーでは見るに耐えない場面があるからですよ、たぶん。
森繁演じる「恍惚の人」が、粗相をした排泄物を素手でこね回し壁やふすまに塗りつける、という場面。
畳ドロドロ、障子にベタベタ、寝巻きに手指に……うわわわ。
これがカラーだったら……正視できん。
電話の音に怯え、家を飛び出し、倒れるまで闇雲に徘徊する森繁の迫真の演技が怖すぎました。
見終わった後もしばらく森繁が嫁を呼ぶ「あきこさーん、あきこさーん」という弱弱しくも執拗な声が耳について離れません。
やがて直面するだろう老親の介護問題を思うと、とてもじゃないが平静に観ていられない、恐ろしい映画。
70年代でなぜにモノクロ?
しかもなんだかボンヤリした画面。
痴呆老人の輪郭のぼやけてしまった精神世界を表現しているんでしょうが、カラーでは見るに耐えない場面があるからですよ、たぶん。
森繁演じる「恍惚の人」が、粗相をした排泄物を素手でこね回し壁やふすまに塗りつける、という場面。
畳ドロドロ、障子にベタベタ、寝巻きに手指に……うわわわ。
これがカラーだったら……正視できん。
電話の音に怯え、家を飛び出し、倒れるまで闇雲に徘徊する森繁の迫真の演技が怖すぎました。
見終わった後もしばらく森繁が嫁を呼ぶ「あきこさーん、あきこさーん」という弱弱しくも執拗な声が耳について離れません。
やがて直面するだろう老親の介護問題を思うと、とてもじゃないが平静に観ていられない、恐ろしい映画。