令和3年6月28日(月)
白鳥庭園の蛍袋
蛍 袋、キキョウ科のホタルブクロ属の多年草
高さ30~70cm、山野や林の陰に自生する。
縁に鋸歯の在る長楕円形の葉が互生し、茎と葉に粗毛がある。
根出葉は長い柄がある。横枝を伸ばし増殖する。落葉性。
6,7月頃に淡紅紫色の釣鐘形の花を下向きにつける。
白色のものもある。内面に紫斑がある。
耐寒性が強く、手がかからず初心者でも育て易い。
その昔、子が蛍を取ってこの花筒の中に入れて遊んだ事から
ホタルブクロの名が在る。 若芽は食用になるとのこと。
近縁種に、園芸品種で親しまれる「カンパニュラ」が在る。
原産地は地中海沿岸で、日本に渡来し品種改良がなされた。
ホタルブクロとカンパニュラの違い
どちらもキキョウ科の山野草で、原産地が違う。
蛍袋(ホタルブクロ)は東アジア原産で、中国や朝鮮半島、
シベリア半島等に分布する山野草、日本には九州から北海道
の南西部まで広く分布する。6~7月頃に5、6cmの釣鐘
形の花を下向きに付け、花の色は白、淡紫色。庭、盆栽等。
カンパニュラはラテン語の「カンパーラ」(小さな鐘)から
名付けられたといわれる。
風鈴草(カンパニュラ)は、ヨーロッパ南部の原産で、4~
7月頃に4,5cmの釣鐘形の花を横向きに付ける。花色は
白、青、紫、ピンク等のパステルカラーで豊富な柄、種類が
ある。鉢植え、切花としても人気がある。
カンパニュラ(風鈴草)
白鳥庭園のホタルブクロが見頃を迎えたようだ、、、、、
人工池の周りの滝の落ちる裾辺りに、白、薄紅紫色の花が
周りの濃緑の中に灯を見せてくれる、、、、、、
今日の1句
遠のきし蛍袋の仄灯り ヤギ爺