遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

手長えび

2021-06-15 16:11:41 | 日記

令和3年6月15日(火)

手長蝦 : 川 蝦、たなかせ

テナガエビ科の川エビの一種で、北海道を除く日本全国の

河川、湖沼」に生息する。 体色は暗緑褐色。

体長は6~9cmで、大きなものは20cmにもなる。

第一、二歩脚にはハサミがあり、第二歩脚のハサミは大きく

特に雄のそれは第二次惟徴として伸長する。

杖を突いているように動くので「杖突蝦」ともいわれる。

「種浸し」(苗代に蒔く籾種の発芽を促すため2週間程水に

浸して置くこと、晩春)の頃から、川エビが出のでるので

「たなかせ」ともいわれている。

夜行性で、昼間は石の下や護岸の穴、テトラポッドの下や、

水草の茂みの中に隠れている。 餌が少ないと共食いする。

雌は1mm程の卵を、1000~2000個産卵し、孵化

するまでは腹肢に抱えて育てる。

寿命は、1~3年程で、雄の方が長生きするといわれる。

木曽川立田大橋付近

多摩川(東京)

 

最盛期は5~8月、護岸で吊り上げる姿を多く見かけるが、

餌はミミズを小さく切って付ける(魚肉ソーセージも可)

釣りあげた蝦は泥抜きのため、1,2日水に浸して置く。

 

川蝦は、茹でたり、空揚げにて食す。佃煮を特産品とする

もあるようだ。

から揚げは、水洗の後ボールに移して料理酒に浸す。

再度水洗いをして、キッチンペーパーで水分を取り、

片栗粉を付け、170℃位で上げ、塩をまぶす。

酒のつまみに最適である。

 

今日の1句

川蝦を飼ふ子を眺め酒肴せる   ヤギ爺