ドーナツ畑の風に吹かれて

おかわり自由のコーヒーを飲みながら、廻る季節をながめて、おもったこと。

思いつくかぎり

2005-05-14 17:45:48 | 読書三昧
 ああー、これ以上思い出せない。
 しかし、本より映画のが数が多いっていうのは何事だろう。


「猛スピードで母は」長嶋有
 作者は女だと思ってた。文体もなんかそんな感じだし。うまいなぁ、と思う。

「Bolero 世界でいちばん幸せな屋上」吉田音
 クラフト・エヴィング商会の娘さんが書いた(ほんとか?)話。洒落てるし、いい感じに力が抜けてるし、読んでるうちにほどけてくいろんな仕掛けが楽しい。この人の本にでてくるおじさんたちが、かわいくてわたしはとても好きなの。

「誰が「本」を殺すのか」佐野眞
 業界研究の一環として。ノンフィクションとかあまり読まないのだけど、丹念に事実を掘り下げていく文章は、中身に関わらず、読んでいて頭がすっきりしてよいのだな。と思った。

「熊の敷石」堀江敏幸
 堀江せんせいラブ。芥川賞受賞作。しかしこの文庫、字面がすかすかしてて読みづらいんだよねぇ。

「河岸忘日抄」堀江敏幸
 「ためらい続けることの、なんという贅沢」というコピーが、本文中にあまりにもさらりと登場するのでびっくりした。ああ、素敵。しびれる。

「フィンガーボールの話の続き」吉田篤弘
 クラフト・エヴィング商会吉田パパの本。相変わらず期待を裏切らないねぇ。

「金閣寺」三島由紀夫
 なんかよくわからないけど、文章の力がある人なんだなぁ。ひたすら筆力でごり押ししている感じ。友達が卒論でやるのだけれども、先生に「普通は卒論でこんな難しいのやらないよ」と言われていた。

「針が飛ぶ」吉田篤弘
 この人の書く本たちが細い細い糸でつながっているので、読めば読むほどふふふ。

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