ドーナツ畑の風に吹かれて

おかわり自由のコーヒーを飲みながら、廻る季節をながめて、おもったこと。

森の精のおすまい。

2005-10-08 03:48:48 | 日記
 木曜日にゼミ発表で、卒論どんくらい進んでるんだい? 的な空気だったので、がんばらねばならなかった。夏休み明けなのにコレダケナノカナー? と言われてしまってもいやだったので。三日間くらいがんばった。前日は2時間睡眠でがんばった。がんばったら、40枚(原稿用紙換算)くらい書けてしまった。(※卒論は80枚)
 発表もなんだかいい感じで終了し、よかった。がんばってみたら、やっと自分が論点にしたいところが見えてきた感。がんばることはいいことだ。しかし、やっぱり直前にしかがんばれない。これから卒論の締め切りに向けて、せめてもうちょっと前々からがんばりたい気がする。それにしても、人間って案外枚数書けるもんだな。

 で、発表がんばったご褒美に、チュタヤで菅野よう子のCDを死ぬほど借りる(予定だったけど予算の都合で、死なない程度しか借りれなかった)。今まで、好きだ好きだと言いながら見たことある作品のサントラしか手を出してこなかったので、ここらでいろいろ手を広げてみようとおもったのだった。
 とりあえずアルジュナというような作品のサントラを聞いて、絶句する。すげー、すげぇよ……! 菅野パワー全開だよ……! つくづくわたしは菅野よう子の世界が好きらしい。これは多分、わたしがずっと行きたいと思っている世界にそっくりなのだ。

 そんな音楽たちをアイポッドシャホーに詰め込んで、シャッフルしないで聞いている。今わたしのシャホーの中身は、菅野よう子とビル・エヴァンスと山崎まさよしとMr.children。節操がない。


 今日は昼間空き時間があったので、大学のなんとか庭園というところでくつろぐ。いい感じに芝生があって、大学生がそこここでごろごろ寝っころがってて、木が適度ににょきにょき茂ってて、その外側に建物がにょきにょき生えている。空中庭園にいるみたいな気分になるので気に入っている。芝生に座り込んで、おやつのドーナッツをもぐもぐしながら、今日ここで読むために買った文庫本をひらき、アイポッドシャホーを再生したら流れてきたのがエスカフローネのサントラ(もちろん菅野よう子)。なんだかこののどかさと、ドーナッツの甘さと、一人気ままに文庫本を読むというシチュエーションと、主張しすぎないのにきちんと雰囲気作りという仕事を果たしてくれる(なにせサントラだから)音楽が、あんまりにも溶け合っているものだから、生きてて良かったとちょっとおもってしまった。世界がやさしい。ただ、雲の隙間から時折洩れる日差しがちょっと強烈だった。今、秋だよな? てな感じに。まあ、むしろほほえましいけど。
 こんな時間のためにわたしはこれからも生きていくんだよ、きっと。



 おまけ。ゼミ発表の準備でテンぱっていたわたしが、あとで日記に貼ろうとおもってコピペしておいたニュース。
 愛地球博名物の生き物、モリゾーとキッコロが瀬戸市に住民登録したらしい。で、

 住所は市内の「海上(かいしょ)の森2005番地」で、万博会場から閉幕日の9月25日に転居したという設定。世帯主のモリゾーの生年月日は「ずっと昔」で、「森全体が家族」という。 

 これはいいメルヘンだ! とおもわずコピペってしまった。だって、ずっと昔……!
 お役所仕事の割にはかなりいい味出してる。こんな感じでいろいろやってくれたら、日本はかなりいい感じのファンシー大国になれるのになー。