のり巻き のりのり

飾り巻き寿司や料理、己書、読書など日々のあれこれを書いています



荻とススキの違い

2018年10月27日 | 愛しき植物
河原を歩くと、ススキが群生し花穂が風に揺らいでいます。
秋の風景です。



でも違っていました。
私が「ススキ」だと思っていたのは「荻(オギ)」でした。

オギとススキはよく似ているので、遠くからではなかなか区別がつきません。
オギは主に河原などに群生し、ススキは乾いたところに群生します。

しかし、同じところに生えていることも多く、じっくり見ないとわからないようです。

花穂を比べると、オギのほうがびっしりと穂をつけ、ススキはまばらです。
ススキが薄茶色で、オギは白っぽく見えます。

決定的な違いは、小花をルーペでじっくり観察するとわかります。
ススキは、雄しべと雌しべを包む苞頴(ほうえい)の先に「のぎ」が細長く伸びていますが、オギには「のぎ」がありません。

左がオギで、右がススキ
 


上がオギで、下がススキ

  

実は私、昨日教えてもらったばかりです。
私だけでなく、多くの人がススキと思っているんじゃないでしょうか。

あなたが見ているのはどっち? しっかり観察してみるといいですね。

今日10月27日は読書の日。11月9日までは読書週間です。
積ん読のままじゃだめ、さあ、今夜は本を読もう。

今から本の中に空間移動をしますわよ。