のり巻き のりのり

飾り巻き寿司や料理、己書、読書など日々のあれこれを書いています



自然が好き

2016年10月06日 | お気に入り
久しぶりの晴天に心が躍る。これぞ秋の空
じっとしていられなくて散策に出かける。

お気に入りの場所は近くの河川公園
散歩する人は少ないけれど、ウィンドサーフィンをやっている人、砂の造形を作っている人がぱらぱらと見られる。

川を渡ってくる風が心地よい。川は県境となって、対岸には連なる山系がくっきりと見える。
川が運んでくる砂が堆積し、ちょっとした砂丘になっているので毎年砂丘祭りが開かれる。

初めて来た45年前は手つかずの砂丘、手つかずの松林、手つかずの自然林がどこまでも広がっていた。
30年前には子どもたちとテントを張ってキャンプをしたのも懐かしい思い出だ。

整備された遊歩道を歩いていくと、クルミ、ムカゴ、アケビなどを見つけることができる。
タイミングが悪いと見つけられないことも多いけれど。

奥まったところに、かなり以前に作られた散策路がある。
今はほとんど歩く人がないのか、雑草が踏み固められ様子がない。
でも、私は昔からこの道が好き。

木漏れ日のトンネルを抜けると、ぱっと広がるのはコスモス畑だ。
老人介護施設の敷地にあるコスモス畑に出る。この急に「ぱっ広がる」がお気に入り。

入所者が楽しめるように、職員の方が育てているとか。
コスモス畑の隣にはサツマイモ畑。暮らしぶりを伺うことができるというものだ。

ここ、老人介護施設は川に近く町外れにあたる。景色も空気もよく適地だとは思う。
けれど、ここへ到る道が今私が歩いてきた散策路のようであってはならない。

忘れられた道とならぬよう、多くの人が足繁く通う道であってほしい。