のり巻き のりのり

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日日是好日

2018年10月09日 | 読書
樹木希林さんの最後の映画「日日是好日」が13日から全国公開されます。
見に行きたいなと思っています。

本屋さんにベストセラー3位で並んでいた文庫本があったので買いました。
読み始めたら止まりません。

 森下典子 新潮文庫

宵っ張り復活でとうとう午前様に。
うーん感動、これは小説ではなく生き方の書なのです。

私は茶道をやったことがないのでその世界は知りません。
60を過ぎてから茶道を始め、今はまっている人、自宅に茶室がある人などその道に通じている友人が何人かいます。

お茶席に招待もされました。家ではふだん薄茶を点てます。
けれども、この本は茶道の教本でも小説でもありません。

「お茶が教えてくれた15のしあわせ」とあるように、生きる幸せを教えてくれるのがお茶の世界だと説く、心の書です。

美しい文章から、炭やお茶の香りが漂ってきます。
しゅんしゅんと沸く湯や畳の上を歩くすり足の音が聞こえてきます。

花の名前や漢語名言がたくさん覚えられます。
物事の見方や考え方が変わる可能性があることを知ることができます。

樹木希林さんをこの映画に起用した監督もすごいけれど、人生の最後をこの映画で締めくくった希林さんも見事という他はありません。

この本、もう16年も前に刊行されていたんですね。
もっと早く読んでいればよかった。

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