のり巻き のりのり

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江戸料理 納豆汁

2018年10月07日 | 江戸料理再現
完全な夏日でした。ノースリーブ1枚で過ごしていましたから。
からっと晴れたので今のうちにと、障子の張り替えをしました。

真っ白になった障子は明るくて気持ちがいい。
これから日差しをたっぷり浴びて秋を楽しめそうです。

今日は暑かったけど、もう10月ですよ。昔の10月はもっと涼しかったはず。

昨日の「神無月」では、岡っ引きは鮫の皮の煮こごりを肴に、居酒屋のおやじと話をしています。
ちびちびと呑みながら、独り言のように、腑に落ちない事件のあらましを語ります。

熱燗の季節だったことが分かります。

おやじはもっぱら聞き役です。
煮こごりの次に出てくるのは納豆汁です。

江戸時代の食べ物は今も私たちの生活に根付いています。
鮫の皮の煮こごりは無理ですが、納豆汁なら我が家でも食べてます。

江戸時代の国民食だった納豆汁。今と違うのかしら。調べました。
納豆をすりつぶして作っていたようです。

いつもは挽き割り納豆か、粒納豆をそのまま入れるんだけどなあ。



なめこと豆腐、たっぷりのネギを入れます。
これは居酒屋のおやじが「ネギを1本取り上げた」とあるので同じ。



見たところ普通のお味噌汁ですが、江戸時代の納豆汁の再現です。



違うのは、さらに焼き肉とカボチャ煮物、野菜などがついていること。
江戸時代の庶民は四つ足の獣肉は食べませんでしたからね。

2018年神無月7日平成の納豆汁でした。