のり巻き のりのり

飾り巻き寿司や料理、己書、読書など日々のあれこれを書いています



澪の料理帖より

2015年09月07日 | 江戸料理再現
「みをつくし料理帖」より抜粋メモ
ユニークな名前のついた江戸料理が出てきました。

○親父泣かせ

 1 自然薯を皮ごとすりおろし、卵白、塩、だし汁を入れてさらにすりおろす。
 2 鮃は軽く塩を志、さっと湯引き、食べやすい大きさに切る。

 3 酒、味醂、醤油、塩を入れ加熱し、水溶き葛を加える。(あん)
 4 器の下に鮃を置き、1をかける。

 5 ふたをして、充分に蒸気が上がった蒸し器に入れて強火で蒸す。蒸しすぎに注意
 6 3~5分蒸したら、3のあんを書け、仕上げにわさびをちょんとのせる。

○慰めのり巻き
 
 いわゆるかんぴょうの細巻きのこと

○面影膳
 
 1 高野豆腐2枚をおろし金でおろす。
 2 高野豆腐2枚をもどす。

 3 もどした高野豆腐を絞り、1枚を半分に切り、厚みを3等分する。(高野豆腐2枚で6つとれる)
 4 3に下味をつける。

 5 4の豆腐を牛と絞り1のころもをまんべんなくつける。
 6 熱した油で揚げる。低温の温度から徐々に上げていくようにする。

 7こんがり揚がったら青のりを振って食べる。

○ひょっとこ温(ぬく)寿司

 ちらし寿司をあたためたもの

○里の白雪(蕪蒸しのこと)

○ははきぎ飯

 1 山芋を知りおろしだし汁を入れる。
 2 炊きたてご飯に1をかけ、とんぶりをたっぷりのせる。

○鯛の福探し(鯛のあら炊きのこと)

ネーミングのおもしろさが印象的でした。

主人公は江戸時代の料理研究家、今なら栗原はるみさんや平野レミさんみたいです。
写真はありませんが、想像力を働かせ、形や味を楽しみましょう。