僕の菜園日誌

家庭菜園40%、水彩画40%その他雑記20%の生活ブログです。ごゆっくりどうぞ。

時差ボケ東京

2008年06月05日 | おすすめの一冊
Kai-Wai散策で見る写真とはちょっと様子が違うぞ。でも光と闇を感じるパレットはやっぱりmasaさんのものだと気付かされる。サビオウのページで嬉しくてつい笑いが・・・。
ブレることがこんなに美しく時間の躍動と静止とを同時に感じさせるとは。刻々と時を刻みながらけしてどこかへ過ぎ去ってはいかないのである。たぶんこの印象は僕の錯覚ではない。東京のいたるところでmasaさんに捕られられた移動物体は永遠に東京を走り続ける。僕は新しい網膜をまたmasaさんにいただいたと思っていた。が、そうではない。本来の自然な視力感覚を脳内に呼び起こしてもらったのだ。行儀よくピンのあった写真ばかり目にしている僕らは、科学(カメラや映像)に騙されているのかもしれない。輪郭線という境界線がいつも見えているとは限らない。
描くという行為は分かったつもりのものをあえて描きながら再検証していく作業だ。写真も然り。撮るという主体的な経験を通じてより深い理解を僕らは「時差ボケ東京」を通じて体験することができた。創造行為は個人個人、鑑賞者のなかで完結するのだ。
体験希望の皆さまはLOVEGARDENさん、ブックダイバーさん、青木書店さんまで。
・・・・なんて好きなこと書いてしまった上に画像を使わせていただきました。勝手な解釈お許しください。

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17 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
>masaさん (Cezanne)
2008-06-10 08:05:31
masaさん、おはようございます。いろいろと御事情があったのですね・・・。東京にお住まいで、遠く離れた郷里の土地を管理することは容易ではないはずです。使わない不動産は経費のかかる負の資産といえますしね。有効に使うことが財産を残してくださった方への義務だと・・・思います。
このたびのmasaさんの写真集発表は皆さん喜んでらっしゃるはず・・・そんな気がします。
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>Cezanneさん (masa)
2008-06-09 22:48:41
東京での生活がもう長くなりますが、若い頃は、きらびやかな街に憧れ、都心をウロついていましたが、徐々に、下町の土着といえるような感覚で住んでいる人々が羨ましく感じられたり、人混みの途切れた辺りからの町を好んで歩くようになったのも、僕のなかのどこかで、3歳までとはいえ、生まれ育った三隅町の匂いを懐かしんでいるのかもしれませんね。三隅にはまだ家や土地が残っているのですが、とても維持しきれず、人手に渡しはじめました。が、そうしてみると、なんだか複雑な気分です。実は、今回の写真集は、先祖からの土地を売却したお金をあてたのです。ですから、三隅の地霊が護ってくれるかもしれない…なんて思っているのです(^^;
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>いっこんまsan (masa)
2008-06-09 22:40:20
お返事をありがとうございます。お嬢様のブログに早速お邪魔してきました。洒落たブログですね~。写真も基本をおさえながらも、独自の世界をお撮りになっていますね。
しかし、後楽園駅から東京ドームに渡るブリッジの上から撮られた写真があったのには驚きました(シビックセンターにご一緒にいらしたのでしょうか…)。あの辺りは、我が家から5分という範囲なんです。ニアミスってあるものですね。ところで、いっこんまsanのお庭の“錆び”…期待しています!
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>いっこんまさん (Cezanne)
2008-06-09 21:47:56
いっこんまさん、こんばんは。拝見いたしました、お嬢様のブログ。素敵ですね。僕はぜんぜん存じ上げませんでしたよ。ちょっと感じのいいもの・・・・楽しみですね。
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>masaさん (Cezanne)
2008-06-09 21:46:46
masaさん、こんばんは。
masaさんの詫び錆びには皆さん魅せられてしまいますよ。何を隠そう僕もそのひとりですから。
僕はあのきらびやかな東京の写真をおとりになるmasaさんのルーツが三隅というのが意外であると同時にとても重要なことに思えてなりません。のどかですがとても良いところです。
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masasさんへ (いっこんま)
2008-06-09 21:31:35
masaさん、こんな私にまでコメントいただいて恐縮です。こちらこそよろしくお願いいたします。
血の繋がった母娘でも感性は全く違ってます。
私が気づかないで素通りするようなものに、娘は熱心にカメラを向けております。
そして、“わびさび”といえば、こんな記事を書いてます。
http://utata-nisshi.blogspot.com/2007/11/blog-post_08.html
http://utata-nisshi.blogspot.com/2008/05/blog-post.html
これは、彼女の隠れて書いてるようなブログです。

あ、“錆び”といえば我が家の庭の片隅にもちょっといい感じのもの(いや、お恥ずかしいようなもの)がありますので、来週辺りにでも掲載してみましょう。そのときには改めてお知らせいたします。
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Cezanneさん (masa)
2008-06-09 18:30:23
香月泰男美術館は、僕の生まれた三隅町にあるにもかかわらず、訪れたのはたったの1度だけです。近くにあるとそんなもんですね(^^; でも、あの黒の表情などは、近くで実物を見なくてはわからない…という気がしました。とにかく、のどか過ぎるくらいにのどかなところですので、同じ山口県とはいえ、驚かれると思います(^^;
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いっこんまsan (masa)
2008-06-09 18:25:55
この場をお借りし、はじめまして。こちらではもう何度もお名前を拝見していますが…。
ところで、ブログをご覧くださったとのこと…ありがとうございます。お嬢様は、いわゆる詫び"錆び"系がお好きなのでしょうか(^^; またのお越しをお待ちしています…とお伝えくださいませ。これを機に、これからもどうぞ宜しくお願いいたします。
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>いっこんまさん (Cezanne)
2008-06-09 08:56:29
いっこんまさん、おはようございます。コメントありがとうございます。早いもので12回目です。プレゼントは・・・はい、いたしました。ホントにささやかなものですがね。
>私には見えないものに釘付けになっているんですよ。
あるのでしょうね、僕らには見えないものが・・・それとも気付かないだけでしょうか。お嬢様も素敵な眼をお持ちなのでしょうね。
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>masaさん (Cezanne)
2008-06-09 08:55:59
masaさん、おはようございます。青木書店さんのイラストはお嬢様のですか。素敵な絵だなぁと思って拝見しました。開業当時の最初のお客さんの様子を現代に置き換えて描かれたのでしょうね。
>masaさんの写真が里帰り、帰省ですね。そういえば先月の連休、弟が帰省したおり香月泰男美術館を観てみたいという話になりましてね。僕もまだだから一緒に・・・と思ったのですが互いに都合が合わなくて・・・いまだ観てはないのですがね。僕のほうは近いから逆にいつでも・・・となるのですが。masaさんはすでに観られたとブログにて書かれてましたね。夏休みに子供たちと行ってみようかな。
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ヽ(〃'▽'〃)ノ☆゜'・:*☆オメデトォ♪ (いっこんま)
2008-06-08 16:11:23
Cezanneさん、12回目の結婚記念日、おめでとうございます。
今日はご家族おそろいでお出かけですね。
奥様に素敵なものをプレゼントしてあげてくださいね。

masaさんのブログを拝見してきました。我が家の娘が喜びそうな写真が沢山ありました。
娘も旅に出たり街中を歩いていると、私には見えないものに釘付けになっているんですよ。
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Cezanneさん (masa)
2008-06-08 13:14:45
東京への帰省…と聞きますと、なんだか、僕の写真集が、Cezanneさんのお陰で、山口に帰省しているんだな~なんて、勝手に思っています(^^; それにしても、真摯な目でご覧いただいたこと、本当に嬉しいです。ありがとうございました。
それから、青木書店HPの絵ですが、あれは、青木さんのお嬢様が描かれたものです。店内には、お嬢様の作品が何点か展示してあります。
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>masaさん (Cezanne)
2008-06-08 06:21:35
masaさん、おはようございます。興奮して勝手な解釈をいろいろと書いてしまいました。写真を拝見してから1週間、書こうか書くまいか・・・葛藤しておりましたがやはり何か自分の感じ取ったものを言葉にしなくては・・・と。東京は20年前、父は東京で仕事をしていた関係で、盆正月の帰省先が東京でした。
独りで電車に乗って浅草や寅さんの葛飾あたりに行ったのを思い出します。今の東京とはもう全然違うのでしょうね。なんてmasaさんの写真を見ながら当時のことを思い出してしまいました。僕の小さな書斎アトリエの机の上にいつも飾っております。
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>オヤジさん (Cezanne)
2008-06-08 06:17:52
オヤジさん、おはようございます。コメントありがとうございます。今日は12回目の結婚記念日です。昨晩は宿直明けの疲れと少し飲みすぎたせいでしょうか、9時には寝てました。で、目が覚めたらこの時間です。
これから畑の野菜たちを見て今日は家族で出かけます。12年前は今のような生活は想像してなかったなぁ。
オヤジさん、会津の旅拝見しております。もしやいっこんまさんやpochikoさんの登場はいずれ・・ですか?どうなのだろうか?と期待しながら拝見しております。旅の記事、まだまだ続きそうですね。青木書店さん、近ければ僕も行ってみたいのですがね。ホームページのイラストが良いですよね。
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mods@dd.mods.jp (masa)
2008-06-08 02:17:29
>オヤジな私さん
こんばんわ。青木書店さんには、サンプルが置いてありますので、もしも足をお運びいただけるようでしたら、ぜひご高覧いただきたく思います。お買い求めになる必要はいっさいありませんので…。青木書店さんも、そのあたりは心得ていらっしゃいます(^^;
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mods@dd.mods.jp (masa)
2008-06-08 02:14:52
こんばんわ。写真集を紹介していただき、大変ありがとうございます。しかも、こうして、きっちりと写真を「読んで」いただけますと、撮影者としては、とても嬉しいです。きっと、絵を描いていらっしゃるCezanneさんだからこそ…とも思います。
あまり自分の写真について語ることはせずにおこう…と思っているのですが、現実をありのままに視ることの難しさや怖さといったものに、やはり正面から取り組まなくてはいけない時期にきている…ということも言いたいことのひとつでした。
しかし、同郷の方に、こうして紹介していただくのは、また格別です(前回も書きましたね(^^;)。心から御礼いたします。
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時差ボケ東京 (オヤジな私)
2008-06-07 20:41:25
なかなか哲学的な意味合いの今日ですね。
あえて変なコメントすると、それこそボケてしまいます。(笑)

青木書店は京成電車で行ける地域です。
いずれ覗いてきましょう。
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