僕の菜園日誌

家庭菜園40%、水彩画40%その他雑記20%の生活ブログです。ごゆっくりどうぞ。

雨の錦帯橋

2008年06月29日 | 水彩画
雨、よく降りますね。雑草の成長スピードに対抗できなくなってきました。数日前に草刈りホーで根際からげずりとったのに・・・もう新しい芽をふいています。さらに抜いた雑草も普通は放っておけば枯死してしまうところが連日の雨で元気に再生して根をおろしている場合もあります。
小まめに管理すれば9月の秋野菜の頃まで順調にいくのですが・・・と、野菜の収穫そっちのけで畑の管理ばかりが気になっている僕。何のために菜園を楽しんでいるのやら…です。
さて、錦帯橋の絵をぜひ・・・と言われてまたお金にならない仕事をしております。いつも見慣れた錦帯橋ですが、「描こう」と思って取材していると気付くことが多いです。この日は曇り空で時折霧雨が降ってましたが、風がなくてきれいに橋が水面に映ってました

加工・描こう・画こう

2008年06月24日 | 水彩画
僕は軟らかい鉛筆を使い、消しゴムはほとんど使いません。大まかな明暗の印象だけで細部にもあまり構わないようにします。
出来るだけ原形とその印象が写し取れればと考えます。
申し分のないモチーフを探す為に時間を浪費することはよくあることです。完全なモチーフ・風景など・・・・本当はありません。最近になって気がついたことです。(遅すぎ・・・)
あるのは元となる原型です。なければ現実を修正・加工しましょう。頭の中に思いついたものを形に作り上げたら・・・心地よく見えるものが出来上がるかもしれません。

梅雨晴れ

2008年06月23日 | ライフ
長雨がいかに憂鬱とはいえ、「梅雨」という季節がなくなると、物足りなさを感じるのは日本人だからでしょうか。視覚から感じる前回のスペインの風土とは明らかにちがいますね。
明度は低いけれど湿度は色を濃厚に見せてくれます。空気の感じも変わります。雨天の景色は色彩快適度でいうと、けして不快ではないかも・・・です。
多色で色鮮やかな絵が必ずしも好まれるとは限りません。
むしろ限られた色で平均彩度を下げたほうが、目には快適に映る場合が多いですね。そこに差し込む明度。
梅雨晴れは視覚の演出効果は大きいです。野菜たちも一番成長する時期です。
「つゆ」と言えば、こちらもどうぞ。鰻&山とろ&そうめん・・・・です。こちらは視覚的に多色で目がチカチカします。

キアゲハ羽化

2008年06月17日 | 菜園
5月末わが家の東側の外壁にキアゲハらしき蛹(さなぎ)がぶら下がっていました。わが家のそのまた東側には僕の菜園がある。菜園の西端の一番目の畝が人参。彼女は(僕は勝手にメスだと思っている)そこで孵り、無事に終齢幼虫まで育ったのでしょう。最後の蛹(さなぎ)への変態をむかえる場所が人参の頼りない茎ではちと不安と思ったのか?彼女はそこから遅い歩みで最適の場所を探しながら長旅を続けて「まあ、ここなら・・・」と辿り着いたのがわが家の外壁だった様です。
僕は後になってこの蛹(さなぎ)に気がついたのですが、彼女がここにたどり着いた時からいち早くそれに気づき、僕よりも先に日々観察をはじめた人間がいたのです。意外にもそれが家内であるとは・・・。今日の冒頭の写真を納めたのは実は家内なのです。今日は彼女の撮った観察画像をご覧ください。
さて、その幼虫は最初、幼虫の姿のままで蛹(さなぎ)のポージングをとり、さながら電柱に上って作業をする人のように腰にローブを回し自らの体をその重みでぶら下げる。次に緑・だいだい・黒の迷彩スーツを脱ぎ、蛹(さなぎ)に変態。下にスーツが丸まって脱ぎすてられています。その後ひたすらぶら下がるだけ。夜になるとすぐ上の窓には明かりが灯り、それに群がる虫を狙ってヤモリが何匹も出現する。・・・よく無事でいられたものだと感心する。
蛹(さなぎ)のままで12日間。13日目の朝、幸運にも羽化するその瞬間の画像を妻がとらえた。幼虫からはとても想像できない姿。まだ羽根が濡れている。完全に乾ききるには1時間も2時間も時間がかかるだろうと妻は昆虫図鑑の知識でそれを知っていた。この冒頭の画像を撮影後、家内は家事をするために一度家に入った。それから1時間後、彼女の姿は突如消えていた。ショックの妻。鳥に食われたのか、それとも無事空に羽ばたいていったのかそれはわからない。
翌日僕はフェンネルにぶら下がっている別の蛹を見つけてやった。妻はそれをプラスチックのケースに入れて室内で飼っていた。羽化する瞬間を見逃してもその後、室内だから鳥に襲われる心配はない。が、ショック。その蛹は別の生き物に寄生されていた。小さな羽虫が蛹の身体を突き破ってウヨウヨ羽化したとのこと。
キアゲハが無事に成虫になり畑を飛び回るまでの確率はどのぐらいだろう・・・。完全無農薬栽培でこれだけのニンジンが無事に収穫できる。キアゲハへのおすそわけどころが大盤振る舞いをしても良いと思う。キアゲハの幼虫はよく見ると愛らしい姿をしている。そう見えてきませんか?

結婚記念日

2008年06月08日 | ライフ
昨日は12回目の結婚記念日でした。一昨日、ミニブーケ、それに妻のお気に入りの店にてお祝いのプレゼント(シャツ?カットソーていうのかな?)を買って帰りました。店内に入ると、「プレゼントですね、何をお探しですか?」
・・・・何を買うにしても、付きまとわれることが苦手な僕なのですが、この日ばかりは店員さんを大変頼もしく感じました。
12年、長いようであっという間。結婚生活なんて何も問題が起こらないことのほうが不思議です。期待していたような夢の結婚生活は裏切られ、夫の欠点に幻滅し、社会的には共働き、妻も仕事を抱えながら、家事の大部分をこなさなくてはなりません。互いに話すことは経済的な問題、子育ての問題ばかり。ですが、こうして10年以上、互いに許し、許され2人でやってきたました。努力をしてくれた妻には本当に感謝です。ありがとう。これかもよろしく。・・・ってブログ内ではよき夫を演出しておこうっと。

時差ボケ東京

2008年06月05日 | おすすめの一冊
Kai-Wai散策で見る写真とはちょっと様子が違うぞ。でも光と闇を感じるパレットはやっぱりmasaさんのものだと気付かされる。サビオウのページで嬉しくてつい笑いが・・・。
ブレることがこんなに美しく時間の躍動と静止とを同時に感じさせるとは。刻々と時を刻みながらけしてどこかへ過ぎ去ってはいかないのである。たぶんこの印象は僕の錯覚ではない。東京のいたるところでmasaさんに捕られられた移動物体は永遠に東京を走り続ける。僕は新しい網膜をまたmasaさんにいただいたと思っていた。が、そうではない。本来の自然な視力感覚を脳内に呼び起こしてもらったのだ。行儀よくピンのあった写真ばかり目にしている僕らは、科学(カメラや映像)に騙されているのかもしれない。輪郭線という境界線がいつも見えているとは限らない。
描くという行為は分かったつもりのものをあえて描きながら再検証していく作業だ。写真も然り。撮るという主体的な経験を通じてより深い理解を僕らは「時差ボケ東京」を通じて体験することができた。創造行為は個人個人、鑑賞者のなかで完結するのだ。
体験希望の皆さまはLOVEGARDENさん、ブックダイバーさん、青木書店さんまで。
・・・・なんて好きなこと書いてしまった上に画像を使わせていただきました。勝手な解釈お許しください。