僕の菜園日誌

家庭菜園40%、水彩画40%その他雑記20%の生活ブログです。ごゆっくりどうぞ。

高視力ビ~ム

2007年06月15日 | クロッキー
旅先で美しい風景に出会ったときに、現代人は写真を撮ります。人によってはビデオもつかいます。その美しい対象、そしてその時の自分を、所有したい・・・という欲求なのでしょうね。私たちの同年代の父兄達もそうです。こぞってわが子の活躍ぶりをビデオや写真に残そうとします。これもわが子の記憶を所有したいという願望なのでしょうね。また、人によっては何気ない普段の生活上でもカメラを手放せないという方も・・・。
僕の場合はその「心に残るものを所有したい」その代償行為が「描くこと」なのかもしれません。カメラで写すことは簡単なのですが、もっと深く対象と関わりたいという欲求があります。当然、対象を描くにはその「モノ」を深く観察することになります。そして対象と一体となり、自分の精神の中に留められたような気が・・・。
ま、僕も携帯カメラを良く使います。ですが、写真や映像の技術が進めば進むほど、その便利さのために、欲求不満に陥っている・・・そんな気がして・・・・。そうはいってますが、この絵も写真をもとにして描いたのですがね・・・・。 

オリカエシ・ブリッジ

2007年06月11日 | RUN
この橋は、いつも私が走るジョグ・コースで、丁度折り返し地点になる橋です。・・・よって、この橋を対岸へ渡り、今度は来た方向に向かって反対の川土手を走ります。
ここまで来ると「よ~し、半分終了・・・」と気分が少し楽になるのです。・・・そして橋を渡り終えた頃、決まって元町役場(現支所)が鳴らす早朝のサイレンが「ウゥゥゥゥ~」と周囲に鳴り響きます。6時半の合図です。これが橋を渡る前に鳴ると「ああ、今日は遅いな、ペースアップしなければ・・・」と思うのです。ところでこの橋、その風貌と周囲の雰囲気が私のお気に入りでして・・・何度が写真を撮っています。口では上手くいえないのですが・・・。この橋が見えてくると何となく、昔からここを知っていたような・・・この風景が僕の記憶に昔からあったような・・・そんなデジャブ感覚を毎回味あわせてくれるのです。ご覧のように幅が小さく、車はほとんど走りません。車よりも人を渡してくれる橋だからでしょうか。・・・・いつも静かにたたずんでいて・・・それが朝のしーんとした空気を感じさせてくれます。あ、今朝も私のペースメーカーが付き添ってくれました。そういえば・・・このコスモスに似た黄色の花、なんて名の花なのでしょう。最近あちこちでゆれてます。これも何となくデジャブな色です

ポケットの中

2007年06月03日 | ライフ
「これ何だと思う?」おもむろに妻が見せた奇妙な写真。「洗濯機に入れる前に気がついたの。これ、全部けいのズボンのポケットから出て来たのよ。」・・・て、思わず大爆笑しました。それらは私にとってもどこか懐かしく、その価値が「わかる」様な気がして、嬉しく思いました。が、それにもまして、微笑ましく思ったのは、それらを「ゴミ」として捨てずに、しかも写真にまでして残していた妻の行動です。「それにね、昨日仕事が早く片付いて、けいが下校する時間には家に戻れたの でも時間になっても、ちっとも帰ってこないから心配でちょっと出てみたの そしたら・・・けいね、帰り道の溝のそばで・・・ずっとその溝の中をみているのよ 私がそばに寄っても全然気がつかないのよ」「けいくん!」って声をかけたらやっと「おおおっ!びっくりした」って。
何かがいるんじゃないかって、ずっと溝の中を見ていたらしい。彼の頭の中は様々な空想で渦巻いているんでしょうね・・。関心の赴くままに、モノに対して接近できる彼の自由さ・・・それが何と言うか・・・とても尊いもののように僕には思えました。これは一昨日、本当に彼が捕ってきた小魚で、この辺では「どんこ」って呼んでます。