僕の菜園日誌

家庭菜園40%、水彩画40%その他雑記20%の生活ブログです。ごゆっくりどうぞ。

土の匂い

2007年02月23日 | 水彩画
月に数日ですが、子供たちと私の休日が重なる日があります。畑仕事をしている私に子供たちがいろいろ聞いてきます。「何をしているのか?」「その種は何か?」「こっちは何ができるのか?」「何でビニールを敷くのか?」その質問に一つ一つ答えてやります。で最後に「父さん、畑は楽しいか?」と聞きます。「楽しい」と答えると「何か手伝わせろ」とききません。
そろそろ畑ライフ始動の頃となりました。冬眠からさめる虫たちを狙って、早々と営業開始のものも・・。今朝は霧が発生。その朝露でとってもきれいでした。
子供も大人も大好きな映画「となりのトトロ」、ウチの子供たちもやっぱり大好きなのですが、魅力は里や山々の風景です。各人気キャラの後ろで優しく演出している開放的な空気。あんな優しい絵が描けたら・・・と思って描いてみました。

バイブル

2007年02月19日 | 菜園
チンゲンサイがトウ立ちし始めた。そろそろ畑も春野菜の準備にかからなければ・・・・。しかし、このたびの秋野菜はホントに良く出来ました。しかもそのほとんどが無農薬で。こんな年もめずらしい。野菜をご近所に配ると「まぁ、立派ね」と喜んでくれます。・・・が、あんまり見栄えが良すぎると「農薬使ってるのかしら?」なんて内心、思ったりするのかもしれませんね。ちょっと虫食いだったり、ご愛嬌で中からアオムシが出てきたりと、かえってその方が喜んでくれる場合もあります。虫食い野菜のほうが「安全」で「美味い」と思っているからでしょうね。「虫食い跡」は「美味い証拠」とばかりに・・・。
野菜にもよるのですが、ボクは虫食い野菜が必ずしも美味い野菜とは思いません。むしろその逆もあり、なのかもしれない。ツヤのあるキレイな野菜、これは健全で連鎖のうまくいった自然環境のもとで育ったもの。反対に虫食いのひどい野菜、これはそのバランスが崩壊した環境のもとで育ったもの。つまり益虫・害虫の連鎖のバランスが悪い環境ともいえるのかもしれません。ひと種類の野菜を大量に育てるプロと違って、家庭菜園のレベルではひと種類の野菜の量は知れている。多品種で少量。なのにひどい虫食いが起こるというのは、明らかに農薬に頼ってきた形跡のある農地ということなのかもしれない。
虫食い野菜の方が本当に美味いというのなら、不味い野菜は無農薬で育つといえる。ホントにそうだろうか。化学肥料を大量に使う近代農法の野菜は有機野菜より美味くないはずだ。その近代農法の野菜に農薬散布をやめたら・・・・。ことごとく虫たちにやられるだろう。ま、これは極論。虫たちは「美味い」「不味い」で食ってるんじゃなく、生きる為、繁殖する為に食べている。
・・・・この一説はボクが畑を始めた頃に図書館で借りた本に書かれていました。本のタイトルと著者は忘れたのですが、いまでも頭の中にしっかり「菜園のバイブル」として刻まれています。農薬・・・使いたくてもグッっと我慢です。

学ぶとは自ら「気付く」こと

2007年02月19日 | クロッキー
だれ?これっ・・・・また自画像なんか載せちゃって・・・はは~ん、ナルシストかCezanne?
少なくとも私は違います。ですが、絵描きってみんな自意識過剰じゃない?・・・なんてお思いの方もたくさんいらっしゃると思います。彼らは生涯で何枚自分の顔を描くのでしょうか。100枚?200枚・・・いやそれ以上かも。どうしてそんなに描いちゃうのでしょうか。
やっぱり自意識過剰だからでしょうか。でも一概にそうとも言い切れません。私の言い分はこうです。それは、モデルに気をつかわないで描けるからでしょう。他人は他人です。どんなに見たまんまといいながらも、社会的良識が身についている限り、気持ちのどこかにお愛想が入ってしまうものです。特に女性や子供・・・神経をつかいます。「その線・・・しわ?(もっと張りがあるわっ)」「この子ウチの子?・・・・・・(どこのガキよ)」
・・・・で、独り、気を取り直して、文句をいわない鏡に向かうわけです。ですがその文句を言わない己を描いても、冷ややかに言われることがあります。「ちょっと若すぎじゃない?」
私は思います。「自分のツラだけは、いつも視たままを描いているつもりだ。下手だけど・・・」老ける自分に歯止めがきかない40代、「ジジイが像」です。あ、気付いた。私の髪の毛、ヅラにみえるけどヅラじゃないずら。ばしっ!

みどりの庭

2007年02月17日 | 菜園
土の中では自然界の「成長」と「腐敗」が常に繰り返し行われています。いってみれば陽と陰、光と影です。この「腐敗」とは「分解」という意味であり、次の「成長」につながるものとなります。「土に帰る」といいます。つまり土は自然の「転生」の場所・・・といえるのかもです。その土が今は店で売られている時代となり、都市では地面の舗装が進み、街路樹の根元でさえ、雑草よけのシートに覆われている時代となりました。
土からいろいろなことを学び体験する・・・・子どもたちにとって、とっても必要なことのように思えます。

小さいけど、大きな「」が失われようとしています。知って下さい。