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花椿です。
映画ファン誌の昭和32年11月号のグラビア特集「時代劇とそのスタアたち」
に掲載された天然色写真。 疑似カラーや着色写真ではなくて本物の色彩印刷だ。
雑誌の発行が9月末で大映の大作時代劇「鳴門秘帖」(総天然色)の封切が同じ
く同年の9月末。 グラビアのトップを飾ったのはその宣伝の意味があるのかも
知れない。
山本富士子と組んでいるのが伝説の二枚目、長谷川一夫だね。 長谷川一夫は当
時すでにベテランで年食っている上に片岡千恵蔵や高田浩吉などと同じく顔が大
きいから、どう考えても小顔の山本富士子と合わないと思うが、何でもかんでも
顔の小さい市川雷蔵や根上淳と組めば良いというわけでもなかろう。 これは仕
方ないところか。
(戦前の二枚目スタアはみんな顔が大きかった、歌舞伎の影響かも知れない)
映画はDVDの発売があるので俺も見たけど、何度も映画化された題材だけにめ
ちゃくちゃ面白い。 しかも山本富士子の全盛期だけあって目が潰れるくらいの
美貌が楽しめたね。
とにかくお富士ちゃんが好きでたまらんヨ!
じゃ、またね
2019年4月8日、13時35分記。
千谷道雄さんの『幸四郎三国志』に書かれていますが、本当だろうと思います。