花椿です。
5月はDVD18枚をゲットしたけど価格はめちゃめちゃ高かった。 何でか言
うと新東宝の14作品中の10作品が絶版になっていてアマゾン・マーケットプ
レイスかヤフオクの出品を買うしか選択肢がないわけ。
写真に出した作品中、最も高価だったのが「網走番外地」で有名な石井輝男監督
の「黒線地帯」で8649円だ。 あと同じく石井監督の「セクシー地帯」が6
830円、「女王蜂と大学の竜」が6384円だった。 「毒蛇のお蘭」「女獣」
「恋愛ズバリ講座」はいずれも5000円前後で「殺人容疑者」「地獄」も45
00円くらいした。
これらの作品で特徴的なのは主演が天知茂、吉田輝雄、三原葉子、小畑絹子、菅
原文太、三ツ矢歌子らに集中している事。 俺の好み全開といった感じである。
一部作品を紹介しておくと、、、
□女王蜂と大学の竜(1960年、総天然色)
関東桜組の三原葉子と彼女を助ける特攻崩れの吉田輝雄らが戦勝国民を気取る朝
鮮人から日本人のシマを守るために大活躍する話。 もうむちゃくちゃにオモロ
い。
□女獣(1960年、モノクロ)
小畑絹子が父親殺害の復讐を果たすために父を殺した暴力団員に接近するが逆に
薬漬けにされてしまう。 一方、婦人警官の松浦浪路は女スパイとして暴力団に
潜入して捜査するという話。 2時間ドラマでリメイクして欲しいくらいの大傑
作だった。 時代劇でしか見なかった松浦浪路の現代劇であるが、その美貌に衝
撃を受けた。 新東宝は美人の宝庫だね、まったく。
□殺人容疑者(1952年、モノクロ)
丹波哲郎のデビュー作。 7~8年前にスカパーで見た記憶があるが、映像を
保存してなかったのでDVD買った。 警視庁の宣伝映画のような内容でさして
面白くもないが、丹波哲郎のファンとしてはお宝もの。 めちゃ豊満な肉体のス
トリッパーが登場するが、出演者の名前にジプシー・ローズの名を見て驚いた。
何かの本で日本人で最高のストリッパーはジプシーローズであると読んだ記憶が
あるが、なにしろ昭和30年前後に一世を風靡した踊り子なので、もちろん直接
には知らない。 そのジプシーローズが実際にストリップする場面があるのだか
らビックリした。 もしかしたら全盛期(昭和27年)のジプシーローズを記録
した唯一の映像かも知れない。 このシーンだけで1万円の価値がある。(苦笑)
□黒線地帯(1961年、モノクロ)
これはオモロい! 新聞記者の天知茂が売春組織の取材をするうちに売春婦殺害
事件の容疑者にされてしまう。 そこで天知は警察の捜査から逃げながら同時に
真犯人を捜すというヒッチコック並みのサスペンス。 三原葉子と三ツ矢歌子も
出ていて俺様の評価は断トツ!!だね。
□永訣(わかれ、1969年、カラー)
舟木一夫が主演したドロドロのメロドラマ。 大空真弓が出ているので買った。
数日前に届いたばかりでまだ見てない。 それどころか7月にスカパーで放送予
定になっていた。 大失敗だ。
□いつか来るさよなら(1969年、カラー)
やはり舟木一夫が主演したドロドロのメロドラマ。 光本幸子が出ているので買
った。 理由はそれだけ。 舟木一夫は決して嫌いじゃないが、なんとなく軟弱
なイメージがある。 まだ見ていない。
□毒蛇のお蘭(1958年、モノクロ)
小畑絹子主演の毒婦モノ。 幕末、良家の子女である小畑絹子が勤皇の志士と恋
に落ちるも、チンピラ男(天知茂)に騙されて、やがて悪逆非道な毒蛇のお蘭に
生まれ変わるという話。 基本的には悲恋物である。 小畑絹子の美しさに理性
を失った。 個人的には小畑絹子が美しい蛇女を演じた「蛇精の淫」という映画
が見たくてたまらんのだが、残念ながらDVD化されていない。 YouTube で予
告編が見られるだけである。 とにかく「蛇精の淫」が見たいぞ!!
じゃぁあああね、
2018年6月3日、午前2時15分記。