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花椿です。
札幌の古書店がヤフオクに出品していたのを買った。 800円+送料205円
=1005円。 通常の相場と比較して極端に安かったが、それにしては美品な
ので感動したところ。
映画そのものは山口崇、生田悦子の主演で桑野みゆきは助演しているだけやけど
ポスターには結構大きく出ているので買った。 映画の公開日は1967年3月
だ。 個人的には俺が小学校を卒業した直後の春休みになるけど、同じ月に石原
裕次郎主演の「今夜も夜霧よありがとう」と加山雄三主演の「何処へ」を見た記
憶がある。
松竹映画でも「宇宙大怪獣ギララ」が同じ頃の上映なのは知っているが(当時は
怪獣ブームで松竹でさえこんな映画作っていた)、「あゝ君が愛」は記憶にない
ね。
ポスターの配置は上半分が山口崇、生田悦子のご両人。 生田悦子はメロ映画
「命果てる日まで」でデビューして人気が出たのか、これが2作目であるが身長
が低いのがやや難。 個人的には当時の松竹新人なら香山美子の方が俺好みだね。
で、中央が桑野みゆき、その左が倍賞千恵子。 したがってポスターの配置で見
る限り松竹の方針として桑野トップ、倍賞2番手の扱いである。 尾崎奈々はあ
まり有名じゃないけど俺が中高生の頃のテレビドラマにお嬢様役、マドンナ役で
よく出ていた。 山口崇(たかし)は70~80年代の人気スターなので俺の世
代であれば知らない人はいないと思う。
それと、今気が付いたけど「総天然色」の表示が消えて「カラー作品」に変って
いる。 俺なんかは「総天然色」という面妖な表現にレトロ感があって好きなん
だがねぇ。
(今の若い人に「総天然色」と言っても意味が通じない?)
調べてみたら、日本映画で初めて「総天然色」から「カラー」の表示に切り替わ
ったのが「ゴジラ・エビラ・モスラ南海の大決闘」(1966年12月)からら
しい。 1967年の前半には「総天然色」が絶滅して今や死語となった。
じゃね、
10月8日、12時35分記。