花椿夕月の『雪*星*さざれ石』

日本映画ネタ、雑ネタなど

☆3月19日 映画「思い出月夜」を見た

2018年03月19日 | この映画見ました

花椿です。

さきほどブログにアップした「北上川悲歌」と同時にヤフオクでDVDをGET

した。 新品で価格は800円。 自分では安くGETしたつもりじゃあったけ

ど、あとでアマゾン価格を見たら600円だ。(苦笑) やはりよく調べて買わ

なくてはいけない。


制作は富士映画となっているが配給元は新東宝だ。 役者も新東宝の専属である

し、たまたま富士映画に下請けで作らせたのかも知れない。 作品そのものは

当時流行していた歌謡映画である。 近江俊郎の「思い出月夜」がヒットしたの

でそれを題材にシナリオを書いたのだろう。 俺が小学生の時に橋幸夫や舟木一

夫の曲がヒットしたらたちまち同じ題名の映画が登場していたが、それと同じだ

と思う。


主演は高島忠夫と池内淳子。 高島忠夫は今は息子の高島兄弟の方が有名になっ

ているが昔は大スターだった。 池内淳子はその後、テレビドラマに転身して大

活躍した大女優。 制作年は1956年(昭和31年)だから相当に古い。 モ

ノクロ。


個人的には高島、池内のご両人が演じるメロ映画ってどうなんだ? そういう期

待感だけで見た。 池内淳子は若い時からなかなかの美人だけども身長が低い(

推定152センチ)のがやや難。 もちろん女の平均身長が153センチくらい

の時代であるから、当時の感覚としてはそんなに低いわけじゃないけどね。 ず

いぶん前に天知茂主演の「女吸血鬼」(新東宝)をスカパーで見た時に池内が凄

く美人でそれ以来のファンだね、俺は。


ストーリーを簡単に書く。 静岡県の伊東市。 温泉旅館の経営者の娘(池内)

と流しの歌手(高島)が愛し合っている。 ところが旅館は経営が悪くてヤミ金

融からもカネを借りる始末。 当然、カネが返せないとその代わりに美貌の娘を

愛人にさせろと暴力団の組長から脅されるようになった。


それで暴力団が押しかけて娘を出せ!ともめている時に高島が実際は正当防衛な

のだが、池内を守るために結果的に組長を刺し殺してしまうわけ。 しかし裁判

では正当防衛が認められず懲役刑に処せられた。


3年後、池内は高島への愛を失っていなかったが旅館経営を続けるために意に反

して番頭と結婚する決心をする。 一方、高島は模範囚として仮釈放されたけれ

ども、そのいきさつを知って自ら身を引くのだった。 


悲恋ものである。 結構オモロい。 池内淳子が23才の時やけど俺が今まで見

た中で一番若い。 着物姿もなかなかである。 俺の母親がかつてはミス広島と

周囲の人達から言われたくらいの美貌の人だったけど、45才の頃までは着物で

過ごす日が多かった。 だから池内を見ながら俺の母親も若い時はこんな感じだ

ったのかなぁ、、なんて思いながら見たぜ。(苦笑) 


じゃあね、

2018年、3月19日、0時25分記。
コメント (1)
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