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世界の覚書

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アマチュアだった同好会

2008年10月17日 | 軍事・諜報
海自隊員死亡 「1対多数」は同好会行事 養成課程の授業でも (産経新聞) - goo ニュース
「1対15というのは前代未聞」(海自幹部)。訓練開始から約40分。3曹は50秒の格闘と10秒の休憩を繰り返し、倒れ込むと同僚に起こされた。ガードが下がった状態で14人目の相手からあごにパンチを受け、意識不明になり、16日後に死亡した。

■はなむけ

「もともと、特警隊の同好会の慣習だった」。教官らは海自呉地方総監部の調査委などに、格闘訓練を実施した経緯を説明。特警隊にある徒手格闘の同好会では、隊員が特警隊から異動する際、送別行事として1対多数の格闘を行っていた。その慣習が養成課程に持ち込まれたのは今年5月。死亡した3曹と同様に養成課程を途中で辞める別の隊員の「はなむけ」に教官が提案。この隊員は3曹を含む養成課程のクラスメート全員の16人と格闘し、歯を折るなどのけがを負った。「いい経験だった。今度もやらせてください」。3曹の異動を控え、今度は隊員側から教官に1対多数の格闘訓練を申し出た。3曹も受け入れ、クラスメートにマウスピースを買ってきてもらっていた。「いじめが原因とみられる自衛隊員の自殺も増えており、脱落する隊員への制裁ととらえられがちだが、隊員はクラスの団結を強める有意義な儀式と感じていた」(海自幹部)という。
どうやらいじめではないという話のようだが、この事件で問題を感じたのは、別の視点。

「プロ」は人体の弱点を知り、どうすれば、どのように苦痛で、どこまでが死なない限界か、知るものではないのだろうか。「同好会」はこの点でアマチュアであった事が、残念だ。自衛隊の、まして特殊部隊。悪気が無いのなら、これはプロとしてあるまじきミスだ。

追記:毎日の記事で彼らの「素人性」がよく分かる。

毎日:海自格闘死亡:医官立ち会わず 教官も適性低い 10月18日
調査委が注目しているのは、危険を伴う特警隊の訓練で医官が立ち会っていなかった点。狭い場所での戦闘訓練や潜水訓練では通常、緊急事態に対応できるよう医官を立ち会わせている。また、指導に当たった教官(2等海曹)は剣道初段、少林寺拳法初段で、指導者の目安となる陸自の格闘技の課程も履修していなかった。さらに、3曹は初歩の格闘ができる程度で「結果論ではあるが、連続して15人の組み手に耐えられる技量を持っていたかは疑問」(海自幹部)という。(中略)関係者によると、3曹は学校側の「脳内出血ではない」との判断から、いったん脳外科のない江田島市の病院に運ばれ、、午後6時ごろ治療を受けた。「打つ手がない」と呉市の病院に転送、
素人性は、都合4点指摘されている。実際に格闘し、死に至らしめた他の隊員達の素人性を加えると5点になる。日本人に多い「体育会気質」の特徴も、非科学性、素人判断だ。少なくとも自衛隊には、あってはならない体質である。

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