自民党より自民党らしく、社民党より社民党らしく

依存症の独り言経由

産経新聞：浅野氏、特派員協会で講演　慰安婦問題にも言及

浅野史郎氏（５９）は１９日、東京都千代田区の日本外国特派員協会で講演。（中略）その後の質疑で、浅野氏は慰安婦問題について、「日本が外国人を少なくとも一部は強制的に引っ張ってきて、従軍慰安婦という形で使ったのは歴史的事実。平成５年の河野談話であるように、政府として遺憾の意を表すのは当たり前のこと」との認識を示した。

もう顕わになった事だと思うが、浅野史郎氏は「本物」である。

「強制的に引っ張って」「従軍慰安婦という形で使った」．．．これは、論議を招く。最近は論点が移っているのに気づいていないし...

↓2002年11月の記事（写真）
朝鮮新報：私学並みの助成を

宮城県民族教育対策委、県知事に要望書

在日本朝鮮人宮城県民族教育対策委員会（委員長＝朴広基・総聯宮城県本部委員長）は２５日、宮城県庁に浅野史郎・宮城県知事を訪れ、東北朝鮮初中高級学校に対して私立学校並みの助成金を求める要望書と４０００人分の署名を提出した。文屋公・宮城県日朝友好親善協会会長ら４人の県議会議員が同席した。
席上、徐揚姫・東北初中高オモニ会会長は、「われわれは日本市民と同様、納税義務を果たしている。教育を受ける権利を保障してほしい。知事の立場だけではなく、子を持つ親として考えてほしい」と訴えた。また、李鐘大・同校校長は、知事の学校訪問を提案した。
浅野知事は、「朝鮮学校が各種学校として位置付けられているため、私立学校に比べて処遇面の格差が生じ、保護者の負担が重いことを知った。財政状況は厳しいが、できる限りの対応はしたい」と話し、機会があれば学校を訪れたいと答えた。【宮城支局】

宮城県で何が起こっていたのか把握していないが、とにかく浅野氏は同情的で、「シンパ」と見なされている事は間違いあるまい。2002年といえば、9月の小泉訪朝の直後である。極めて冷たい国民感情の中で暖かい反応というか手を差し伸べたのだ。これはきくだろう。

以前の記事にあったような（民潭と）「志を同じく」というのは、伊達ではないのだ。本物なのだ。箱物行政では自民党より自民党らしく、極東アジア向きでは社民党より社民党らしくである（それは言いすぎか）。そして、「共産党」的ではない。

#総連系と民団系の両方にいい顔をするのは、無理があるのだが、全く無頓着だろうなあ。ちょっと余談だが、下記参照↓
統一日報：ウリ党柳基洪議員　朝鮮学校に支援約束　2007年3月21日

朝鮮総連の「朝鮮学校」を支援しようという韓国・盧武鉉政権の動きはいよいよ本格化している。韓国の国会議員が朝鮮学校支援を約束した。柳基洪議員（ウリ党）だ。１７日、枝川東京朝鮮第２初級学校（江東区）を訪問。宋賢進校長と面談し、同校を支援する意向を明らかにした。また柳議員は、支持者らと従軍慰安婦問題に抗議する会見とデモを国会周辺で行い、最近の日本政府の対応について外務省に抗議した。日本には厳しく北朝鮮には優しい韓国政府の対応ぶりがここにも現れた格好だ。（社会部・金恵美）
（中略）
柳議員は、故金日成主席と金正日総書記の肖像画が掲げられた総連系学校を支援することに、何の抵抗感もないようだ。

ともあれ、依存症の独り言（坂眞）さんの論旨に激しく同意するしかない。