2004年4月に北朝鮮北西部の竜川駅で発生した列車大爆発事故は、マグニチュード3.6、TNT800トン級の大爆発だった(中央日報による)。
2006年10月9日午前10時36分に「咸鏡北道奥地」(北緯40.81度、東経129.10度)でマグニチュード3.58から3.7の地震が発生したと韓国が発表し、午前11時半頃に北朝鮮の朝鮮中央通信社が、「核実験を安全に実施した」と発表した(NHKが、その辺の朝鮮の言い回しを繰り返しているのが印象的だ)。北朝鮮曰く「核実験は朝鮮半島とその周辺の平和と安定の維持に寄与するだろう」だ。気持ちはよく分かる(笑)。
北朝鮮は実施20分前に中国に通告したというし(日経新聞)、正式に発表してもいるのだが、報告されている震動規模が小さく、核実験なのかどうか分析中ともいう。ロイター電によれば、アメリカは過去48時間に北朝鮮で地震は無かったとまで言っている。日本の気象庁も観測していないと言っている。数値上はTNT1キロトンにも達しない規模は妙だが、地下深い実験だと、そういう事もあるのかな?(日経新聞)。
(今のところ確認された事実は)韓国が震動を観測したと発表し、北朝鮮が実験を実施したと発表しただけだ。
#韓国で提灯行列が行われたりして(冗談
追記:13時45分のNHKニュースで、アメリカがM4.2を確認したと発表した。
追記:14時45分のNHKニュースで、文部科学大臣が、日本の気象庁が地震波を確認したと発表した。マグニチュードは未発表。韓国の発表より規模は大きいという。また同じく、ロシア国防省も100%核実験が(現地時間10時35分に)行われたと確認したと発表した。
アメリカのUSGSの発表:M4.2、at 10:35:27 AM、 41.311°N, 129.114°E (Google Map)
#GlobalSecurity.orgの指摘した地点のGoogle Mapと極めて近い。
追記:気象庁はM4.9と発表した。この数値が一番信用できそう。後で発表されたプレスリリースによれば、座標は北緯41.2度、東経129.2度とあるが、これだとUSGSの発表より南方に離れてしまう。それでも10km台かな(概算)。ただし、これは速報で、詳細な分析には数日かかりそう。
#追記:東大地震研の助教授は10~20キロトン規模の爆発と見ている。ただし読売新聞によれば、
#広島型原爆は15~16キロトンだから、その数分の一といえば、数キロトン、広く受けとっても2~6キロトン程度ではなかろうか。1.5キロトン以下なら、桁違いになる。0.5トンでは30分の一になる。
#放射能が検出されるのは、2~3日後だろうか。
追記:核実験の約2時間前に、北朝鮮外務省は、駐朝ロシア大使に通告していたという(日経新聞)。中国より早いというのは、一つのメッセージかもしれない。
関連:
ブログ時評:北朝鮮が核保有国になってしまった
極東ブログ:北朝鮮核実験実施
珈琲ブレイク:北朝鮮核実験の憂鬱
短く斬れ:北朝鮮情勢:その未来図の雑談的予想・・米国プランVS中国プラン
余談:ちょっと面白いなと思ったのは、明らかに過激な書き込みで、激右なブログがあぶりだされてきた事。中には、大丈夫かよと思うような勇猛な書き込みもある。それでも中庸なところは、中庸なままなんだけど、今度は食い足りない感が残る。微妙なところだ。マスコミのコメンテータも、あぶりだされてくる感じ。いわゆる軍事評論家に頼りにならない(話を聞かない方がよかったような)人が多いのは、以前からか。
[人気blogランキングに投票]
2006年10月9日午前10時36分に「咸鏡北道奥地」(北緯40.81度、東経129.10度)でマグニチュード3.58から3.7の地震が発生したと韓国が発表し、午前11時半頃に北朝鮮の朝鮮中央通信社が、「核実験を安全に実施した」と発表した(NHKが、その辺の朝鮮の言い回しを繰り返しているのが印象的だ)。北朝鮮曰く「核実験は朝鮮半島とその周辺の平和と安定の維持に寄与するだろう」だ。気持ちはよく分かる(笑)。
北朝鮮は実施20分前に中国に通告したというし(日経新聞)、正式に発表してもいるのだが、報告されている震動規模が小さく、核実験なのかどうか分析中ともいう。ロイター電によれば、アメリカは過去48時間に北朝鮮で地震は無かったとまで言っている。日本の気象庁も観測していないと言っている。数値上はTNT1キロトンにも達しない規模は妙だが、地下深い実験だと、そういう事もあるのかな?(日経新聞)。
(今のところ確認された事実は)韓国が震動を観測したと発表し、北朝鮮が実験を実施したと発表しただけだ。
#韓国で提灯行列が行われたりして(冗談
追記:13時45分のNHKニュースで、アメリカがM4.2を確認したと発表した。
追記:14時45分のNHKニュースで、文部科学大臣が、日本の気象庁が地震波を確認したと発表した。マグニチュードは未発表。韓国の発表より規模は大きいという。また同じく、ロシア国防省も100%核実験が(現地時間10時35分に)行われたと確認したと発表した。
アメリカのUSGSの発表:M4.2、at 10:35:27 AM、 41.311°N, 129.114°E (Google Map)
#GlobalSecurity.orgの指摘した地点のGoogle Mapと極めて近い。
追記:気象庁はM4.9と発表した。この数値が一番信用できそう。後で発表されたプレスリリースによれば、座標は北緯41.2度、東経129.2度とあるが、これだとUSGSの発表より南方に離れてしまう。それでも10km台かな(概算)。ただし、これは速報で、詳細な分析には数日かかりそう。
#追記:東大地震研の助教授は10~20キロトン規模の爆発と見ている。ただし読売新聞によれば、
日本ではM5.1という計算結果もある。(中略)東大地震研究所の阿部勝征教授は「過去の米国や旧ソ連での核実験のマグニチュードから類推すると、今回の実験は広島型原爆の数分の一、0.5~3キロトンと推測される」との見方を示した。一方、「実験をした坑道の空間が大きかった場合、エネルギーが吸収され、マグニチュードが低めに出ることもある」との専門家の見方もある。なんで助教授と教授の見解がこうも違うんだろう。元のデータは同じはずなのに。
#広島型原爆は15~16キロトンだから、その数分の一といえば、数キロトン、広く受けとっても2~6キロトン程度ではなかろうか。1.5キロトン以下なら、桁違いになる。0.5トンでは30分の一になる。
#放射能が検出されるのは、2~3日後だろうか。
追記:核実験の約2時間前に、北朝鮮外務省は、駐朝ロシア大使に通告していたという(日経新聞)。中国より早いというのは、一つのメッセージかもしれない。
関連:
ブログ時評:北朝鮮が核保有国になってしまった
極東ブログ:北朝鮮核実験実施
珈琲ブレイク:北朝鮮核実験の憂鬱
短く斬れ:北朝鮮情勢:その未来図の雑談的予想・・米国プランVS中国プラン
余談:ちょっと面白いなと思ったのは、明らかに過激な書き込みで、激右なブログがあぶりだされてきた事。中には、大丈夫かよと思うような勇猛な書き込みもある。それでも中庸なところは、中庸なままなんだけど、今度は食い足りない感が残る。微妙なところだ。マスコミのコメンテータも、あぶりだされてくる感じ。いわゆる軍事評論家に頼りにならない(話を聞かない方がよかったような)人が多いのは、以前からか。
[人気blogランキングに投票]