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世界の覚書

道州制、易姓革命、外国人参政権には反対です。伝王仁墓に百済門を作るのは場違いであり、反対です。

つらすぎる話は、聞く人をダウンさせる事がある

2011年04月18日 | 環境・天災・健康
読売:JR脱線の講演DVD、視聴研修で過呼吸や失神
JR西日本が3月から全社員を対象に始めた負傷者の講演のDVDを視聴する研修で、気分が悪くなったり失神したりする社員が約50人出ていたことがわかった。(中略)事故車両の3両目に乗車し、車外に投げ出された女性が1月に行った講演を収録。救出時の現場の状況や、顔や足に重傷を負って繰り返した手術の様子などを約40分間語っている。(中略)約3万人の全社員に見せることにし、これまでに7割以上が視聴。しかし「精神的につらくなった」と過呼吸などを訴える社員が続出、約10人が病院で手当てを受けた。
3万×7割以上なら、約22,000人と仮定。50人は0.2%強、約440人に一人。映像によっては、こういう事も起こりうるのだな、という事例。ただ、どうやら講演であって、語りだと思われる。話だけで、これ程の効果があるとは、想定外かもしれない。

後、重傷を負って、大変な手術を受けられたのは分かるが、その微に入り細に入り、という話に意味があるか、という根本問題がある。聞くもつらい話というのはある。聞けば、同じくらい、つらい感情を巻き起こす可能性がある。その限度を越えていたのではないか。人間にとって大事なのは、物事への想像力であり、実際にディテールを経験したり、追体験する事ではないのではないか。世の中に耐性のある人はいるだろうが、耐性の弱い人もいる。一律にやればいいというものでもないと思う。

簡単に言うと、医者等の専門家ならいつもの事でも(高い使命感を持って制服を着用する人々含む)、一般人には無理なレベルがあるという事。

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