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世界の覚書

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慰安婦書き換え問題

2007年12月29日 | 移民・難民・拉致
JANJAN:「慰安婦」書き換えの埼玉県立平和資料館長と面談 2007/12/27
従軍慰安婦の表記を「慰安婦」と書き換えた埼玉県立平和資料館(以下、館)の館長に、「上田発言を問う県民連絡会」(以下、会)が面会を求めていたが、12月24日、会側5人と館側の館長と学芸員、職員の3人が約2時間にわたって面談に応じた。(中略)

「単なる『慰安婦』では一部に強制された女性たちがいたことが分からず、強制の事実を隠蔽する事になる」と会が指摘し、慰安婦の定義を聞くと、「戦争中、兵隊の性の対象となった女性」と答え、「強制」は入っていなかった。

改めて会が追及すると、学芸員は「従軍慰安婦問題は内容の問題ではなく、用語の問題」と発言。『広辞苑』を例に引き、「『慰安婦』の項に『従軍慰安婦・参照』とあり、『従軍慰安婦』と『慰安婦』は同じこと」と答弁した。しかし、同書の「従軍慰安婦」の項には「日本軍によって将兵の性の対象となることを強いられた女性」と、きちんと「強制」の事実を表記している。

この変更は、埼玉県知事が「慰安婦はいても、従軍慰安婦はいなかった」と議会答弁した直後のことだった。知事発言の圧力の結果、との会の指摘に、時期は偶然一致した、と答えた。
逆の意味で痛ましい話だ。

埼玉県立平和資料館

さて指摘されて広辞苑第4版(1991)(CD-ROM:1996)を引いてみた。
【慰安婦】の項はイコール【従軍慰安婦】となっていた。つまり従軍慰安婦という熟語でしか存在しない言葉という定義だ。

広辞苑第4版
【従軍慰安婦】日中戦争・太平洋戦争期、日本軍将兵の性的慰安のために従軍させられた女性。
これはひどい辞書だ。「性的慰安のために従軍させられた女性」が辞書の説明ですか。

ではと、広辞苑第1版(昭和30年)を引いてみる(何せ、版によって違うからね)。【慰安】の項に【慰安婦】は付属している。

広辞苑第1版
【慰安婦】もと戦地の部隊に随行、将兵を慰安した女。
つまりここでも、慰安婦は「戦地の部隊に随行した女」という文脈でのみ扱われる言葉だという事だ。【従軍】の項には関連記述は無い。従軍記者と従軍記章がサブ項目にあるだけだ。つまり当時、「従軍慰安婦」の項は無かったのだ。「慰安婦」でちゃんとその意味になっていた。ただ、あえて「性的慰安」とまでは書いていなかった。

もともと「慰安」に売春の意味は無かったはずだ。元来、文字通り、慰めて心を安んずることだった。ちゃんと「慰安会」や「慰安旅行」といった熟語があるんだから。「慰安会」にも「慰安旅行」にも性的意味はない(もし二次会がそうなったら脱線というもの)。「慰安婦」という語になった時に、「特殊慰安婦」つまり「特殊慰安所に所属する娼婦」の意味合いが出てくる。

#特殊慰安婦は今作った特殊言葉。慰安婦だけで意味は通じる。

> 一部に強制された女性たちがいたこと

「一部強制」でいいのか... 基本的には(騙しを含む)人身売買の問題だと思う。

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