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世界の覚書

道州制、易姓革命、外国人参政権には反対です。伝王仁墓に百済門を作るのは場違いであり、反対です。

トルコは揺れている

2013年06月03日 | 政治
イスタンブール市長「デモは五輪招致に悪影響」
イスタンブールから各地に広がった反政府デモは2日未明、治安当局の強硬対応の結果、沈静化の兆しをみせた。ただ、イスタンブール中心部の広場に市民が集まる動きが伝えられるなど、依然、予断を許さない情勢となっている。(中略)デモは首都アンカラを含む計48都市の約90か所で発生し、逮捕者は5月31日から6月1日までの2日間で、計939人に上った。地元主要テレビは1日、イスタンブール中心部で、治安部隊が装甲車からデモ隊に催涙弾を発射する模様を報道。(中略)アムネスティ・インターナショナルによると、少なくとも2人が死亡、1000人超が負傷した。今回のデモは、イスラム色を強調し始めた穏健イスラム主義のエルドアン政権に対し、世俗主義・左翼勢力が反発(中略)5月24日に、酒類の販売・広告を規制する法案を可決
アルコール規制は世俗主義に反する。世俗主義はアタチュルク以来の国是のはず。しかしイスラム主義は浸透しつつあり、これでも穏健派政権だ。トルコの未来は世俗主義から離れていくように見える。こんな事では、オリンピック開催は更に遠のいていくだろう。というか、当面イスタンブール開催の線はない。

ところで、トルコはEUに入らない方がよい。日本がEUに入らないように。というのは、トルコはヨーロッパの東端であり、日本は西端である、というのがトルコの世界観なのだ。この場合のヨーロッパは近代主義の世界とでも読み替えておけばよいだろう。日本だってキリスト教世界ではない。まあ、儒教圏でもありたくはないが、ともあれ、近代主義の世界という事にしておこう。

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