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世界の覚書

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HD DVDに基づく新規格を中国市場限定で?

2005年11月07日 | 技術・科学・航空
先月初めに清華大学光盤国家工程研究中心(以下、OMNERC)が中国独自の次世代光ディスク規格開発計画をDVDフォーラムに提出した。「中国のDVDプレーヤー生産量は全世界の70~80%を占めている。しかし中国は現在のDVD標準規格の制定にいかなる参入もしてこなかったため、外国の標準規格に完全依存せざるをえなかった。その結果、中国のDVDプレーヤー生産メーカーは海外企業に対し高額なライセンス料を支払い続けなけならなかった。このライセンス料は現在DVDプレーヤーの製造コストの40%にも達している。これは世界でも類例のないことだ」(PCWEB記事より)

中国はこの問題を相当気にしていて、以前から複数の独自規格が開発されている。有力視されているのはVP6(多分)を使ったEVDだが、ここにきて「HD DVDに基づく新規格」とやらが出てきたようだ。基本的には「HD DVD」そのものを中国は支持しているが、国内市場では、何とか独自規格を実現し、ライセンス料を節約したい意向だ。たしか、以前はDVDのライセンス料を払っておらず、大問題になった経緯がある。40%というのは、何かの間違いのようにも思われるが、あるいは、素の製造コストが1000円程度で、ライセンス料が800円程度なのかもしれない。原価1800円のものが、日本では6000円程度かな(憶測だが、そんなものだろう

独自規格の要は、やはりコンテンツホルダーの意向かもしれない。ハリウッドが、そんなあやふやなものに、OKを出すとはとうてい思えない。

HD DVDのコンテンツが、中国独自のHD DVDもどき規格の周辺で、抜け穴が出来て海賊化するのもこわい。

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