マグニチュードが1増えるとエネルギーは約32倍になる。しかし核実験の場合、地質によってマグニチュードは相当に異なるようだ。
朝日新聞によれば、ウィーンのCTBT曰く M4.0(誤差0.3以内)で、M4.0は1.5キロトンに相当し、気象庁の既報 M4.9だと約30キロトン相当だという(仮にM5.0なら48キロトンになるような気がするが...)。
韓国地質資源研究院の数値は M3.58~3.7で、0.4~0.8キロトン相当(既に最小0.8キロトン以上に修正)。フランスは 0.5キロトン(アリヨマリ国防相)、ロシアは 5~15キロトン(イワノフ副首相兼国防相)、中国は 10キロトンと言っている。
ただ原水協のサイトにある「判明している世界各地の核実験1945年~1998年」によれば、
追記:朝鮮日報によれば、韓国地質資源研究院側は当初、北朝鮮の核実験の規模を0.4から0.8キロトンと推定したが、午後になって「最少0.8キロトン以上」に上方修正した。(中略)国家情報院は情報委員会報告を通じ、「核実験が行われたのは北緯40.81度、東経129.101度の地域
#既に韓国情報は「最少0.8キロトン以上」に修正されてしまった(10月10日)。
#北緯40.81度、東経129.101度というのは、あい変わらずずれてる。
韓国政府が公表した地震波では大きな波がいくつかに分かれ、「理想的な核爆発」とは考えにくい面もあるというから(朝日新聞)、あるいは未熟核爆発という可能性もあることになる。インドやパキスタンの核実験だって、なかなか苦労している。
なんともはや、(速報に頼らず)詳細な分析結果を待つしかなさそうである。1キロトン以下であったとすれば、上手く爆発しなかった事実上の「不成功」実験であったのか、今の段階では偽装実験の可能性もゼロではないから、最終的には放射能採取が決め手になるだろう。それでも規模の推定は難しそうだ。
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朝日新聞によれば、ウィーンのCTBT曰く M4.0(誤差0.3以内)で、M4.0は1.5キロトンに相当し、気象庁の既報 M4.9だと約30キロトン相当だという(仮にM5.0なら48キロトンになるような気がするが...)。
韓国地質資源研究院の数値は M3.58~3.7で、0.4~0.8キロトン相当(既に最小0.8キロトン以上に修正)。フランスは 0.5キロトン(アリヨマリ国防相)、ロシアは 5~15キロトン(イワノフ副首相兼国防相)、中国は 10キロトンと言っている。
ただ原水協のサイトにある「判明している世界各地の核実験1945年~1998年」によれば、
地震学者の研究によると、地盤の安定した地域におけるマグニチュード5.0という数値は、低くて5キロトン、高くて25キロトンまでの誤差の範囲内で、おそらく12キロトンの爆発を示すことがわかっている。また読売新聞によれば、
25.72キロトンに達する可能性がある(中略)助教授の手法は、マグニチュードに依拠せずに、海外の研究機関などから得た地震波のデータから核爆発に伴うエネルギーを直接求めるというもので、今回の実験場所が地下坑道だったとみられることから、震源の深さを1.5kmに設定して行った。(中略)「今後、詳細に分析する必要があるが、相当な爆発力だった可能性もある」地質の影響なのか分からないが、爆発規模の推定はなかなか難しいようである。今回の核実験は、概ね0.5キロトン前後という推定値、10キロトン前後という推定値、30キロトン前後というように、推定値は大きく3群に分けられるだろう。計算方法が違うのか分からないが、解釈しにくい話だ。
追記:朝鮮日報によれば、韓国地質資源研究院側は当初、北朝鮮の核実験の規模を0.4から0.8キロトンと推定したが、午後になって「最少0.8キロトン以上」に上方修正した。(中略)国家情報院は情報委員会報告を通じ、「核実験が行われたのは北緯40.81度、東経129.101度の地域
#既に韓国情報は「最少0.8キロトン以上」に修正されてしまった(10月10日)。
#北緯40.81度、東経129.101度というのは、あい変わらずずれてる。
韓国政府が公表した地震波では大きな波がいくつかに分かれ、「理想的な核爆発」とは考えにくい面もあるというから(朝日新聞)、あるいは未熟核爆発という可能性もあることになる。インドやパキスタンの核実験だって、なかなか苦労している。
なんともはや、(速報に頼らず)詳細な分析結果を待つしかなさそうである。1キロトン以下であったとすれば、上手く爆発しなかった事実上の「不成功」実験であったのか、今の段階では偽装実験の可能性もゼロではないから、最終的には放射能採取が決め手になるだろう。それでも規模の推定は難しそうだ。
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