必ず起こる次と次の災害

朝日：富士山など３火山で地震活発化　火山活動に変化なし

気象庁の火山噴火予知連絡会（会長＝藤井敏嗣・東大名誉教授）が２２日開かれ、富士山や箱根山（神奈川県）、焼岳（岐阜・長野県境）の３火山で地震活動が活発化していることが報告された。東日本大震災の影響とみられるが、火山活動に変化はないという。（中略）藤井会長は「マグニチュード９．０の地震が直接影響したかはわからないが、日本の火山のいくつかが反応したのは事実。（中略）２００４年のスマトラ地震の後、数カ月たってからインドネシアの火山活動が活発化したことがあり、今後も注意していく必要がある」

> 日本の火山のいくつかが反応したのは事実。

今後も注意していく必要があるというのは、発言としては妥当なところだろう。要するに「今は大丈夫だが、要注意」という話。巨大地震と富士山の噴火がマクロにみて連動する傾向があるというのは、普通の見解だと思う。

産経：「Ｍ８以上の地震誘発に警戒」太平洋津波警報センター所長

マグニチュード（Ｍ）９・０の巨大地震を受けて、各国に警報を発した米太平洋津波警報センター（ハワイ）のチャールズ・マクリーリー所長が２２日までに産経新聞などの取材に応じ、Ｍ８・０以上の強い地震が誘発される可能性もあるとして警戒を呼びかけた。（中略）スマトラ島沖地震（Ｍ９・１）では、３カ月後にも近くで巨大地震（Ｍ８・６）が発生した

M9.0では、M8台の地震が再び起こるのは避けられないというのが、常識的なところ。どこで起こるかは分からない。震源断層の北か、南か。

もちろん東京湾北部断層など、首都圏直下型地震が起こるリスクは常にある。それ単体では、阪神淡路に近いものだと思うが、仮に近年中に起これば、既に起こった東日本大震災との相乗効果になる。

追記：ちなみに地下鉄サリン事件は1995年3月20日、阪神淡路大震災は同年1月17日だった。