毎日:【京都】御利益ありすぎた? 「スズメの焼き鳥」ピンチ
伏見稲荷大社の参道で、大正時代から続く名物「スズメの焼き鳥」を売る店が今年の三が日でまた一つ姿を消し、2店だけになった。スズメを捕る猟師の高齢化や禁輸による中国産の在庫切れ(中略)名物の焼き鳥は、穀物を食い荒らすスズメ退治のために始まったとされ、参道で販売されてきた。国産で販売を続けている食事処「稲福」は京都、兵庫、香川県などの猟師から仕入れているが、確保できる量はピーク時の3分の1にすぎない。値段も1本450円と中国産の約2倍。スズメ猟の後継者は少なく(中略)社長は「国産スズメのおいしさを知ってほしい(中略)参道の焼き鳥は大正時代に始まったのではないのか。それに「鳥追い」で野鳥を食べるというのは初めて聞いた。小正月の儀礼で「どんど焼き」にも通じる所があるように思う(どうせ農耕儀礼の一種だろうけど)。スズメの姿焼きは、珍味として東京にもあったが、最近は分からない。
小泉武夫・東京農大教授(食文化論)の話 穀物を食べる野鳥を追い払うために食べるのは「鳥追い」と呼ばれる文化の一つ。伏見のスズメの焼き鳥は私も大好きで、廃れていくのは寂しい。「スズメの焼き鳥」という伝統的な食文化を忘れないでほしい。
