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役に立たない昔話

2020-07-11 05:45:49 | 日記
先週7月4日付けの、「モトカレは嫉妬しないのかな」が、結構反響がありましたので、その補足をしておきます。
ただ、所詮は昔話ですので、なんの役にもたちません。
興味のある方だけ、読み流してください。➡が補足です。

◆良品計画とローソンの提携ニュースに関して歴史を踏まえた雑感でした
 ○西武グループが、清二・義明の世代に西武流通グループと西武鉄道グループに分かれた。
 ➡西武流通グループはその後セゾングループに改称した。
 ○西武百貨店から生まれスピンアウトしたのが西友だ。
 ➡当初は西武ストアー、次いで西友ストアー、そして西友だ。
 
 ○西武百貨店は子会社である西洋環境開発の負債で、当時の第一勧銀との手打ちでなんとか破綻を免れた。
 ➡西洋環境開発とは略称西環(せいかん)で、リゾート専業の不動産ディベロッパー、当時の金融行政「総量規制」で、
  継続企業の前提が不可能となっていた。さらに同じく子会社の、商社の大沢商会・ピサが棚卸資産の異常で破綻処理。
  カステルバジャックの婦人スーツ98万円、ミッソーニのニットスーツ85万円、
  ルイフェローブラウス58万円などでたらめ。
  なお、第一勧銀でこの処理スキームを立案したG氏は、現在西武鉄道の●長で不思議な縁だ。

 ○西友は、子会社である東京シティファイナンスの負債で同じく第一勧銀との協議でファミマを売却した。
 ➡東京シティファイナンスとは略称TCFで、ノンバンクである。
  当時、売上こそ1兆1000億円あった西友だが、経常利益はわずか168億円に過ぎなかった。
  その西友が、7000億円余の回収不能債権を負ったのだ。
  たしかに、担保はあった、しかしそれらは、
  その担保は買い戻し特約だの1円賃貸借だの短期賃借権だのがベタベタについたテナントビル・・・
  春分の日から秋分の日までは陸地だが、冬の間は水面下の砂浜・・・
  沖縄本島から漁船をチャーターしないといけない離島で、しかも波止場がなく上陸できない島・・・
  担保物件を現地確認することなく、サンシャインビル44Fでファックスで登記簿謄本を見て、融資決定していたのだ。
  
  当時はまだ貸主責任が希薄だった。「経営指導念書」なるものの存在もあった。
  そして、これらの事象で被害を被るのは決まって末端の市井たちだ。
  これらで人生が暗転した方々もいらっしゃるかと思うと、今でも暗澹たる気持ちになります。
 

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