たか爺のワンダースクール通信

「センス・オブ・ワンダー」をキーワードにした野遊び教室「自然体感塾ワンダースクール」の活動記録とお花中心のブログです。

水ガキばんざい! 川遊び~親子でワンダー~

2018年08月29日 | 水ガキばんざい! 川遊び


 8月26日(日)も巾着田。
 ヒガンバナの群生地として有名な場所ですが、残念ながらこれは花壇に植えられたものです…。



 ドレミファ橋の上から撮った高麗川の上流方向ですね。
 22日(水)も「水ガキばんざい! 川遊び」でしたが、その後の雨で川原もほぼ水没し、川の水量は川遊びにちょうどいいぐらいまで増えていました。ただし、小さな子どもたちを安心して遊ばせることができる場所は、この画像に写っている範囲までとなります。



 その先は大人でも立っていられないほど流れが急に速くなり、小さな子どもが流されるとドレミファ橋の橋げたに激突したり、橋げたと橋げたの間に引き込まれるおそれがあります。これは当日ではなく、丸1日経ってかなり水位も下がった翌27日の画像ですからね…。
 26日の朝には橋と川の流れの間に隙間はほとんどなかったので、小さな子どもが引き込まれて浮輪や水着がどこかに引っかかったりしたら、まず助かりません。うまく橋の下をくぐりぬけられたとしても、早い流れはその先も続くので、あっという間にはるか下流のほうまで流されていってしまいます…。



 この日の参加者は5家族15名。
 小さな子どもたちもいたので十分に注意するよう、お子様からは絶対に目を離さないよう再度お願いしておきました。


photo by syuichi

 ちょうど流れが急に速くなる場所です。この先は危険ですよね。


photo by syuichi

 まだ10時過ぎなので、川に入って遊んでいる子どもたちは少ないです。
 でもなぁ…。浮輪やフロートに乗って川下りをする幼児たちが少しずつ増え、なぜか近くに保護者らしき人の姿も見当たりません。案の定、子どもたちは次から次へとドレミファ橋まで流されてきて橋げたに激突…。
 浮輪やフロートがあるためか、幸い衝突しただけでケガをした子はいませんでした。でも、水圧で身動きも橋の上にあがることもできず、じきに橋げたと橋げたの間に引き込まれそうになります。たか爺は30分ぐらいの間に、女児3名を救出いたしました…。
 3人目の子は1人目の子と同じフロートを使っていたので、さすがにもう見過ごすことはできない! 親の顔が見てみたい!? 子どもたちに案内してもらって保護者たちのもとへ。一番年長と思われる子によると、子どもたちは8名とのこと。案内されたテントには大人が4人以上はいたかな? 誰一人として子どもたちが川のどこで何をして遊んでいるのか気にかけることもなく、談笑中でございました…。
「バカ親どもが!」
 とまでは、申しませんでしたが!?
「おたくらの子ども2人が死にかけていましたよ!」
 とだけは、申しておきました。
 そしたら、なんだかむッとした感じで「どこで?」ときましたねぇ…。たか爺の常識では、普通は子どもを助けてもらったお礼が先じゃねぇの!? まあ、現場を確認した上でたか爺の話も聞いてくれて、その後はグループの大人の誰かが子どもたちの様子を見守るようにはなったので、良しとしておきますけれどもね。
 もう1人の子は近くのミニテントの家族だったけれども、子どもが危機的な状況になっているのに親が駆けつけることもなく、もちろんたか爺にもひと言もなく…。もうそんな親たちのほうが多い時代になっちゃったのかなぁ…。
 そういえば昔、彩湖で亡くなられた子どもたちも、何家族かで遊びに来ていた親たちがバーベキューをしている間に、子どもたちだけで湖畔へ出てしまって事故にあっております。街中でも自然の中でも、自分の子の姿を見失うほど恐ろしいことはないと思うのですが…。


photo by syuichi

 この子は川の生きものさがしからスタート。


photo by syuichi

 こちらのご家族も。


photo by syuichi

 何か捕まったかな?


photo by syuichi

 人出の多い日曜日なので魚釣りはなしの予定でしたが、あんま釣りならOKでしたね。


photo by masapapa

 お見事!


photo by syuichi
 
 サワガニ探し中?


photo by syuichi

 砂利ごとすくえば、シマドジョウも入るかな。



 ウグイは釣れたものです。



 カジカは川虫採りの際に。



 ギバチの子どもも同じく。



 サワガニ採りの天才児たちです!?




 大きなものがこれだけ採れたら、たか爺なら晩酌用に素揚げにしちゃうところですねぇ…。



 これは午後の様子。
 先の3人までは覚えていますが、その後もサンダルやら浮輪やら子どもやら、相変わらず次から次へと流されてくるので、たか爺は何だかドレミファ橋の監視人になってしまって…。いったい何人の子どもたちを橋の上へ引き上げたかなぁ…。
 先のグループ同様に幼児姉妹だけで遊んでいて2人いっしょに流されてきたり、流された浮輪やサンダルを追いかけてきて今度は自分も川流れだったり…。意外と多かったのは、いっしょに遊んでいた親がちょっと目を離した隙に浮輪の子どもだけ流され、親があわてて追いかけても追いつけなかったケースだったかも!? たか爺がおにぎりを食べていた時には、橋げたと橋げたの間に浮輪をつけたままの状態で引き込まれ、しばらく出てこれなかった子もおりました…。お父さんが追いついた頃に運よくズボッと浮輪ごと抜け出て、次の流れに入る手前で救出成功!?
 まあ、いずれも事故には至らず幸いでしたが、たか爺は目の前で川遊びの危険事例をいくつも見させていただきました…。



 監視人ついでに、両岸の橋の下にたまっていた流木や木の枝、落葉なども片づけ、水が流れるようにしておきましたが、中央に集中していた川の流れを多少は分散させることができたようです。
 これは13時過ぎ。中央の橋の下にも隙間が出てきましたね。



 ここからは高学年向きの川下りコース。大人でも下れるぐらいの水量があるので、小さな子は危ないです。


photo by masapapa

 この子はせっせと石を積んでから、小魚を集めて捕まえる作戦!?


photo by masapapa

 サワガニは見つからなかったかな?



 これはちょっと大きすぎないかぁ…。

 猛暑日だったので全国的に水の事故も多かったようですが、さもありなんという感じでしたねぇ…。他にもなんと、みんなが川遊びをしている川に向かって立ちションをさせたり、石切りをさせたりしていた親もおりました…。
 この19年間の「水ガキばんざい! 川遊び」でこんなにあきれたり、腹が立ったり、疲れきった日は初めてです。念のため言っておくと、ワンダースクールに参加してくれているご家族たちは、もちろんそんなことは決していたしませんからね。

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