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愛知県岡崎市在住
永続のページ管理人の個人日記

見方が変わると味方が変わる。

2010年08月14日 | 興味・趣味・道楽
昨日の甲子園、鹿児島実業が圧勝しました。

序盤からの大量得点に能代商業を気の毒がり、鹿児島県人以外は能代の応援をしていたのではないかと思ったりもしました。(甲子園では何度も大差のつく試合が話題にあがりますが、結論は出ています。手を抜くのは失礼と。)

でも、よく見ると能代はエラーで自滅。エラーでなくてもシングルヒットで押さえるべきところに飛びついて傷を広げる。中継ミスや中継無視の遠投もみられました。

打つ方は外野に飛ばすけど正面が多い。
本当に正面だったのかポジション取りの問題だったのか?


自分が何をすべきか把握して、それを忠実にこなしているのは多分鹿児島実業の方。
能代商業の方も真剣に、一生懸命に、やっていたのは間違いないと思います。
明らかにチームの総合力、チームの個の力の総和を超える結果を出す力の差と感じました。


その象徴というか、単純に今日はこれが言いたかっただけというか。
試合終了の挨拶、応援してくれたスタンドに向けての挨拶。
それに気づいた方はどれぐらいいますか?

丁寧に深々と頭をさげる。
その姿がそろっていて、しかも一瞬停止する残心のある美しい礼でした。

能代のそれは「したっ」と帽子うかせるだけの、いわゆる体育会系のぞんざいな礼。
昨年の菊池雄星投手の話もとりあげましたが、応援したくなるのは、礼儀の正しい人々。

勝つのが目的になっている甲子園。
本当の目的は教育。
本当の目的に照らして考えみると、教育の成果としての「礼儀正しさ」を持つチームは応援に値します。

見方が変わると応援したくなる対象が変わります。