テレビ朝日のサンデープロジェクトの特集を偶然見ました。
下記は番組ホームページの告知の引用です。
財部“農”シリーズ
農業を変えたい!
-脱・補助金 脱・農協-
担い手不足。増える耕作放棄地。
日本の農業は、今危機的状況を迎えている。
これに追い討ちをかけるのが、農水省の補助金による縛りや、農協が課す制約だ。
「自分の作ったみかんが(農協では)この評価か」
「農協っていう組織自体が何のためにあるのか」
元農協職員で、農業を営む片岡さんが日本の農業について語る。
「農業ってそもそもそんなに弱いもんじゃないと思うんですね。政治家の票集めや関連団体の居場所作りのような事に使われてしまってるって言うんですかね。」
そんな中、農業に新しい風が吹き始めている。
京都のスーパーを中心に始まった新・農業プロジェクト。そこには、生産から販売までを、農協に頼らず、自分たちの手で切り開くという“地産地消”をテーマとした、新しい流通システムがあった。
安心で安全、そして美味しい農産物を、一般的な値段で販売する画期的なシステムだ。
そして、そのプロジェクトを、支えているのが、一切の化学物質を使用しない“驚異の自然農法”である。
スーパー幹部は言う。
「この農法が流通の中にのってくれば、凄い革命が起こせるんじゃないかなと思いましたね。」
低空飛行を続ける日本の農業へ、解決の糸口は見つけられるのか。
農業改革の可能性を秘めた新たなビジネスモデルを徹底取材した。
≪出演≫
財部 誠一 (経済ジャーナリスト)
◆◆ 一番美味しい部分を捨てる矛盾
みかんで一番甘いのは小玉。
でも農協の規格のSより小さいので行く先は『廃棄』
そこで出てきたのが
「自分の作ったみかんが(農協では)この評価か」
という言葉です。
農協に頼らずに自主的に販売ルートを開拓して頑張っておられました。
◆◆ 日本の農政の限界への提言
「農業ってそもそもそんなに弱いもんじゃないと思うんですね。政治家の票集めや関連団体の居場所作りのような事に使われてしまってるって言うんですかね。」
元農協職員で、今は農業を営む片岡さんの言葉です。
片岡さんは全ての制約を取り払うため、補助金をうけずに耕作をしています。
たくさんの機械を補助なしで購入して、1人でがんばっており、年収は2000万までになったとか。
経費を引くといくら残るかわかりませんが、このまま続けていって欲しいと思います。
◆◆ 新・農業プロジェクト
ビックリしましまた。
地産地消と生販分離のシステムを構築し、頑張っているスーパーさんと、農家さんの話です。
3年から5年かけて土をつくり、品種を改良し、農薬なし化学肥料なしの米作を実現。
一度の田んぼに入らずに米ができていまいました。
つくる米は指定品種でないので雑穀扱いで補助金なし。
いい米が雑穀とは、日本の農政はよくわかりません。
この米を昔ながらの天日干ししているシーンがありました。
ワラのついたままでさかさまにして干すあれです。
私が子どもの頃は普通にあったのですが、今ではほとんどみかけないはずです。
効率を追求し、いつのまにか、お日様の恵みを拒否しているのです。
それは、作り手の理論であって、食べての理論ではありません。
農家さんも、生きるために、作り手の理論で動かざるをえない常況に追いやられています。
『今の日本はも自然に言うことを聞かせる農法であり、それではダメ』
『自然を守り、自然に守られる農法』
印象的な言葉でした。
そして、さらに
アミノ酸を投入して収穫を増やしたらという支援先スーパーの専務さん(元大手出身のコンサルさん)の提言に対してノーといった時の言葉。
『売上を伸ばしても、消費者は喜ばない』
しびれました。
北川八郎さんの『餡を増やす』という言葉と同じ意味です。
これを支えるスーパーの社長さんは、収穫してから買い取っていては、農家が食えないといって、予定作付け量に対して作付けに入る際にお金を払うという大胆な行動に出ています。
理念ある人が集まって成立するものです。
日本に広めるとおっしゃっていたので、期待しています。
いや、お願いします。
みなさん。頑張ってください。
テレビ朝日さん。よくぞ紹介してくれた。
下記は番組ホームページの告知の引用です。
財部“農”シリーズ
農業を変えたい!
-脱・補助金 脱・農協-
担い手不足。増える耕作放棄地。
日本の農業は、今危機的状況を迎えている。
これに追い討ちをかけるのが、農水省の補助金による縛りや、農協が課す制約だ。
「自分の作ったみかんが(農協では)この評価か」
「農協っていう組織自体が何のためにあるのか」
元農協職員で、農業を営む片岡さんが日本の農業について語る。
「農業ってそもそもそんなに弱いもんじゃないと思うんですね。政治家の票集めや関連団体の居場所作りのような事に使われてしまってるって言うんですかね。」
そんな中、農業に新しい風が吹き始めている。
京都のスーパーを中心に始まった新・農業プロジェクト。そこには、生産から販売までを、農協に頼らず、自分たちの手で切り開くという“地産地消”をテーマとした、新しい流通システムがあった。
安心で安全、そして美味しい農産物を、一般的な値段で販売する画期的なシステムだ。
そして、そのプロジェクトを、支えているのが、一切の化学物質を使用しない“驚異の自然農法”である。
スーパー幹部は言う。
「この農法が流通の中にのってくれば、凄い革命が起こせるんじゃないかなと思いましたね。」
低空飛行を続ける日本の農業へ、解決の糸口は見つけられるのか。
農業改革の可能性を秘めた新たなビジネスモデルを徹底取材した。
≪出演≫
財部 誠一 (経済ジャーナリスト)
◆◆ 一番美味しい部分を捨てる矛盾
みかんで一番甘いのは小玉。
でも農協の規格のSより小さいので行く先は『廃棄』
そこで出てきたのが
「自分の作ったみかんが(農協では)この評価か」
という言葉です。
農協に頼らずに自主的に販売ルートを開拓して頑張っておられました。
◆◆ 日本の農政の限界への提言
「農業ってそもそもそんなに弱いもんじゃないと思うんですね。政治家の票集めや関連団体の居場所作りのような事に使われてしまってるって言うんですかね。」
元農協職員で、今は農業を営む片岡さんの言葉です。
片岡さんは全ての制約を取り払うため、補助金をうけずに耕作をしています。
たくさんの機械を補助なしで購入して、1人でがんばっており、年収は2000万までになったとか。
経費を引くといくら残るかわかりませんが、このまま続けていって欲しいと思います。
◆◆ 新・農業プロジェクト
ビックリしましまた。
地産地消と生販分離のシステムを構築し、頑張っているスーパーさんと、農家さんの話です。
3年から5年かけて土をつくり、品種を改良し、農薬なし化学肥料なしの米作を実現。
一度の田んぼに入らずに米ができていまいました。
つくる米は指定品種でないので雑穀扱いで補助金なし。
いい米が雑穀とは、日本の農政はよくわかりません。
この米を昔ながらの天日干ししているシーンがありました。
ワラのついたままでさかさまにして干すあれです。
私が子どもの頃は普通にあったのですが、今ではほとんどみかけないはずです。
効率を追求し、いつのまにか、お日様の恵みを拒否しているのです。
それは、作り手の理論であって、食べての理論ではありません。
農家さんも、生きるために、作り手の理論で動かざるをえない常況に追いやられています。
『今の日本はも自然に言うことを聞かせる農法であり、それではダメ』
『自然を守り、自然に守られる農法』
印象的な言葉でした。
そして、さらに
アミノ酸を投入して収穫を増やしたらという支援先スーパーの専務さん(元大手出身のコンサルさん)の提言に対してノーといった時の言葉。
『売上を伸ばしても、消費者は喜ばない』
しびれました。
北川八郎さんの『餡を増やす』という言葉と同じ意味です。
これを支えるスーパーの社長さんは、収穫してから買い取っていては、農家が食えないといって、予定作付け量に対して作付けに入る際にお金を払うという大胆な行動に出ています。
理念ある人が集まって成立するものです。
日本に広めるとおっしゃっていたので、期待しています。
いや、お願いします。
みなさん。頑張ってください。
テレビ朝日さん。よくぞ紹介してくれた。