永続のページ別館

愛知県岡崎市在住
永続のページ管理人の個人日記

ふるさとガールズ

2008年04月09日 | ノンカテゴリー
ガイアの夜明け、見ることができました。

ふるさとガールズは素晴らしかったです。


◆◆ えちぜん鉄道 ローカル線ガールズ

とてもすがすがしい方達でした。

えちぜん鉄道を守りたいという気持ち。
お客様に喜んでいただきたいという気持ち。
ここから生まれる、気遣い・想いやり。

彼女たちに挫折を味わって欲しくないと想いました。
『えちぜん鉄道』さん、早く黒字になってください。


福井からは、日本経営品質賞の受賞企業が二社も出ています。
二社の訪問と観光を兼ねて行ってみたいものです。
もちろん、鉄道で。



◆◆ 想いやりファーム

無殺菌牛乳なんて知りませんでした。
一人でも多くの方の目にとまって欲しいので紹介します。

何を想いやるって、牛を想いやる。
人間でなく、牛の立場に立った酪農。


素晴らしい試みの結果生まれた素晴らしい牛乳。
牛乳を飲むとお腹がゴロゴロするので敬遠がちな私も飲めそうです。
飲んでみたいです。

市場に認知され、経営が成立し、もっと広まることを願います。

経営を助けるための<想いやりサポーター>募集中。
利息は牛乳でもらえるとのこと。
詳細はHPを見てあげてください。


理念
・ 人間の経済性・作業性・イメージを牛たちに押し付けない。
・ 牛たちにとってのベストを牛の目線・牛の立場で追求し続ける。
・ 牛の個性・牛のペースに合わせる。それぞれの個性を把握できなくなる増頭はしない。
・ 食べ物はすべて命であり、どんな命にも上下はない。
・ 乳は母親の血液であり、母親の健康・環境がすべて乳に出る。
・ 女性も生涯を賭ける職業として選択できる職場にする。命を育む女性の視点、消費者としての女性の視点を大切にする。
・ 牛も土も本来のありのままの姿に戻す努力を続ける。
     無農薬・無肥料・無配合飼料
社是
・ 牛達への想いやり
・ 顧客への想いやり
・ 環境への想いやり
・ 商品への想いやり
・ 仲間への想いやり



どうも帯広に近いみたい...
来年の青全交のときに寄れないかなぁ...
もちろん。牛さんにストレスの発生しない範囲での見学でいいので。


◆◆ 「中小企業家しんぶん」 2002年 9月 15日号より

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 食の生産・加工・流通関連企業の一連の不祥事が発覚し、企業の社会的責任が問われています。その一方で農業生産物を産地で消費するという「地産地消」の運動など、日本の農業を見直す動きもあります。今号より連載を始める本シリーズでは、農業経営に携わる同友会会員に農業への熱い思いを語ってもらい、日本の農業を共に考えていきます。


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女性が職業にできる農業に
品質で勝負する「無殺菌牛乳」
(有)中札内村レディースファーム 社長 長谷川竹彦氏(北海道)


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脱サラして酪農
 (有)中札内村(なかさつないむら)レディースファームは、帯広駅から車で45分、広大な十勝平野の一角にあります。26へクタールの農地に牧草が茂り、白い壁に赤い屋根の社屋が訪れる人を迎えてくれます。
 脱サラして11年目という長谷川竹彦社長は、北海道同友会帯広支部農業経営部会副部会長で、「同友会では異業種のみなさんに教えられ、今回の無殺菌牛乳でも後押しされ、販売に踏み切ることができたのです」と話します。

おいしい牛乳を追究してできた「無殺菌牛乳」
 「無殺菌牛乳」とは加熱処理していない牛乳のこと。レディースファームでは「想(おも)いやり牛乳」として、今年5月から十勝管内に1本150円で1日500本を直接消費者に届けています。

本当の牛乳の味
 お茶代わりに頂いた「想いやり牛乳」は、ほんのり甘くてあと口もさっぱり、まったくくせがありません。

 「みなさんが牛乳と思って飲んでいるものは、高温殺菌でタンパクが焦げた匂いがし、脂肪球がつぶされて均質化され、原乳からは質も変わっています。日本では当社だけが無殺菌で牛乳を販売しています。牛の健康を第1に考え、牛舎には糞を残さないように1日4時間かけて清掃し、搾乳室も3時間かけて洗浄しています。搾乳室へ牛を追わず、張ってきた乳を絞ってもらおうと自ら牛が搾入室に入ってくるのを待ちます。ストレスがかからないから搾乳中は糞をしないし、乳質も一番いい状態のものになる。おいしい牛乳をつくろうと思った結果が、殺菌しなくても安全な牛乳になったのです」

日本初、ここだけで
 「想いやり牛乳」は、「乳等省令」という法律で決められている「特別牛乳」(全国で6銘柄のみ認定)にあたり、施設の衛生基準や牛乳の成分・菌数等をクリアし、保健所の厳しい監視・指導が常時行われています。

 認可までには数年にわたり保健所との闘いがあったといいます。「牛乳を加熱殺菌せずに販売するなんて考えられない」というこれまでの常識を、独自検査や視察してもらうことを通じて払拭しました。

農業が育たない
 「北海道では、原乳はホクレンが酪農家から買い上げて、まとめてメーカーに売るので、牛乳の乳脂肪分や無脂乳固形分など成分に併せた価格が後から決まり、その分が農家の収入となります。ですから、牛乳はどこの農場でとれたものか明らかでなく、製品そのものを改善する努力が行われず、健康やおいしいなどの目先のイメージを変えることで売りこんできたのが現状です。これでは農業は育たない。独自に商品を売り出せる農家がいかにして消費者にアピールできるものを作っていくかの視点が大切です」と長谷川さん。

 「地産地消」の範囲については、「日本で作ったものを日本で消費する」という考え方であるとのこと。

職業にできる農業に
 「私自身は職業にできる農業であるべきと考えています。酪農は牛を育み、乳を採って営まれる仕事なので、命を生み育む女性ならではの視点が大切と、社名もレディースファームにし、力作業は機械化してスタッフは女性ばかり7名です。これまでは女性が農業をやろうと思ったら、農家の嫁になるしかなかった。大学で農学部を出ても農業に就くことはできなかったのです」とも言います。

 ここで働き始めて3年目という佐藤容代さん(26歳)は、「大阪出身ですが、この青い空のもとで、自然の中で働けることが何よりうれしい。私が担当している牛は『カタパン』っていう名前なんです。顔の半分がパンダに似てるから」と、にこやかな笑顔で取材に応じてくれました。

 農場では遠方からきた家族が牛乳とソフトクリームに舌鼓。おいしいひと時をすごしていました。