「前」 蕨市議会議員 おおしま公一活動報告

2015年5月31日。まさかの落選を果たした?「前」蕨市議会議員おおしま公一の修行の日々をお伝えしていきます。

第585回紀伊国屋寄席

2013-09-30 18:30:00 | Weblog
標題落語会に足を運んでまいりました。

トリの柳家権太楼師匠目当て。「大工調べ」を掛けておられました。強欲な大家に、店賃の形に道具箱を差し押さえられた子分の職人のために奮闘する大工の棟梁を描写するところは絶品でした。この争いを持ち込まれた奉行が大家に、「ところで質株は持っているのか?」とまさかの突込み。法に基づいて裁きを下す、気の利いた法治主義って感じでしたね。

古今亭菊之丞師匠は「景清」を。視力を失った彫物職人が、回復に一縷の望みをかけて観音様に100日間通い続けるが・・・。

林家木久扇師匠は、笑点のイメージが強いですが、この場は「湯屋番」という古典をきっちりと噺ておられました。それでも噺の半分は枕でしたが。

このメンバーで3,000円はお得です!




第6回 蕨市の行政運営に係る長期計画審議会

2013-09-30 14:30:00 | Weblog
平成26年度より実施予定の第5次蕨市総合振興計画のうち、蕨市将来構想(「コンパクトシティ蕨」将来ビジョン)部分を審議するために、本年4月より、標題審議会が月1回のペースで会合を開いております。

市議会からも私を含む5名の議員が委員として選出されております。

今日の会合では、蕨市将来構想(素案)に対するパブリック・コメント及び次回会合後に市長に提出する答申(案)につき、事務局(蕨市政策企画室)より説明を受けました。

私からは、パブコメに対して示された蕨市の考え方の内容について、答申(案)に添付される審議会からの意見(案)につき質問をさせていただきました。

審議会は次回会合が最終回となり、市長に答申が提出されます。

また、本日の会合で、将来構想で示された方針を具現化する分野別計画等についても、審議会メンバーに説明を聞く機会を設けてほしいとの意見が出されましたので、その点の蕨市の対応についても注視していきたいと思います。

平成25年第4回蕨市議会定例会 閉会

2013-09-30 10:00:00 | Weblog
8月30日より開会しておりました、市議会9月定例会は、本日が最終日でした。

本会議が開かれ、市長提出議案に対する討論・採決等が議題となりました。

冒頭に、各常任委員会(環境福祉経済、総務、決算)委員長より委員会での付託事項に対する審議につき報告がなされました。決算委員長からの報告は50分程度にも及びました。3日間の審議内容を、この時間に収めるだけでも大変だったと思われますが・・・。

その後、委員長報告に対する質疑、提出議案に対する討論・採決へと議事は進んでいきました。提出議案に対しては、議案第52号「職員の給与の臨時特例に関する条例」につき無所属より反対討論がなされ、採決の結果、賛成多数を持って原案のとおり可決されました。

その他、議案第51号「市長等の給与の臨時特例に関する条例」をはじめとする各条例案、議案第55号「平成25年度蕨市一般会計補正予算(第2号)」をはじめとする各補正予算案そして認定第1号「平成24年度蕨市一般会計歳入歳出決算認定」をはじめとする各決算認定案は、全て全会一致を持って原案のとおり可決・認定されました。

提出議案に対する討論・採決の後、暫時休憩となり、議会運営委員会が開かれました。この席において、議員派遣の決定(全国都市問題会議への議員派遣)について、閉会中継続審査事項(各常任委員会の視察)について、埼玉県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙、議員提出議案第2号「蕨市議会議員の議員報酬の臨時特例に関する条例」について、以上4件を日程に追加し、委員会付託を省略して即決することと決しました。この決定は、再開後の本会議においても承認されました。

提出議案第2号「蕨市議会議員の議員報酬の臨時特例に関する条例」は、議案第52号「職員の給与の臨時特例に関する条例」の成立を受けて、共産・無所属より提出をされた議案であります。政府の地方公務員給与減額とセットとなった地方交付税減額という方針を受けて、平成26年度3月末まで職員の給与が減額となり、議員も倣うべきというのが提案理由でありました。この議案については、無所属より賛成討論がなされたのち、採決の結果、賛成少数を持って否決されました。

民主党蕨市議団は、この議員提出議案第2号については反対させていただきました。そもそもこの議案もしくは職員給与削減の条例についても、政府が地方公務員給与の減額を自治体に求めてくるという流れがあり提案されたものであります。こうした政府の姿勢は地域主権・地方分権の流れに逆行し、自治体の財政自主権を脅かす不当なものであると考えます。(この点は、提出者及び賛成者も同じ認識をお持ちでした。)

また、蕨市議会では、これまで議員定数の削減、賞与の断続的削減及び政務調査費(現、政務活動費)の1円からの領収書添付による報告等、議会費及び報酬削減そして経費の透明化等に努力してきた経緯があります。現在行われている議会改革推進特別委員会では、費用弁償の在り方についても議論が進められている現状にあります。

更には、自治体議員においては議員年金が廃止されている一方で、公務員においては共済年金が設けられている等、身分保障等についても差異がある中で、一律に取り扱うことはできないとも考えます。

以上の理由により、議案提出の趣旨には一定の理解をしつつも、採決では反対をしました。

議員の処遇を巡る議論についは、私の様な一般市町村議員の処遇が、国会議員等と同じイメージで捉えられていると感じます。私は前任期中に、知人から「公用車も公設秘書も付くんでしょ?文書交通費もたくさん貰えるんでしょ?」と本気で聞かれ当惑した事を覚えています。国会議員秘書経験者としては、この論にも誤解が多いと感ずるところですが、それ以上に自治体議員の処遇と役割につき知られていないことが多いとも思いました。ちなみにこの知人に、私の報酬明細書をみせたところ、大変驚かれました。

本会議散会後、傍聴席からは、「職員は(給与を)下げて、議員は下げないのか?」という声も漏れ伝わってまいりました。私はこのご意見に、報酬に見合った仕事をすることで応えていきたいと改めて思った次第であります。

なお、議員派遣の決定、閉会中継続審査事項については原案のとおり承認、県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙については選挙が実施され、結果が広域連合事務局に報告されることとなりました。

以上を持ちまして、定例会は30日以上に及ぶ会期を閉じました。