日弁連主催の標題セミナーに出席してきました。
セミナーは現日弁連会長である宇都宮健児氏のあいさつから始まり、元多重債務者からの証言、金融庁担当者からの報告、日弁連担当者からの報告と進んでいきました。
改正業法完全施行後1年間が経過し、「サラ金を厳しく規制した結果、ヤミ金が跋扈したのではないか?」という説もありますが、実際のデータからはそうした事実はなく、むしろヤミ金被害の相談件数や複数件の債務(多重債務)を抱える人数も減少傾向にあるというお話でした。
パネルディスカッションでは、東日本大震災への「支援策」の一環として、貸金業法等関連法が一部規制緩和され、被災地限定で借入時の要件が一部緩和されており、多重債務を誘発しやすい状態になりつつあるとの懸念も示されたました。併せて「社会福祉協議会等で有している緊急小口貸付の制度を利用しつつ、将来的にはセーフティーネット貸付等給付型の制度を充実させて、サラ金・ヤミ金に走らなくても済む環境づくりが必要」との提案もなされてました。
生活保護や非正規雇用の問題もそうですが、社会保障システムの制度設計をどうしていくかが問われているように思います。
セミナーは現日弁連会長である宇都宮健児氏のあいさつから始まり、元多重債務者からの証言、金融庁担当者からの報告、日弁連担当者からの報告と進んでいきました。
改正業法完全施行後1年間が経過し、「サラ金を厳しく規制した結果、ヤミ金が跋扈したのではないか?」という説もありますが、実際のデータからはそうした事実はなく、むしろヤミ金被害の相談件数や複数件の債務(多重債務)を抱える人数も減少傾向にあるというお話でした。
パネルディスカッションでは、東日本大震災への「支援策」の一環として、貸金業法等関連法が一部規制緩和され、被災地限定で借入時の要件が一部緩和されており、多重債務を誘発しやすい状態になりつつあるとの懸念も示されたました。併せて「社会福祉協議会等で有している緊急小口貸付の制度を利用しつつ、将来的にはセーフティーネット貸付等給付型の制度を充実させて、サラ金・ヤミ金に走らなくても済む環境づくりが必要」との提案もなされてました。
生活保護や非正規雇用の問題もそうですが、社会保障システムの制度設計をどうしていくかが問われているように思います。