某ファンサイト管理人の音楽随想記

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「ひとり旅」(2回目)-佐良 直美

2007年12月01日 | ♪国内 -女性


「ひとり旅」-佐良直美(さがら なおみ)
作詞:吉田旺 作曲:浜圭介 編曲:萩田光雄
(1976年)
~2回目~
写真は先月リリースされたばかりの
「GOLDEN☆BEST~忘れ得ぬ名唱」

 

佐良直美さん・・・
メディアがよってたかってその輝く才能を奪った
悲劇の歌手だと思う・・・

 

今年(2007年)1月14日に記事書きました「ひとり旅」を含む佐良直美さんのベスト盤がやっとリリースされました!これで、”何故かベスト盤が発売されない往年の大歌手”という、私が思うレコード業界の七不思議?の一つがやっと解決しました!!※ちなみに不思議は他に6つ以上ありますが。。。(笑)。

思えば彼女は、あのスキャンダルで芸能生命を断たれてしまいました。言葉を換えれば、それを大々的に取り上げた下世話な芸能マスコミによって引退に追い込まれてしまったも同然・・・そんな見方もできます。悲劇の方だと私は思っております。また、それより何より彼女の一番の悲劇は、”好きな人(同性)に送った愛の告白をその当人によって世間にばらされてしまった”事でしょう。当人のショックは想像に余りあると私は思います。きっと佐良さんは相当に心が傷ついたに違いありません・・・。結局あれ以来佐良さんは芸能の世界で表に出ることは一切なくなってしまいました。今ではシンガー・芸能人としての活動は一切停止されているようです。でも事業家として立派にご活躍されているようでそれは嬉しい限りですね。。

このベスト盤を聴くとわかりますが、彼女にはシンガーとしての独自の個性を持った希有な才能を感じます。それは、独特の説得力を持った歌い方というのでしょうか、情感の乗せ方がべたべたせずに、さらりと、でも心に素直に響く感じです。このまま埋もれてしまうには本当に残念な”才能”だと心から思います。

さて現代はあのIKKOさんなどオネエ系の方が普通にマスコミに登場し、更には女子高生の憧れの人になっていたりする時代です。佐良さんのスキャンダルの時代とは隔世の感がありますね。そんな時代において、佐良さんの才能をこのまま埋もれさせるのではなく、歌手としてまたご活躍願いたいと思っているのは私だけではないと思います。 

それにしても、今や男同士のゲイはあまり珍しくない時代ですが(^^;、女性同士の事は皆沈黙を守っているのでしょうね・・・日常も、メディア的にも殆ど見かける事はありませんね。でもこれだけ男同士がいるのだからきっと女性同士もかなりの数がいるに違いないと思いますが、それは未だタブーになっているのかもしれません。きっとそんな女性達は息を潜めながら暮らしているのかも・・・?でもそれなら、そのタブーを破る意味でも、今の時代に佐良さんが表舞台に登場する意味合いは大きいのではないでしょうか?(もっとも私の家族や妻からもしそんな告白をされたら私も動揺してしまう思いますが・・・(^^;。)

もっともそんな社会的な役割を佐良さんに期待し、負わせるのは酷かもしれません。。。。ただ私は少なくとも一シンガーとしての再登場を期待しております。それに、そもそもそんなプライベートな話題以前に、歌手としての佐良さんの歌声を待っている往年のファンも相当いるのは間違いないと思います。

下世話な芸能マスコミの注目を乗り越えて、地道にその歌声を待っている無口なファンに向けて、もう一度素敵な生の歌声を届けて欲しい・・・それが私の願いです。

GOLDEN☆BEST~忘れ得ぬ名唱・佐良直美~

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして (エマ)
2010-09-26 00:46:57
佐良直美さん復帰だそうですね、よかったですね!
返信する
エマさん、はじめまして (管理人)
2010-09-26 21:11:57
コメントありがとうございます。
私もそのニュースを見ました。
きっといろんな事を言う人も当然ながらいると思うけど、今の時代そんな事にめげずに頑張って頂きたいものですね。少なくとも私は応援しております。
返信する

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