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某ファンサイト管理人の音楽随想記

ジャンル縦横無尽の音楽コンシェルジュ。知っておきたい名曲・アーティスト満載。全音楽ファンに捧げるちょい濃い目のBlog!

「35年目のリクエスト」-亀渕昭信

2006年11月14日 | 【徒然随想】


35年目のリクエスト」-亀渕昭信
書籍/白泉社/06.11.15発刊  1365円

”やぼったいほどの真摯である。
こういうカメ氏を
「かっこいい男」だと私は思う。”
-中島みゆきさん
※私は真摯であり紳士でもあると思う(笑)

これは本です。新刊です。

今年4月に放送された特番「亀渕昭信のオールナイトニッポン/35年目のリクエスト 青春のかけら届けます」が本になりました。
1969年から約4年、「オールナイトニッポン」のDJとして、当時の若者たちから圧倒的な支持を受けていた「カメ」さんこと亀渕昭信さん(元ニッポン放送社長でもあります)が33年ぶりにパーソナリティを務めたこの特別番組は、偶然発見した35年前のオールナイトニッポン・リスナーからの手紙を元に、そのリスナーたちを訪ね、彼らに「青春のかけら」を届け、今を生きる彼らの姿を描いた番組でした。約200通の手紙から元リスナーに連絡を取り、紆余曲折を経て、3人の元リスナーを訪ねることが出来たそうです。とても感慨深い番組でした!

この番組を聞き逃した方はもちろん、お聴きになられたかたも是非読んでみてください!私は今日本屋さんで見つけ、ソッコーで購入、感動しながら読みました(^^)

そうそう発売記念の
サイン会もあります!

カメ&アンコー・トークショー
「一夜限りのオールナイトニッポン」
11/26(日) 丸善・丸の内本店 14:00~
 
亀渕昭信(カメ)さん 斉藤安弘(アンコー)さん

行くべし!
ただし限定100名だよ!
急げ!
※詳しくは上の大きな画像をクリック

ps.未だにカメさんをアナウンサーと誤解している方が多いですが、カメさんは元々編成の人だったです。アナウンサーではありません。で一方のアンコーさんは生粋のアナウンサーです。お間違えなく(^^)

35年目のリクエスト?亀渕昭信のオールナイトニッポン
亀渕 昭信
白泉社

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ひとりごと

2006年11月08日 | 【徒然随想】

 

今日はお前の大事な日
人生のターニング・ポイントの日だ

今までよく頑張ってきたなぁ・・・

思えばいろんな出来事があった
よくここまで来られたとしみじみ思う

人知れず泣いた夜があったね
でも、楽しくて時間を忘れた夜の方が多いよね

今はもう逢えない大事な人達もいる
でもみんなどこかで見守ってくれているよ・・・

そうそう、人に言えない秘密だってあるんだ
もっともそれは別に悪いことをした話じゃないけどね

人知れず良いこともしてるよね
でも誰にも言わないのがお前のやり方

長い時の流れの中で
「自分自身を信じきる」
という一番大事な事を覚えたね

だからお前はもう何があっても大丈夫

そして、もう一人の信じる人と歩んで行くんだ
これからも・・・ずっと・・・

2006.11.8


AMラジオを聴け!

2006年10月29日 | 【徒然随想】
ここのところ趣味以外のプライベートで忙しくてちょっとblogの時間が取れない~(^^;(地区の某役員になっているんです~)。Blogに書きたいことは少なく見積もってもあと10年分はあるんだけどなぁ~(ホントだよ('笑)
 
  
 最近TVを見る時間がどんどん少なくなってきた・・・

理由は割と明快。最近のTV(民放キー局・NHKは除く)はとうとう「視聴率という魔物に人の心を売り渡してしまった人達」がこのTV電波メディア握ってしまったと感じるから。ドラマは視聴者不在の事務所ごり押しのキャスティングばかり(「Drコトー」は除く)、ニュースはセンセーショナル度優先で結果的に視聴者不安を煽り続け、バラエティは”笑えればなんでもOK”と瞬時に消えて行く”刹那の笑い”の洪水・・・。その笑顔はすぐに曇る。音楽に至っては大半が”トーク”って何だっけ?と言いたくなる立ち話みたないな話ばかり。それも、アーティストサイドも本音では出たくないけど、でも「プロモーションのために仕方なく出てるんです。とほほ・・・」感オーラが画面から滲んできますね・・・。だからまともな感覚を持ったアーティストは出演することさえ躊躇しまうほどだと思います。だってそんな番組に媚びると品格を疑われるし・・・(^^;。それに一部で裏で金が蠢いている事は容易に想像できますよね。例のTV朝日の件は氷山の一角だし、そもそもTV局とプロダクションの関係自体が構造的にクリーンなものじゃないしね。


TV制作の仕事って
つくづく、人としての心を蝕んでいく
魔性を
持っているのだろうと想像します。
(別に同情はしないけど(^^;)
 


ところでラジオです(^^)

ラジオっていいなぁ~って思います。久しぶりにTVのスイッチを切って、代わりにラジオをつけた途端感動しました(^^)。なんだかとってもあったかいんです~(^^)。ちょっと”ゆるい”感じも良いですよね。TVみたいな秒単位で視聴者の心理を窺っているような、ちょっと不快な緊張感も感じません。上の写真は(確か)推定聴取者200万人とも言われる静かな、大人気番組NHK「ラジオ深夜便」の月刊誌です。もっとも毎晩11時台から明け方5時までの番組ですので、ご存じない方も多いかもしれません・・・。私はたまたま真夜中に目が覚めた時に聴いて、その落ち着いた内容に感銘し(あまり夜目が覚める事がないのですが(笑))機会があれば聴いたりします。

そうそう、今月号の雑誌にはあのさだまさしさんの新アルバム「美しき日本の面影」の中の大名曲「向日葵(ひまわり)の影」(平成の「精霊流し」と言われています)の楽譜(コード譜付)・歌詞が見開きで掲載されています。これはこの曲が「深夜便の歌」として11月流れるからです(スケジュールは雑誌ご参照)。もっともこの話を聞いたとき、”えっこの曲、超名曲だけど夜中に流すの~?連れ合いに先立たれた人とかがこれを真夜中に聴いたら世を儚はかなんで・・・なんて事にならないの~?”とちょっと驚きました(^^;。私、この曲を聴いて大泣きしましたからネ(以前のj記事ご参照)

 この番組、関連書籍やCD(音楽ももちろんですが、法話とか生き方とか・・・etc)、手帳他関連グッズが沢山出ています。結構すごいです。これはいわゆるベストテンみたいなヒットチャートに全然出てこないけど静かに浸透している驚くほどのロングセラーみたいな、つまり瞬(旬)時の勢いだけしか表現できないチャートメディアからは知り得ない事実の存在、それと同じ現象なのかもしれません・・・(^^;

ちなみに同じ時間帯にアンコー(斉藤安弘)さんの「オールナイト・ニッポン」もやってます。ここの選曲も涙もので凄いです。ちなみに、クラシックとかさださんのあの超長い曲でさえも完奏させるとか、音楽の立場に立った形で放送されています。これも必聴!<どっちやねん(笑)

 

関東圏では、土曜の朝はやはりこれでしょう!ふつうのヒット曲から、克也さん独走のちょっとヒネた迷曲とか、選曲の裏にパンクの精神みたいなものを感じたりします(笑)。


イルカさんの「ミュージック・ハーモニー」

同じく関東圏では、日曜の朝は絶対これでしょう!イルカさんの暖かい声、あのオールナイト・ニッポン時代と全然変わっていません!私はオールナイトの第一回から聴いたリスナーですので、そのお変わりのなさには本当に驚いています。だってお孫さんがいるんですよっ(^^;。イルカさんのますますの優しさはまるで菩薩のよう(笑)。何をお話されてもまるで法話を聴いているかのような心の安らぎはこの方ならではでしょう(^^)。おっとフォーク中心の音楽番組ですがっ(笑)。

 

TVって一度消すと驚くほど見なくても平気。更には毎日悲惨なニュース(そもそも民放TVって人を非難できるほど立派な存在なの?)を見なくなると心のとげとげも消えていくようです。民放TVのニュースには既にジャーナリズム精神は存在しません。あるのは、海外のタブロイド紙感覚の下世話話な好奇心ばかりです。今は必要なニュースは他のメディアから十分得ることが可能です。選択が可能です。おっとそれはともかく(^^;、みなさんも徐々にラジオメディアに復帰されては如何でしょうか・・・?

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新星堂でCDを買う

2006年10月18日 | 【徒然随想】

私は新星堂でCDを買う

私は極力CDやDVDは新星堂で買うことにしています。もちろん新星堂で通常扱っていない輸入盤とか特殊盤とかは、Amazon他別のShopを利用する事もあります。でも国内盤は極力新星堂で購入するように心がけてています。

それにはちょっとしたく個人的な想いがあります・・・

私は今でこそ音楽ジャンルなんでもありの雑食状態ですが、でも若い頃はごご多分に漏れずいわゆる"洋楽"や国内制作のポピュラー・ミュージックに片寄って聴いていました。それこそ、オリコン・チャートを気にしたりのごく普通の音楽生活でした(でも売れている音楽が嫌いな、ちょっとマニアックなヤツだったけど(笑))。

そんなある日、新星堂で出していた無料の小冊子、確か昔のB5サイズの「Music Town」だったと思いますが、これを手にしました(今のバージョンではないです。今はサイズも内容も変わっています)。これが大変面白くて、以来毎月貰ってきました。この冊子によって、それまで知らなかったクラシックの事とか、マイナーなジャンルでも地道に音楽を極めている方々や、ある時は音楽業界の裏話など、本当にいろんな事を教えて頂きました。今でも大事な号は保存しているほどです(^^)

今でこそ、(レコード会社の広告費で成り立っている)無料情報誌は沢山ありますよね。でもそれらの殆どは宣伝主体で同じよう内容のものばかりです。更には、市販されている若者向け音楽雑誌は、事実上殆どが大手レコード会社の宣伝誌ですよね。その証拠に、あるレコード会社が売り出したいアーティストの記事が同じ月に一斉に表紙や記事を飾ったりして、私的には「なんだかなぁ~・・・」と表紙だけでげんなりしてます(笑)。まぁそれでなければ雑誌自体が成立しないんでしょうけどねぇ。

おっと話が逸れてしまいましたが、当時のこの小冊子は無料といいつつ、厚みもさることながら、多分経営者の思い入れだと思いますがビジネス・ベースではないいろんな音楽の話題が沢山載っていました。これが本当に勉強になりました。いわゆる商業ベースの雑誌なんかではまず見聞きする事が少ない話題が必ずありました。時にはレーベル・レコード会社の経営とか、いろんな裏エピソードもあったりして(?)、私が今いろんな角度から音楽業界を見るヒントにもなっています(^^)。また、良質の音楽を広げたいという、ビジネスとは別の、音楽に対する深い愛を感じました。

最近ネット配信やら、ネット通販、更にはコピーの日常化などにより音楽のパッケージ販売は苦境に立っているようです。確か新星堂さんは最近、あのツタヤの経営傘下に入ってしまいましたよね・・・経営状態も株価などを見てもここのところ芳しくないようです。IR情報を見るのはちょっとつらいです・・・私はツタヤ自体利用する事はありませんし、そもそもなぜツタヤがわざわざ新星堂を抱えたいのか、あまり素直な観測は出来ません(あくまで個人の推測ですが)。これが良いことなのかそれとも、良質の音楽の裾野を広げてきたこの会社の方向性が変わってしまうのか私はとても心配しています・・・

私が、いろんなルートで割引で買える環境の中(本当は会社の福利厚生で20%引きで購入が可能なんです)、新星堂で、定価でCDを購入するのはせめてもの恩返しのつもりなんです・・・(^^;。もちろん一サラリーマンの私に何が出来るわけもありません。これを口にするのも恥ずかしい位です(^^;。でも、これはあくまで自分自身の気持ちの問題なのでお許しを・・・(^^;。

劇的と言えるほど社会環境が変化する中、新星堂さんにはこれからも創業精神だけは失わす、これからも是非頑張って欲しいと切に願っております!



Cheer up! SHINSEIDO!

 

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今ヒットチャートについて考えてみる

2006年10月12日 | 【徒然随想】

<最初に・・・>

これは某チャート誌に代表されるチャートに関わる業態そのものを問題視するわけではなく、単にチャートの意義を再確認してみたい意図の記事です。以上、関係の方々の誤解なきよう・・・(^^;。・・て、業界人でもない私がなんでわざわざお断りする必要があるねん・・・(笑)。

今の時代において、ヒットチャート(セールス・ランキング)にはどんな意味があるのかなぁ~?改めてそう考えた事ってありませんか・・?私はヒットチャートの持つ意味合いが加速度的に変質していて、もう"音楽マーケットの指標"としての役割はあまり果たしていないような気がしてなりませぬ。数字は、結局、文字通り物量の記録でしかないような気がいたします。

そう感じる理由は、"今ってこんなのが売れているの・・・?"という「質」に対する疑問、"本当にこれってそんなに売れているの・・・?"という「シェア」に対する疑問。言い換えれば、ある作品やアーティストが位置づけられたランキングとその音楽マーケット全体の中の存在感との乖離感・ギャップ感みたいな、何かそんなもやもやした感覚のせいかな~(^^;。もちろん集計の精度に疑問があるわけでけでは全くありません。

ヒット・チャートそのものは確かに事実の積み重ねであることは間違いないだろうけど、でも今の時代、それを業界人以外の人が見て何か意味があるの~・・・?と思ったりします。(もっとも、今でも、元々業界人向けですけど・・・(^^;)

チャートはもう時代/世相を代弁していない気がする・・・

 物心ついた頃からずっと音楽を聴いてきた私には、昔は、つまりヒット・チャートの黎明期(=先代小池社長の「オリコン」他、各情報紙の誕生期)以降~1990年前後辺りまでは、「売れている」事と「音楽の質」は、まぁ大きく言えば、大体連動していたように思っています。だからヒット・チャートから何が売れているかを知ることによって、みんながCD/レコード購入の参考にできました。それまでのヒット・チャートは、素直に、みんなの関心事だったなぁ。

ところが経済のバブル期~90年代に突入した頃かな~、音楽が自作系・バンド系と大手事務所アイドル系がメインになってきた辺りから、音楽のセールスボリュームと中身がちぐはぐになくなってきたように感じます。その証拠に90年代半ば以降のチャート物を今振り返ってみると、70年代~80年代に比べて時代を象徴するような、後世に残るものはあまりないように思います。

つまり「セールスの記録」に反して、
「大衆の記憶」に残るようなものが殆どないと感じるのです。

この時期辺りからズレが大きくなった気がします。

※もちろん当時CDを購入した当事者の記憶には鮮明だとは思いますが、
少なくとも時代考察的には、大半がそのセールスに見合う程の歴史的価値は無いと思います。

これにはいろんな理由があると思います。①昔のマーケットの主体は「大人層」だったからある程度の質が伴っていた。②ネットの情報どころかレンタルもなかった時代は、それこそ何日ものレコードを買うか考え抜いた末に買っていた。制作側も買う側も真剣勝負だった。そんなせめぎ合いが結果としてヒット・チャートに反映されていたのだろうと思います。

でも技術の進歩により誰でも音楽制作が可能になり、またそれまで音楽のプロしか参加出来なかった業界に、PCのオペレーションが出来る程度のアマの人がどんどん流入してきました。そのため音楽の質は見事に落ち、学芸会みたいな音楽が量産されはじめました。更には、それを支える層として、マーケットの主体が低年齢層にシフトした事も重要な要素です。

その結果、パッケージ音楽自体が、どんどんアイドルやアーティストの「キャラクター・グッズ」のような位置づけに成り下がって来ています。多くのファンは、中身よりも「持つ」事に快感を覚えているような気もします。

最近顕著な、例えば現在のジャニーズに代表される同じ楽曲のパッケージ相違多種販売に代表されるような、メーカーサイドのあざとい?セールス戦略。「効率的に売る」事だけを目標にしています。つまりは、セールスの瞬間だけの勝負商品となっています。この集計は見事に「枚数の記録」でしかないでしょう。この結果のヒット・チャートが一般の人にとって何か意味があるとはとても思えません。少なくとも、"マーケティング的な要素"以上の価値が私には見いだせませんデス。

更には、音楽のセグメント化が加速して、音楽の選択肢が多岐にわたり分散傾向にあること、レンタルやダウンロードなど音楽の入手方法も多様化したこと。そうそう、ダウンロードでは年代や流行ににとらわれないタイムレスな楽曲が上位にランクされることもあるらしい・・・・(もっとも利用数がまだまだ少ないけど)。他人が何を聴いていようが別に関心がなくなってきたのかもしれません・・・

結局
今の時代、何がどれだけ売れようが、
あんまし世間の人は気にしていないんじゃないかな~?
その証拠に、チャートの話題なんて身の回りで一度も聴いたことがありませんしね(^^
(会社内で、だけど)

商業メディアがヒット・チャートを作成・発表する事は業界の要請事項/必要な事なのかもしれません・・・。ただ時代とのリンク感が伴わない、単なる物量の集計だけでは、チャートの存在意義そのものがどんどん問われるような、密かな危機感を覚えております・・・。 

イギリスでは過度なオマケ付きのものはチャート集計から除外されるらしいです。日本でも、それくらいの気概でなければ、チャートは大衆の関心は引き寄せられないと思います。それを「信頼感」とも言います(^^)

もっとも"スポンサーありき"の日本の商業メディア界では難しいだろうなぁ・・・

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「ブタのふところ」-小泉吉宏

2006年10月08日 | 【徒然随想】


ブタのふところ」-小泉吉宏
 <メディアファクトリー 社刊>



今日は音楽の話題ではありません・・・

一見ちょっと子供向けっぽい印象を受けるかも知れませんが、実はこれ大人にも、いや大人こそ読んで欲しい本(四コママンガ形式/イラスト)「なんです(^^)。

心の運転マニュアル本です。
若いうちに心の運転作法を会得したかしなかったかで、その後の人生は全く違う。

 その昔「心が風邪をひいた日」という太田裕美さんの名アルバム(*)がありましたが、誰だって生きていればストレスやらいろんな環境のせいでちょっと精神的に不安定になってしまう時期<心が風邪を引く時期>ってありますよね。いやあってこそ当たり前、それが「生きる」ということ、人生の一部なのかもしれません・・・。その時期をもがき、迷いを通過してこそ人は成長できるのかもしれません。このお気軽モードの私でさえ、一度ならずそんな時期をくぐって参りました(^^;。成長できたかどうかば別だけど(笑)。ただこの心の風邪は本物の風邪同様にこじらせないようにしたいものです。
※全作詞:松本隆 曲:筒美京平/荒井由実/萩田光雄他、編曲:萩田光雄/林哲司。1975年作品。

      

でそんな人生の袋小路に迷い込んだ時、何か解決の方策を探して本屋さんなんかで"人生訓”だとか"生き方本"とか"自己啓発"とかあげくは"哲学"の本なんかを手にしたりします・・・。ここで一歩間違うと、変な本の巻末にある電話番号に電話しちゃたりしてカルト系のセミナーに誘われたり(私の友人にもいました・・・(^^)、または突然インドやネパールなんかへ行っちゃったり(女性に多い)、あるいはなぜか部屋中お香まみれになったりする人もいたりします(^^;。そして更に人生がこじれたりする事だってあります・・・(笑えん(^^;)

この本(マンガ)はわざわざそんないろんな事をしなくとも、今まで自分を生きづらくしていた心のクセなんかを気付かせてくれる本なんです。自分が、無意識に、世間との軋轢を起こして、結果ストレスを抱える原因となる"心のクセ"とか考え方のクセなんかととても自然に気付かせてくれる本/マンガ/イラス本なんですヨ(^^)

つまり
見た目のPOPさからは想像つかないほど奥が深い、ある種の哲学本です。
このシリーズは既に180万冊を超えているとかでご存じの方も多いと思います

     

私も実は、この本を手にして、いろんな悩みや迷いは、実は外部(他人とか)から来ているのではなく、物や人に対する見方の特有のクセから来ている事に気付かされました・・・。不安は人間誰でも沢山抱えていますが、それを素直に受け入れることによって(不安の元に変化はなくとも)自分の中の不安の大きさはとても小さくなっていく事にも気付きます

この作者の思想の大元は多分仏教系だと思うのですがでもとてもわかりやすいです。例えば「生・老・病・死」は生きている以上最初に受け入れいれるべき自然な事だと、人生の大原則を大変わかりやすくブタさんが教えてくれます(^^)

難しい哲学本を読んで更に気が滅入ってしまった方、
是非一度この本を手にして見てくださ~い。

読んだ後、気付かなかった自分の心のクセに気付き"目からウロコ"かもしれませんよ!

心が救われるかもしれません。。。

 このブタさんを侮るなかれ!(笑)

 

ブタのふところ
小泉 吉宏
メディアファクトリー

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ブッタとシッタカブッタ〈1〉こたえはボクにある
小泉 吉宏
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ブッタとシッタカブッタ〈2〉そのまんまでいいよ
小泉 吉宏
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ブッタとシッタカブッタ〈3〉なぁんでもないよ
小泉 吉宏
メディアファクトリー

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一秒の言葉
小泉吉宏
メディアファクトリー

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「夜のピクニック」

2006年09月09日 | 【徒然随想】

「夜のピクニック」

9月30日公開の映画です。

公式サイト
「夜のピクニック」
『夜のピクニック』特集

原作:恩田陸さん
第2回本屋大賞の「夜のピクニック」

いろいろなところで話題になっています。
私も期待しています
(音楽は先回ご紹介しました)

それにしてもこんなに綺麗な瞳をした
主人公が揃った日本映画は
ものすご~く久しぶりの気がする・・・

そう思いません・・・?
(私だけか・・・???(^^;)

期・待・大

夜のピクニック ピクニックパック [DVD]
ハピネット・ピクチャーズ

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夜のピクニック [DVD]
ハピネット

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ピクニックの準備 [DVD]
ハピネット

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夜のピクニック (新潮文庫)
恩田 陸
新潮社

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夜のピクニック
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「生きよ、愛せよ、心を尽くして働け。」<山田俊夫>

2006年08月22日 | 【徒然随想】

私が大好きなBlogがあります。

クリック→ 先人の知恵に学ぼう!驚くほど役に立つ「名言集」 ←クリック

もっともいつもこちら一方的に訪れるだけなので、先方の方は私の事は知りませんが・・。でもここで教えて頂く言葉にはいつも感動させられ、折に触れて訪問させて頂いております。

以下ざっと最近の記事を引用させて頂くだきました。すてきな言葉が沢山出てきます(注:言葉だけ抜粋させて頂きましたが解説も素晴らしいです。)

ちなみにこの表題に使ったフレーズ「生きよ、愛せよ、心を尽くして働け。」これを読んだ時には突然、何かに撃たれように涙が滲んできました・・・言葉にはなんて素晴らしい力があるのでしょう!


 ”人生の時計は、一度しかネジを巻かない。

  その針がいつ止まるか、遅れるか、

   それとも、もっと早くか、誰も知らない。

    生きよ、愛せよ、心を尽くして働け。

 明日があると思ってはならない。

  何故なら、その時、人生の時計は、

   止まっているかもしれないから。”

                  <山田俊夫>


 ”「闇があるから光がある」

  そして闇から出てきた人こそ、

   本当に光のありがたさがわかるんだ。

 世の中は、幸福ばかりで満ちているものではない。

  不幸であるから幸福がある。

   そこを忘れないでくれ。”

                  <小林多喜二>


”人生は一冊の書物に似ている。

  馬鹿者たちはそれをペラペラとめくっていくが、

   賢い人間は念入りにそれを読む。

 なぜなら、彼はただ一度しかそれを

  読むことができないことを知っているから。”

                  <ジャン・パウル>

”ある人は十銭をもって一円の十分の一と解釈する。

  ある人は十銭をもって一銭の十倍と解釈する。

   同じ言葉が人によって高くも低くもなる。

    言葉を用いるは人の見識次第である。”

                   <夏目漱石>


いわゆる昔の賢人の言葉ばかりではなく、芸能人の言葉なんかもあって、そういう面からも素直に心に届く言葉がたくさんあります。

私はつらい時期、いつも言葉によって励まされてきたように思います。今絶望している人はきっと素敵な言葉に巡り会えていないだけなのかもしれません・・・。人は、自分の境遇にぴったりあてはまる言葉に巡り会ったとき、快復に向かうのだと固く信じております。

私は何か困難にぶち当たったときは、ネットでも本屋さんでも「言葉」を探してみます。そうしていつも乗り越えて来ました。もし今迷いの中にある人は、いろんな言葉に耳を(目を?)傾けてみては如何でしょうか・・・?

それにしてもどうしてこんなに沢山の素敵な言葉をご存じなのでしょうか?
本当に感心させられます・・


「元気なおばぁちゃんになります!」-南沙織-

2006年04月22日 | 【徒然随想】


「講演会のパンフレット表紙」

忙しくてなかなか記事をUpできないままもう一週間も経ってしまったぁ(^^:



先週の土曜日に、あの
南沙織さん
に逢ってきましたっ!

・・・と言っても上記の、あの名プロデューサー酒井政利さんの講演会の特別ゲストという形でしたが・・。

でも、(正確にはわかりませんが)南沙織さんが公式の場に立ったのは引退後初めてで、な、なんと27年振り!とおっしゃっておられましたので、この場に居合わせた300人弱の方々はとても幸運だったと思います。偶然このイベントを知った私もホントにラッキーだった(^^)。なんせ「今回は酒井さんにだまされた・・・(笑)」と言ってましたし、更には「もうこういう機会はありません」と最後に仰ってましたから。もっとも今年はCD・BOXが発売になるし、お子さまが芸能界デビューされたし、そんな事もあって酒井さんがこんな機会を(シンシアに内緒で?)仕掛けたのかもしれませんが・・・(?)

この日の南沙織さんは、このパンフレットやチケットの写真とは比べ物にならないくらい、それは、それはお美しかったです!白いワンピースがとても似合って、ホント明るい"妖精"のようでした。(自分も含めて)年齢の取り方は、会場のファンは完全にシンシアに負けてましたね~(笑)。3人のお子さんがおられるというのにそれはお見事な歳の重ね方でした!


チケット

ところで講演会は"日本の歌謡曲を作ってきた、歌謡曲の生ける歴史そのもの"と言っても過言ではない奇跡の才能酒井政利さんが南沙織さんの楽曲を流しながらいろんなお話をする形で進められました。もちろん、生歌はありませんでしたが、でもここには書けませんが、曲ごとにとても興味深い、いろんなお話を聞くことができました。


(曲目リスト)

最後に、南沙織さんは
「私は、元気なおばぁちゃんになりますっ!
みなさんも元気で!」
と締めくくられました(^^)

元気を下さった南沙織さん、本当にありがとうございました。
でも、
いつの日か、その元気なおばぁちゃんのお姿もどこかで見せてくださ~い(^^)
ネ!
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松田聖子さんの10万円CD・BOXに思う・・

2006年04月07日 | 【徒然随想】

今更言うまでもないが私は松田聖子さんの無類のファンである。

デビュー時からのファンだ。
殆どのCDを持っている。
コンサートにも何度も行った。

その
松田聖子さんのデビュー25周年記念の
CD・BOXが出る。

7月19日発売。

100、000円である

新星堂で予約受付中(←詳細はここ)
デビュー以来CBS/SONY、Sony Recordsから発売されたアルバムはLP・CD合わせて53タイトル。これらを、LP時代の22タイトルはジャケットをLPサイズのままリニューアルしたうえでリマスタリングしたCDを収録。CDで発売された31タイトルはCDジャケットをLPサイズにリサイズにしたうえでリマスタリングします。ニューアルバム『bless you』もCDとは異なるデザインのLPサイズジャケット仕様で収録、とのこと。
【完全生産限定盤】

私は思う。
この企画、誰のためのものだろうか・・・と。

私は、いやもちろんみなさんだって、内容に納得すれば10万円だって別に惜しくはないと思いますよね。それが大好きなアーティストなら、たとえ何かを犠牲にしても何とか都合をつけて買うと思います。

でもこのBOXは10万円の価値が私にはとても見いだせない。少なくとも、聖子Musicのファンとしては、以前のあの「SEIKO SUITE」の方が、よく練った企画で、ファンの気持ちを汲み取った、圧倒的に素晴らしい内容だと思う。(廃盤の今、高額で取引されていることから、それがうかがえます・・・)だが今回の企画にはヒネリというか、聖子Musicへの造詣の深さも愛情も感じないし、ファンへの配慮も感じない。まるでコレクター向けにフィギアを売るような感じ・・・。そう「音楽」というソフトをメインに据えているでのはなく、「音楽CD」という物(質)をきれいに揃えて並べただけの印象だだから「聖子ファン用の記念グッズ」としての意味は多少はあるかもしれないが、少なくとも私のような「聖子Musicファン」にとっては疑問だらけの企画だと思う。


今やファン垂涎の幻の名盤
「SEIKO SUITE」7枚組 16,000円 2000年

もちろん、今回レコード時代のオリジナル・アルバムがあの「CD選書」以来、初めてきちんとマスタリングされて再発されることはファンにとっては涙が出るほど嬉しい・・・。でもそれ以外のCD時代のアルバムをLPサイズジャケットにして、(まぁ一応リマスタリングするとしても)無理矢理BOXに収録する事に、いっしょくたにまとめて10万円の一部にする事にどれほどの意義があるのだろうか・・・?

納得できないまま10万円出さないと、愛おしいアルバム達に出会うこともままならないとは・・・。LP時代のアルバムのリマスタリングを10年以上待ち焦がれ続けたファンに対して、SonyMusicはよくこんな非情な仕打ちができるものだ。

BOXではなく、きちんと分売してファンに「選択肢」を与えるべきではないか?それが(利益の源泉である)ファンに対する音楽ソフト会社の姿勢であるべきではないのか?それとも音楽ソフトは「所詮一企業の私有物」としか考えていないと言うことか?(ついでに・・・消費者も企業も共に一緒に幸せになれない企業に明るい未来はあるのか?)

私が一番不愉快で納得出来ないのは「Bible」シリーズのような、ベスト盤が相当含まれている事。ざっと見ての1/4前後はベスト系ではないだろか?(ちと大げさか??(^^;)。いくらなんでも曲がかぶり過ぎ。いくらなんでも尋常ではない。一部のベスト盤には希少なトラックを含むものもあるが、これは別にレアトラック集を編集すれば済む。ファンにとってはそれで十分だと思う。だからこれはいくらなんでもファンをバカにしていると思う。

それにあの大名曲「Musical Life」(映画:アニメ「ペンギン物語」のサントラに収録)が漏れていたりして。他にもファンの視点からはいくつか「収録されるべき曲」が結構漏れている。このSONY MUSICの見識の低さ、、この素人レベルの企画力には悲しさで涙が出そうです・・。今これらをこういう節目に複刻しないで、いったいいつするつもりなんだろうか・・・?これ一つと取っても、本当に聖子さんにとってもファンに対しても「愛のない企画」だと率直に感じました。いやこれは「企画」ではなく単なる「作業」と呼ぶべきかもしれません・・・。だって人智を働かせた形跡がこのラインナップからは全く読みとれませんから・・・。このBOXに必要だったのは、結果から見ればエンジニアさんとデザイナーさんだけ、と言えるわけですから。

これってきっと先に、価格「10万円ありき」の安易な企画なんだと思う。もっと言えば、制作サイドには、聖子Musicファンへの真摯な眼差しは感じられない。そこにあるのは、話題造りと商魂だと思う。山口百恵さんのBOXで大きな収益を得た成功モデルを、聖子さんで、その「記録的な価格」という話題性で再現したいだけなのだと思う。目標は1万セットとのことなので10億円。それはともかく、きっとこれが今のSONY MUSICの制作サイドの、ファンの想いを汲み取って具現化できない企画力の低次元さであり、現実のSONY MUSICのレベルなんだ・・・。

更に、ちょっと穿った見方をすれば、サンミュージックと聖子さんサイドの折り合いがあまりうまくいってないのかもと感じた。聖子さんの大ヒット連発期は、正直デビュー以降のサンミュージック時代(独立前まで)である。だから原盤権などは当然サンミュージックが保有しており、聖子さんへの歌唱印税もサンミュージック経由での配分だと推測する。すると、往年の大ヒット時代だけを複刻しても、その歌唱印税の率があまり優遇されていない場合には、聖子さんには実質的なメリット(利益)は殆ど還元されない可能性がある。ご存じの通り聖子さんはサンミュージックを飛び出した格好であるので、この2者の緊張関係はあながち有り得ない話でもないと思う。そう考えると、これまでサンミュージック時代の作品複刻にあまり積極的に関わってきていないような印象の背景も、何となく推測できたりする・・・。もしかしたら聖子さんにとってサンミュージック時代の音源の複刻は、自作曲の著作印税以外はメリットが殆どないのかもしれない・・・?英語詞での再録盤がつくのもそんな裏事情のせいかもしれない・・・(完全推測)。もっとも私はサンミュージック/相沢氏を信用・信頼しているので、そんな関係は実際には想定していません(したくありません)が・・・

※補足:「歌唱印税」は契約の期限があったりするので、古い音源の場合は、いくら売れようが、最悪全然支払いがなされない事も(聖子さんのケースはわかりませんが)他の方では結構あるようです・・・。古い音源が割と安価でリイシューされるのもこれが一因だったりします(これも一般論です)。ちなみに山口百恵さんのケースは(ホリプロは上場会社ということもあってか?)それなりの支払いが百恵さんに継続されているらしいです・・・(某週刊誌より)。

なのでこのBOXに対して聖子さん側から、自身に一番メリット(利益)がある独立~セルフ・プロデュース~自作時代のアルバムもセットにして欲しいと条件を申し出た可能性もないとは言えない・・・(?)。(※もちろんこれらは完全に推測の域を出ませんが・・・)

ただ何れに
しても、過去のアルバムを、ベスト盤が多くて曲がどんなにかぶっていようが(曲によっては2桁行くかも?)ぜぇ~んぶいっしょくたにして「オリジナルの複刻ですから、リマスタリングしてますから、ハイ!じゅーまんえんですっ!」ってあまりに安易すぎない?

ファンをバカにしていないですかい?

他のファンの方々はどういう心境なんでしょうか・・・?徐々に怒りに似た感情がふつふつと湧いてきたので一気に書いてしまいましたが・・・(^^;

あぁ、創業~90年代初迄の
Sony Musicの気品や企画力は
どこへ行ったんだぁ・・

おれはマジで悲しい

PS.オリジナル・アルバムは通常盤でちゃんと分売すべきです。
それがファンを大事にする音楽ソフト会社のあるべき姿だと思います。
ファンの足許を見るような企画は、その会社の姿勢を問われます
(既に私はずっと問いっぱなし・・でもSonyMusicのこの現状・・・(^^;)

ちなみに、最近のこの会社は「使い捨て型」のヒット曲ばかり・・・
(90年半ば以降で、その20年後にBOX発売できる程の
パワーがあるアーティストって何人いるか胸張って言える?>SONYさん(^^;

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『いつだって青春~わが人生のホリプロ』-堀威夫-

2006年03月28日 | 【徒然随想】


『いつだって青春~わが人生のホリプロ』-堀威夫-
小学館文庫 2005年 630円

1992年東洋経済新報社刊行分に加筆・訂正したもの

昨日の森昌子さんの話題のついでに・・・
あの、堀威夫さん
の自伝本です

森昌子さんがあの伝説のTV番組「スター誕生」の出身であり、、また第一期生であることはあまりにも有名ですね。その森昌子さんを獲得したのがホリプロ。でその社長さんだったのがこの堀威夫(たけお)さんです。ちなみに02年6月からは「取締役ファウンダー」に就任されています。この本は、堀さんの人生、つまり必然的に日本の芸能史を語った自伝本(文庫本)です。

これが実に面白いんです(^^)。特に現在40代以上の方には、懐かしい名前が沢山出てくるし、またその裏事情も聞けて私は一気に読み終えてしまいました。特に舟木一夫さんのお話などは、日本の芸能界の近代化以前の様子もうかがえたりします・・・。こういうところから、日本の芸能界が成長してきたんだなぁ・・・とちょっと感慨にふけったりしました(笑)。またやはり山口百恵さんの事に関しては、大ファンである私はとても興味深く読みました。

「息子(※)の入学試験には親の面接があり、夫婦揃って試験官の前で質問をうけることになった。お定まりの質問をされ、終わり頃になって『お仕事は?』と聞かれ、『芸能プロです』と答えると、一瞬、面接官は表情を変えまいとした・・・。このときほど、『芸能プロという商売を何としても社会に認知させなければ』と、心に強く思ったことはない・・」。(裏表紙より)
※ちなみにこの息子さんは現在の社長である堀義貴氏の事です。

その後、ホリプロはご存じのように89年に株式を店頭公開し、02年9月に東証1部上場しています。今では一流大学生の就職先としても認知される芸能プロ(全部とは言いませんが・・・)の近代化の象徴でもあるホリプロの"生ける歴史"堀威夫さんのお話は、一度読んでみても決して損はないと思いますヨ。機会があれば一度是非どうぞ・・・(^^)。

※ただ、ホリプロには、「万引き自慢」したために事実上TVから閉め出されている某タレントも所属していたりします。やはり芸能界は、世間とはちょっと乖離した価値観で動いているんだとも思います(^^;

余談ですが、現代の芸能界における問題は、あの異様なメディア支配状態ジャニーズ事務所ですね。その狡猾なメディアへのアプローチ方法は、電波行政の見地からは、既に国家レベルの由々しき問題だと思います。

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『そのぬくもりに用がある』-言葉:山口隆(サンボマスター)/写真:平間至

2006年03月02日 | 【徒然随想】

音楽における"ビンテージ機器"の有用性さえ識らないような、
浅薄な知識しか持ちえない「官」が勝手に弄ぶ
1.リサイクル精神」に反し、2.社会的弱者(中小中小業者)の生活を追いつめ
3.自分たち(官)の責任逃れと、4.新たな天下り先確保に通ずる、
問題山積の拙法


and
電気用品安全法に対する署名のお願い  

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『そのぬくもりに用がある』
言葉/山口隆 サンボマスター 写真/平間至

(発行 角川学芸出版 発売 角川書店)
1850円 06-3-1発売

突然ですが、私は
言葉が大好き
です

こんな拙いBlog、それも殆ど校正しない、誤字を直さないままの文章を書き連ねている私が言っても説得力はないかもしれませんが(笑)。でもこれはホントです(^^)。

このBlogは音楽中心のブログですが、私がいろんな音楽を聴いているその理由の一つはやはり言葉です。今まで、沢山の、心打たれる言葉や不意をつかれるような表現をしてくれるアーティストに出会って、その都度、素直にノックアウトされて来ました(笑)。そう言えば、音楽界で長く活躍しているアーティストは、やはり言葉に力がある人ばかりだと思いますね~。もちろん豊かな音楽性も切り離せないほど大事ですが、言葉とメロディが完全に溶け合った時、その音楽に本当の意味での生命力が宿る瞬間だと思うのです。

ところで、ここでご紹介する山口隆さん。
言うまでもなくあのサンボマスターの山口さんです

彼は無類の読書家でもあるようなので、そういう資質が彼独自のあの言葉になって、表現されるのかもしれませんね・・・。彼独特の言い回し・・・結構クセがありますが・・・(^^;

この人の言葉には本当に力があると思います。でも決して人を傷つけたりしません・・・。とがった言葉の裏にさえ、優しさがいつも透けて見えます。そして俯瞰して見れば、彼の言葉は"癒し"なのかもしれません。それは、リスナーを挑発しながら、リスナーの心を引き上げ、次第に心のしこりを解放へと向けて行くような印象を覚えるから・・・。そうそう、私はここで彼らの「日本語ロック」云々のキャッチを安易に受け、彼をPopカリスマに担ぎ上げるつもりは全くありませんよ。ただ私は単純に、彼からの言葉の波動みたいなものを感じる自分確認してているだけです(^^;。


左:山口隆(@サンボマスター)さん/右:平間至さん

"この本は真集でもなく、詩集でもない。「そのぬくもりに用がある」は、一枚の写真にひとつの言葉が寄り添った、まったく新しい形の「写真詩集」である。家族や故郷の風景等、「私写真」とも言える平間作品の数々に、驚くほど絶妙の相性で山口の言葉が重なっている。愛とロックと、心の叫び。二人の魂が凝縮された、渾身のコラボレーション!" 
-青山ブックセンターのサイト-より引用させて頂きました。

ページをめくるとホントこの二人の感性はコラボという言葉がぴったりだと思います(^^)
同じ世界観を、イメージ/写真を通じて感じます。

人間だけが、言葉によって傷つき、命を絶つ人さえいます。
反対に
言葉によって、心のトラウマから解放されるのも、また人間だけ・・・

私は密かに、人の心の悩みは、自分に必要な言葉に巡り会え瞬間に確実に解決できるような気がしています。それは今までの自分がそうだったから・・・。だから、悩みを抱えて堂々巡りしている人がいたなら、ちょっと本屋さんへ行ってみて下さい。(^^)。そこでいろんな本をめくってみてください。

きっとどこかに

あなたに読まれたがって

ずっと待ちわびている

あなたのための言葉があると

私は信じます・・・

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